カンテサンス
写真のワインとかシャンパン全部飲んだ。
最近日が暮れるのが遅くなり始めていて、
なんだか春が近づき始めているのを感じてまだまだ寒いけど嬉しい。
コロナで全然季節を舌で感じるってことが出来ていなくて、
久しぶりの美味しい最高峰フレンチ。
サービスも、食事も、ワインの供される温度も全て素晴らしかった。
最後は、お誕生日ということで、岸田シェフより、
飴細工で出来た大輪の真っ白なバラをいただいた。
写真では見えないけど、お花の裏には葉っぱ2枚と茎があり、
その茎には鋭い棘がついている。
甘いお花は大歓迎。
ちなみにカンテサンスは写真撮影禁止だ。
思わず写真に撮りたいお料理ばかりだったけど、
ココロのシャッターを切りました。
前菜が5皿、メインが3皿、そしてデザートが4皿のトータル12皿。
メインは、ミノ、クエ、鹿だった。
このミノが椅子から落っこちるくらい美味しかった。
マジ人生BEST。
ミノに細かく包丁が入れられており、ハッサクとグリーンが乗っかっており、ほのかなブルーチーズの香りが。
クエには2008年のドンペリがペアリングとして出てきた。
あとはデザートの1つ目が蕗の薹のシャーベットだった。
その中にオリーブの種が1つ入っている。
口の中に入れたら、春が広がった。
あとは「いちごのショートケーキ」と言って、
「生クリームが乗っかったいちご」が出てきた。
大きなイチゴを半分に切って、
中にじゃりっと歯応えのあるお砂糖と薄いスポンジが乗っかって、
上からなんとも上品な生クリームがかかっている。
食べたら、9割がイチゴなんだけど、もうそれは「極上のショートケーキ」だった。
こういう感じ、ホント幸せ。
最後に岸田シェフに、
明日世界が終わるとしたら、今日は何を食べますか?と聞いたら、
「今まで食べたことのないもの」というお答えだった。
新しいものを常に探す目と姿勢みたいなもん、感じて、
うわっって思ったよ。