見出し画像

たこ焼きと上村周平

久々のスタメンがやってきた。
ここ数試合、相澤に…

ってところでこのnoteは下書きに眠ったままだった。
書こうとしていたのは2020年11月22日、ヤンマースタジアムでのセレッソ大阪U-23との試合だったはずだ。
だから大阪らしいこんな見出しを付けていた。恐らく、結果は引き分けだったから気が乗らなかったのだろう。

この試合は周平が久しぶりのスタメンだったのかな。
試合の記憶が全くない。ただ、この日感じた感覚を再び味わった、そんな契約更新の発表があった今日。
だから、2年前のかすかな記憶を元にこのnoteを完成させようと思っている。

気付けば来季でトップチーム10年目。
サポーターの応援の歴史の中で、苦楽を共にした欠かすことのできない存在の周平。
慎太郎とのちゅーなんて何年前かと数え出せば、我々も年をとったと痛感させてくれる27歳。

いつもそこには周平がいた。
ボールが飛んでこなくても、こぼれ球が来たときのためのゴール前に詰める周平。
ピンチでブロックしに滑り込む周平。
身長差があっても、必死に競り合う周平。
地震の年も、J3に降格した年も、J2に復帰した年も、どの年にも、見てきた試合には気付けば必ずそこいた上村周平。

入れ替え戦前日は大阪泊まりだった。
大阪の街並みに、馴染むように佇むたこ焼き屋の数々。いつものように当然のごとくあるたこ焼き屋。
大阪の街並みからたこ焼き屋がなくなったとき、ようやくその貴重な存在に気付くように、
いつものようにいる周平が、いてくれるのが当たり前ではなく、いてくれることが貴重なんだとこの記事を書こうとしたとき思ったんだと思う。


プレーオフでの途中出場。スガッシュのコールの後にスタジアムから湧き上がる拍手。
みんなで育てた上村周平なんだなって感じがしたよ。

来年もよろしく、周平。