「七つの大罪」について語る:第一巻

初めまして。キリンと申します。私のnoteでは週刊少年マガジンで連載をされていた、鈴木央先生の「七つの大罪」という作品について語りたいと思います。

まずは第一巻について語りたいと思います。第一巻では主人公メリオダスとエリザベスの出会いが描かれています。

私が第一巻の中でこの設定良いなと思ったところはメリダスの経営しているお店が酒場というところです。メリオダスは王国転覆の罪によって指名手配されている騎士団の団長で、その名前を知らない人は王国にいないはずなのです。しかし酒場を経営していても捕まっておらず、そもそも生死が定かではないというところもとても不思議に思えます。メリオダス自身は自分の名前を隠しているわけでもなく普通に客に対して名前を言っています。ではなぜ捕まらないのか、それはメリオダスが酒場にいるからです。客は酒場では酒を飲み普段の生活の愚痴を言います。飲んでいる時間が長くなってきて話す内容が少なくなってきたときに話題の一つとしてその騎士団の話をします。ただそのときにはもう完全に酔っ払っているために酒場のマスターの名前が大罪人の名前であろうが覚えていないのです。これは私の深読みのしすぎなのかもしれないのですが、こういう風に読むことができるというのも面白さの一つだと思います。

第一巻では七つの大罪のメンバーが二人登場します。まずはメリオダス、そして白夢の森で眠っていたディアンヌ。個人的には騎士団に団員は七人しかいないのに一巻で二人も出しちゃうのかと読んでいてびっくりしました。ではなぜ最初がディアンヌだったのかについての個人的な見解を述べたいと思います。私的には完全にヒロインを確定させるためだと考えています。女性キャラが二人出てきて、後から出てきたキャラが主人公を大好きという設定があったときにヒロインがどっちになるかがわからなくなってしまわないように、確定させるためなのだと考えます。メリオダスはディアンヌに見向きもせずエリザベスにしか興味がない様子なので、そこにも何かあるような気がします。

そして一巻の最後ではメリオダス達七つの大罪を知る敵が雷と共に現れました。見るからに強そうです。ファンタジーものでの雷使いのキャラに雑魚キャラはいないと思うので今後が楽しみになるような終わり方です。

第一巻から情報満載の漫画で、ファンタジーものが好きな人は絶対にハマれる漫画になっていると思います。ぜひ一度読んでもらいたいと思います。