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『自己肯定感』という包丁



内に籠りがちな人を見て
『自己肯定感が低い』と言った人を
鼻で笑った人がいた。


この人は知っている。
"自己肯定感"というものが、
使い方を誤ると恐ろしい凶器になる
包丁みたいなものであることを。

この人は知っている。
本当は良くないことを"良い"と言ってしまう怖さを。
何より、その怖さを忘れてしまうことが
1番怖いんだということも。


人を傷つけても何とも思わない
結局自分は何も謝らない

自己肯定感の行く先に、
そういう境地だってあることを知っているのだ。



この内に籠りがちな人はまだ気づいていない。
でもいづれ気づく。
「何であの人、鼻で笑ったんだろう」
この人はそう考えるからだ。

今はまだ籠りながら考え中。
でもそれでいい。
ある意味で自己肯定中とも言える。



そして、気づく。


「あの人って、2人の人に対して笑ったんだ。
発言者だけに笑ったわけじゃないんだ。」


そう言ってこの人、
このことが可笑しくて可笑しくて
腹の底から笑うんです。

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