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アンダーナイトテイル2

終わっ……た……?
不安になるのは最終盤の展開でなく、空をつかむような話だったように感じた。
映画館で見る、映画の宣伝のような。
展開それなりに押さえているし(その映画の)良いところもみせるけど決して本編ではないというアレ。

終始薄かった。さーーっと読み流した、してしまったというか。熱を入れられる箇所が無かった。

地の文がとても少ないから、セリフだけで進んで展開が掴みにくい。
でもおかげでおかしく感じる箇所は減ったと思う!
全体の文量減らして違和感減らすとかなかなか無い。
でも読みやすさはあった。良いか悪いかは別として。ストレスは以前より少なかった。虚無があった。

とりあえず、フックに歩み寄る気ゼロだったアーシュは「みんなの幸せ」の「みんな」が「善良と思われるみんな」なのではと突っ込みたくなるわね。

ガワが一応童話なのに殴ってから分かり合うっていう少年漫画スタイルを採用してるから違和感あるんだな。
役割による対立も構造としてはっきり見えてこなかった。

そういうのに説得力を与える伏線とか展開って、たぶん一見地味なんだと思う。でもだからといってそこのストーリーテリングをおざなりにしてしまうと、後の美味しい展開も映えてこないんだろうな。

でも本当、(いろんなものを捨てた結果だとしても)とりあえずアナテ1よりも余程「読むことはできた」ので、今度はおもしろくなるといいと思いますね。

えらそうなのは、だいたい常に天上にいるような気持ちで生きているからです。

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