AI関連人材争奪戦

シリコンバレーのジョブマーケットは現在まだら模様を呈している。テック企業大手はコロナ特需の間、チキンレースさながら人材を大幅に増やしたもののコロナが一段落したあとは一点レイオフ実施で人材調整に動いた。

ただし、AI関連はそれぞれの企業の今後の生命線というのはどの企業のトップも認識済みで、AIのスキルを持った人材の争奪戦が水面下ですさまじいことになっている。

1ヶ月前、運転中地元のポップミュージックを流すFM局 (Alice 97.3)をきいていたら、曲の間にOpenAIによるAI人材募集のコマーシャルが突如流れた。「SFにあるAI事業のトップ企業OpenAIが人材募集!年棒30万ドル (約3千5百万円)から! 詳しくは xxxx (メルアドと電話番号)まで連絡を!」 

長年シリコンバレー に住んでいるが、FM局でテック企業の人材募集コマーシャルをきいたのは初めてである(これまでもあったものの私が聞き逃していただけかも知れないが)。いずれにしろ、こういうオールドメディアまでも使ってとなると、そうとう熾烈なAI人材争奪戦が繰り広げられているのが窺い知れる。

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