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ぽっかみ(漫画)1話

ボイス付いたときもそうだったけど、わかってしまった。そうね、そうだったわね……

かわいい。かわいいね。うん。そうね。

Google翻訳で翻訳後再翻訳すると意味が変わってしまうように、仮にこの漫画をゲーム(黒猫のウィズの体裁)に再投入したとき、元のぽっかみにはならないと思った。
どっちかといえばエステレラとか天上岬の空気感。一枚めくると血が出てくるぽっかみの空気とは違う。

シニカルでアイロニーで、とぼけてる。
そういう台詞外の空気感が無いか、かわいいに変質している。かわいいのは良いのだけど、味が違う。
ぽっかみは飯テロ~とかで一見キャッチーな題材に見えるが、たぶんその空気とか物語のからくり的に、なんでも見えてしまう漫画にするのは、とても難しいと思う。

やさしいんだよ、ぽっかみは。神様が必要な世界で、神様がいるから。うまれたから。
痛くて痛くて、痛いのに、でも未来がある。神様がいる。前に進もうと思える。
そんなことは誰も言わない。わたしの幻視かもしれない。
でも、そういう世界だから、最後のくだりに魔法がかかるのよ。

この漫画はね引っ掛かる部分とか、伏線部分を強調してるから、余計にもったいないと思う。展開を知っているからかもしれないけど、原文はもっとサラっとしてるのよ。
世迷い言のような、冗談のような台詞が伏線だから驚きがうまれるのに、あんな大ゴマでどーんとやったら初見でも解ってしまうと思うの。

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