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語学学習の遍歴③大学3年後期〜大学4年前期

前回までのお話

大学2年生までとりあえず興味の向いた言語をどんどん学習し、同時に英会話学校にも通っていましたが、私は海外経験がありませんでした。(幼い時にグアムに行ったことはあるらしいです。覚えてない)
海外、外国語に対する憧れと変なコンプレックスが混じった気持ちは常に持っていたと思います。

私の学部では、交換留学制度があり、その中にマンチェスター大学という選択肢がありました。
英語圏はここだけでしたので、迷わずマンチェスターと決め、準備をすすめたのですが、IELTSスコアがなかなか取れず苦戦しました。。。
私にとってはSpeaking5.5がなかなかの鬼門でした…明らかに言葉に詰まったとかでなくても、中身の薄い話しかできないと、当然点数は出ません。

それでもなんとかスコアを満たし、追加募集に入れていただき、留学への切符を掴み取りました!

…このギリギリのスコアで後々苦労することになります。

マンチェスター大学のルール

※2017年時点の情報です。↓

話している人の英語が聞き取れないとか、月並みな苦労話は置いておいて、自分の中ではとりあえず無事留学出来たことの安心感が大きかったです。

しかし、授業(といっても1年生向けの概論的なものですが)を受けるのにIELTSのスコアがいるというのです。
確かに、交換留学に必要なスコア自体は、
Overall 6.0以上(各セクション5.5以上)なのですが、このギリギリのスコアだと取れる授業がほぼないのです。語学センターが開いている授業と、ごくわずかな理系の授業…etc. ほかの日本人学生も、6.0の人が大半だったので皆さん苦労していたと思います。
英文科関連の授業は、7.0(各セクション7.0)以上でした。そうは言っても、ここまで来たからには…!と交渉して聴講させていただけることになりました。ありがたい!
で、単位も取らないといけないのですが、幸いにして語学センターが開いている授業は英語力に関係なく履修可能とのことでしたので、語学の授業を沢山取りました。

Beginner's Italian (A1)

先生が日本好きで、色々と話しかけてくれました。
前年イタリア語文法を1年かけて完成させていたので、授業には難なくついていけました。
初級の授業でも容赦なく4技能の試験が課されます。
留学中にはイタリア旅行もしたのですが、この授業で学んだことが結構役に立ちました〜🍕

Beginner's Russian (A1)

この教科書、6000円くらいするんですが、ある日授業で隣の人にコーヒーこぼされて一回買い直しになりました。弁償するよ!と言ってきたのでたぶん悪意はありませんが。
Russian Souvenir、ロシアのお土産、というタイトルの教科書です。
指示は英語で書いてくれてるので学習しやすいです。
ロシア人の先生はとても優しく、試験の時に、あなたはいつもちゃんと復習、準備をしていて素晴らしいです、と言ってくださいました😢
帰る方向が一緒で、バスでも色々お話をしました。

ロシア語はここの授業で学ぶのが初めてでしたが、このクラスで初心者は私だけでした。文字が読めない、書けない状態から追いつくのは本当に大変ですが、与えられた課題以上の勉強を自分で進めていくことが大事で、ある意味忍耐力がついたなと思います。

Pre-intermediate French (A2)

最初の授業、挨拶から始まったので、初級の授業に間違えてきてしまったのかと焦るレベルでした。
正直簡単すぎるかな、とも思いましたが、enの使い方とか、知らないことももちろん沢山あり、基礎を叩き直す意味でよかったと思います。

DELF A2を受けたいと言ったところ先生は微妙な反応で、授業以外のことは質問しないでくださいとかなんとか。
その割に直前には発音トレーニングをしてくださいましたが。
基本的には気さくな先生で、私のアクセサリーや持ち物に頻繁にコメントしてくれてました(かわいい!とかどこで買ったの?とか)笑。

Pre-intermediate German (A2)


もともとレベルチェックテストではB1のクラスをお薦めいただいたのですが、あまりについていけずA2のクラスに入りました。

文法以外はからっきしでしたが、先生がくれた教材は全てこなしたので、一年でドイツ語力は上がったと思います。

授業内で必須受験だったGoethe-Zertifikat A2に落ちました。これは人生でも上位に入るレベルの失態です。スピーキングが苦手なのと、全く対策していないトピックが出ました(あなたの理想の家は?)←言い訳でしかないですが。。。
※スピーキング以外は9割、スピーキングが5割でした(全セクション6割以上で合格)

English Language in Use (C1)

IELTS7.0未満の人を対象とした英語クラスです。
という割に教科書がC1レベルで、結構難しいです。
日本人が集結していました。
プレゼンの機会があり、私は緊張を隠すためにジェスチャーする癖があるのですが、先生には落ち着きがないように見えたようで、手は動かさないでください、と言われました。若干文化の違いを感じます。

Creative Writing

五感を働かせて文章を書こう!みたいな趣旨の授業です。瞑想、自分との対話…のような時間が多かったです。展覧会に行って絵を見ながら文章を書いたり、旅行に行った時の文章を書いたり。何しても自由だったのは楽しかったですね。
授業中に自分と向き合う機会って、あまり無いなぁと。

そのほか

海外の大学は休みが多いです。
9月〜翌年6月までが一年とされていますが、試験は4月に終わってしまいました。
残り2ヶ月は、自習にあてていました。主に仏検と独検の勉強をしていました。(使った参考書などの話はまた別の機会に!)
6月帰ってきてすぐ受験する機会があったので、モチベーションを保つことができました。

イギリスでの生活についてもまた別記事で書けたら良いなぁ〜と思っています。

それでは!
最後までお読みくださりありがとうございました♪