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切り札:5「死霊操りしパペットマスター」

華金に玉金ばっかりいじってるデュエリストの皆様、こんばんは。いじるのは竿だって?

今日ご紹介するのは数あるカードの中でも非常に豪快な効果を持った1枚です。


《死霊操りしパペットマスター/Puppet Master》
効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
(1):このカードがアドバンス召喚に成功した時、2000LPを払い、自分の墓地の悪魔族モンスター2体を対象として発動できる。その悪魔族モンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。

もう、なんかすげぇな…という感想しか出ない1枚。古いカード故のクソ弱ステータスからのクソ強効果。釣り上げカードは多くあれど、2体釣り上げるカードはあんまり見たことありません。2体釣り上げますがアドバンス召喚のリリース消費があるので、実質は《ジャンク・シンクロン》などとアドの面で変わりない。2枚使って盤面に3体残る計算でアド+1。ライフコストも考えると割と重いモンスターと言えます。通常召喚、釣り上げに低ステータスと、手札誘発等の隙がデカすぎるのはご愛嬌。

リリースに悪魔族を使うとしても、2体蘇生するためには悪魔族を1体墓地に準備しておく必要があります。クソ強効果に見えてお膳立てが必要な玄人向けカードと言った印象。玄人向けすぎて誰も使わねーよとかいうそこのあなた。この記事を見たら使いたくなりますよ。

このカードを活かすためには以下の点に留意しましょう。

・アドバンス召喚用のリリースコストを召喚権を使わずに用意する
・展開の過程で悪魔族を墓地に叩き込む
・パペットマスター含めた場の悪魔族3体を各種素材に利用する

実際に私は上記の留意点を自然な形で組み込めるデッキでパペットマスターを使用していました。そのデッキとは…


【DD】ですね。基本はペンデュラムで悪魔族が墓地に行かないんじゃないの?と思われがちですが、EXから展開したテムジンやアレクサンダーなどが普通に墓地に行きます。しかもそれらのモンスターを召喚権を使わずに展開できるわけですから、リリースに使って即蘇生して良し、それらの素材に使ったモンスターを蘇生するも良しです。
チューナーを釣れればシンクロにも繋がりますし、パペットマスター自身レベル6悪魔族なのでテムジンあたりと一緒に《DDD怒涛大王エグゼクティブ・シーザー》の素材になれるんですよね。

とりあえず【DD】デッキに2枚ほどパペットマスターを投入してみましょう。相当に戦術の幅が拡がって今まで知らなかった動きが見られると思いますよ。

気が付いている人がどのくらいいるか分かりませんが、今年はにわかに悪魔族が推されている年なんです。【破械】、【キマイラ】、《暗黒回廊》、王者の鼓動ストラクなどなど。【破械】なんかもレベル6悪魔族が追加されたので、パペットマスターとの相性は悪くなさそう。召喚権食い合う面では微妙かもしれませんが。

パペットマスターの良い点は、古いカード故に蘇生できるカードの制限が緩いところなんですよね。レベル制限も無ければ、効果も無効にしない。このカードが登場したのはシンクロモンスターすら存在しない3期。私の大好きな、時代が進むにつれて強化されるカードの1枚です。当時は蘇生したモンスターを上手く利用できるカードが多くなかったということです。この点は、《創造の代行者 ヴィーナス》なんかと似ている気がします。


いかがだったでしょうか。効果自体は悪魔族汎用と呼べるものなので、リリースコストと召喚権の面をクリアできる悪魔族デッキでは採用候補に挙げられるカードだと思います。このカード自身サーチに乏しいところが残念なところではありますが、漢はみんなこういうハイリスクハイリターンの豪快な効果好きですよね(決めつけ)

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