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映画、という旅の途中で

雨の映画

ゴールデンウィークの始まり、だと言うのに天気が悪い。と、言っても私の人生はあまり大型連休だからと嘆く事もなくて、たまたま本日は飲みに行く途中、という事でふと、
〈雨の印象的な映画とは?〉
なんて思ったもので、こうして移動しながら綴ってみようかと。

個人的に雨、と言えば世代的にチャールズ・ブロンソン主演、ルネ・クレマン監督の
「雨の訪問者」
が思い起こされる。と、言っても雨が印象的か、といえばそーでもないのだが(笑)。謎の男にレイプされそうになった人妻がその男を殺してしまい、それを隠すも謎の男ブロンソンが現れ、ネチネチと、
「殺したよね」
って人妻を脅すでもなく、かと言って何が目的かわからん事をする、という、ヘンなミステリー(笑)。そりゃ雨よりブロンソンの顔の方が濃すぎて中身はどーでもいい、って感じ。

なら、
「雨の中の女」
はどーだろう。フランシス・コッポラが「ゴッドファーザー」でブレイクする前に撮った渋い作品。家出した女が、頭の弱い一人の男と出会って人生の意味にぶつかる、って感じの映画。
これも思い出しても雨、の印象は薄い。
やはり邦題からは雨のイメージは不思議と伝わらないなあ(笑)

で、シーン、で思い出すと、やはり、
「マディソン郡の橋」
が強烈だった。クライマックス、夫と乗った車から、雨に濡れたつかの間の恋人(クリント・イーストウッド)を見た女(メリル・ストリープ)が全てを捨てて、飛び出そうとしながら、結局、今の生活を選ぶ、その切なさ。映画館で見た時、おばさま達のすすり泣く声があちこちから聞こえたものだ。私がすすり泣いたかは記憶にないが(笑)

でも、結局、雨のシーンで私が一番印象的だったのは、ナタキンことナスターシャ・キンスキーが兄のマルコム・マクダウェルを雨の中、殺そうとする、
「キャット・ピープル」
に尽きる。

と、いう事で目的地に着いたので、このくらいで(笑)。

で、着いたら雨、上がってやんの。

今回の映画。
「雨の訪問者」
「雨の中の女」
「マディソン郡の橋」
「キャット・ピープル」

追記 「ストリート・オブ・ファイヤー」のダイアン・レイン(雨)とマイケル・パレ(晴れ?)のラブシーンも濡れて花咲く映画の華、でしたね。

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