ふしぎな大阪の地下鉄路線名
大阪の地下鉄路線名は、道路名が多い。
御堂筋線、堺筋線、谷町線、千日前線、中央線、四つ橋線、今里筋線は、いずれも、道路名である。
長堀鶴見緑地線も、長堀は道路名である。
中央線も、中央大通の下だから、道路名とも言える。
結果的に、すべての路線が道路名に由来している。
大阪では南北を走る通りは「◯◯筋」という。
大阪の地下鉄路線のうち、南北に走る路線は御堂筋線、堺筋線、谷町線、四つ橋線、今里筋線の5本でらう。
気になるのは、「筋」がつく路線と「筋」がつかない路線があることである。
御堂筋線、堺筋線、今里筋線は筋がついている。
谷町線、四つ橋線は、筋がついていない。
この違いは何なのか。
なぜ谷町筋線、四つ橋筋線ではないのか。
一つ理由として考えられるのは、谷町、四つ橋はそれぞれ地名として存在し、谷町4丁目、6丁目、9丁目駅や四つ橋駅など駅名があったことである。
御堂筋線に御堂駅、堺筋に堺駅はない。
ただ、今里筋線には今里駅がある。
もう1つ、考えられるのは文字数である。
「みどうすじ」、「さかいすじ」は5文字。
「たにまちすじ」、「よつばしすじ」は6文字。
6文字では長いため「筋」が省略されたのかもしれない。
ただ、「いまざとすじ」は6文字である。
今里筋線は市内の中心部というより市内の東部を走り、開通も2006年と他の路線よりも新しいという事情があったかもしれない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?