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切り札:11「ストイック・チャレンジ」

全国的にとんでもない暑さになってきましたね。こんにちは。変態糞ファンデッカーのセブンです。

今日はそんな暑い日にもっと暑苦しくなるような熱いカードをご紹介したいと思います。それがこちら。



《ストイック・チャレンジ/Stoic Challenge》
装備魔法
エクシーズ素材を持っているエクシーズモンスターにのみ装備可能。
装備モンスターの攻撃力は自分フィールド上のエクシーズ素材の数×600ポイントアップし、相手モンスターとの戦闘によって相手ライフに与える戦闘ダメージは倍になる。
また、装備モンスターは効果を発動できない。
このカードは相手のエンドフェイズ時に墓地へ送られる。
このカードがフィールド上から離れた時、装備モンスターを破壊する。
「ストイック・チャレンジ」は自分フィールド上に1枚しか表側表示で存在できない。

諦めんなよ!諦めんなよお前!どうしてそこでやめるんだ、そこで!!もう少し頑張ってみろよ!ダメダメダメ!諦めたら!周りのこと思えよ、応援してる人たちのこと思ってみろって!あともうちょっとのところなんだから!




名前からイラストから暑苦しいですねぇ。ハッ…ハッ…アッー!アーツィ!アーツ!アーツェ!アツゥイ!ヒュゥー、アッツ!アツウィー、アツーウィ!アツー、アツーェ!すいませへぇぇ~ん!アッアッアッ、アツェ!アツェ!アッー、熱いっす!熱いっす!ーアッ!熱いっす!熱いっす!アツェ!アツイ!アツイ!アツイ!アツイ!アツイ!アー…アツイ!



私は根性論が嫌いです。そもそも遊戯王に根性なんて必要…無くはないのか?デュエルマッスルなんて言葉もありますしね。根性出せば引きたいカード引けたりするんでしょうか。居合ドローの道場の人とかそんな感じだった気が…


とにかく暑苦しい画像の応酬。当然わざとです。上の5枚中2枚本題のストイック・チャレンジに関係ないどころか、他の2枚は遊戯王にすら関係ないですからね。きたねぇ画像だなぁ…


暑苦しさはどうあれ、勝負ごとに漢臭さは大事だと思っています。根性論が嫌いとはいえ、私は常に論理に基づいたロマン溢れる派手な勝利を求めていますからね。頭はクールに、心は熱く。頭まで熱くなったら大切なことを見失いますよ。デュエル中に相手にリアルダイレクトアタックをしてはいけないとか。




さて、前置きが非常に長くなりましたが本題です。何なら前置き全部いらねぇ!

世は大エクシーズ時代。最初期の頃はエアロ・シャークとかゼンマイスターとか大分抑えてた気がするんですが、伝説のパック「LEGACY OF THE VALIANT」から本気でぶっ壊れ始めました。
このパックに何が入っていたかというと、アークナイトとヴェルズビュートですね。よりにもよって一番出しやすいであろうランク4に強烈な2枚をぶっ込んだことで環境は大変なことに。

「出しにくいが効果は強い」といったエクシーズの概念がこのパックで覆されてしまったんですね。例えばその少し前のパック「LORD OF THE TACHYON GALAXY」には、当時としては出しにくい部類のランク7に扱いやすい幻獣機ドラゴサックが登場しました。

アークナイトやヴェルズビュートは特に縛りもないランク4で効果もヤバいといった形でインフレを目の当たりにさせました。以降、エクシーズが弱かった時代は一度も無いと記憶しています。最強の召喚法と呼ばれる所以です。



そのエクシーズがぶっ壊れ始める3か月前に、「コレクターズパック-ZEXAL編-」が発売されました。時代が進むにつれて評価されたカードも中にはありますが、基本的にはうんこです。
何で出した???ってレベルの控えめな効果のナンバーズ。この3か月後にはいきなり環境ぶっ壊し始めるんだから絶対製作陣連携取れてないですよね。おしゃもじソルジャーとかトレスラグーンとか誰が使ったことあるんだろう…

さぁお待たせしました。そんなうんこパックの中に光るカードが1枚。そう、ストイック・チャレンジです。以下、ストイック・チャレンジの有用性を示していくわけですが、このカードはコレクターズパック-ZEXAL編-以降一度も再録されていません。下手なカードより断然レアですよ。見かけたらぜひ購入していただきたいですね。


まず、エクシーズモンスター限定の装備魔法ということで、エクシーズモンスターの展開が前提になります。この時点で使いづらいな、と思われがちですが、今の時代エクシーズなんて簡単に展開できます。装備対象にはさほど困らないでしょうね。



次に、自分フィールド上のエクシーズ素材の数×600ポイントアップするパンプ効果。装備対象のエクシーズ素材だけでなく、自分フィールドのエクシーズ素材の数を参照するので、1体に集中して素材を集めるも良し、エクシーズモンスターをたくさん展開して1体に装備させるも良しです。

普通に素材2体で出したエクシーズモンスターに装備するだけでも攻撃力1200アップするんで、上昇値としては結構高め。

エクシーズデッキの中には重ねてエクシーズ召喚という邪道で大量の素材を稼げるデッキがあります。
私はその邪道を用いて、【十二獣】でストイック・チャレンジを使用していました。エクシーズモンスターの出しやすさの面でも、手札の十二獣モンスター=十二獣エクシーズモンスターなので安定性は抜群。
ガンガン重ねまくって最後に登場するワイルドボウは自身の効果とストイック・チャレンジで攻撃力がとんでもないことに。ダイレクトアタックもできますよ。

そしてストイック・チャレンジのさらなる効果!モンスターと戦闘する際戦闘ダメージが倍に!これによってワイルドボウはモンスターを殴ってもプレイヤーを殴っても良しなモンスターとなります。これが十二獣とストイック・チャレンジ手札に揃えるだけで実現するんだからあぁ^~たまらねぇぜ。


同様に素材をめっちゃ稼げて連続攻撃もできる【LL】でも使われていましたね。そう、ストイック・チャレンジは私が大好きな「時代が進むにつれて評価が上がった」カードなんです。出た当時はそこまで素材を稼げる動きが無かったですからね。尚更再録が一度もない点が際立ちます。


残る効果は全てデメリットになります。特に効果を発動できないのは相当に重いデメリットになります。上記のワイルドボウやアセンブリー・ナイチンゲールは、パンプや殴る面に関しては発動を介さない永続効果であるためストイック・チャレンジと共存が可能だったんですね。やはりデッキは選ぶカードではありますし、おいしい思いだけはできないといった感じです。人生と同じですね。



今回このカードを紹介したのは、直近で物凄く相性が良いであろうデッキが登場したからです。私はこのデッキを組む予定で、ストイック・チャレンジは最初から構想に入っていました。

そう、「アーマード・エクシーズ」です。


重ねてエクシーズにより素材の供給量にも期待ができ、装備カードに関する効果も併せ持つ…お誂え向きなデッキだとは思いませんか?

採用するEXモンスターの候補は以下の通り。

《エクシーズ・アーマー・トルピード》
《エクシーズ・アーマー・フォートレス》
《FA-ダーク・ナイト・ランサー》
《FA-クリスタル・ゼロ・ランサー》
《FA-ブラック・レイ・ランサー》
《バハムート・シャーク》

もう見るだけでめっちゃ重ねられそうでワクワクしますねぇ。ダーク・ナイト・ランサーにストイック・チャレンジ装備しても吸収効果が発動できないのは残念ですが、ストイック・チャレンジを装備する前に吸収効果を使っておけば問題無いかなと。攻撃力もかなり期待できそうですね。




いかがだったでしょうか。これから「アーマード・エクシーズ」を組む皆様、実際に使うことは無いにしても候補に入れても良いのではないでしょうか。やはりデッキ構築は根性論ではなく論理。詰めに詰めてこそ輝くカードがあるのです。最後は水属性主体のさわやかな記事になりましたね。ちなみに松岡修造さんは次のような言葉を残しています。




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