「獄中から国会へ!」米国大使公邸塀越えデモの青年が総選挙出馬宣言!
昨年10月にハリス米国大使公邸の塀を越えて韓米防衛費分担金問題などを糾弾するデモを敢行し、ソウル拘置所に収監されている韓国大学生進歩連合所属のキム・ユジンさんが、来たる21代総選挙で民衆党青年比例候補として出馬することを獄中宣言した。
出馬記者会見の宣伝ビラ、中央カラーの人物がキム・ユジン候補
2月6日、民衆党比例候補として獄中出馬したキム・ユジン候補の選挙運動本部が、ソウル中区の米国大使公邸前で記者会見を開き正式発足した。
ソウル拘置所に収監されているキム・ユジン候補に代わって出馬宣言文を選挙運動本部の広報担当者が代読した。
以下、出馬宣言文全文
昨年、米国大使館の塀を越えた青年たちがいます。その内4人は拘束され、未だ獄中にいます。
韓米防衛費分担金の5倍引き上げという強盗まがいの要求と、韓国政府に対して露骨に圧力をかけたハリス米国大使の横暴に国民は怒ったのです。
その日、19人の青年たちは国民として国の主権と利益を守るため、タブーの壁を越えました。国家主権こそ国の命だからです。
私たち国民の血税で在韓米軍駐屯費を、アメリカの覇権主義のための費用を上納しろという強圧的要求は明白な主権侵害です。大韓民国は米国の属国ではないのです。
米国の承認を待たなければならない主権国家など、あってはなりません。米国の利益のために大韓民国の財産を上納する行為を断固拒否し主権の尊厳を守ること、これはタブーの壁を越えた青年の良心であり、自主の時代を熱望する国民的要求でありました。
祖国が外勢に屈することなく自主的な姿を見せたとき、国民は誇りを感じます。自主と統一、平和と繁栄への道は私たち民族の確固たる未来です。今最も必要なのは外勢から国民の自尊心を守り、統一へと民族の誇りを押し上げる政治です。
「国家利益を優先し、良心に従って職務を遂行する」 その義務が憲法に明記されている国会議員は、国家と民族の利益だけが正しき答えであり執行の当為であることを忘れてはなりません。
大韓民国の主権を代表しこれを守る義務がある国会は、これ以上外勢の顔色を窺わず国益を優先し、国家の今と未来に責任を担う真の政治をしなければなりません。このような決意と覚悟をもって、21代国会議員選挙に出馬することを宣言します。
自主統一政党である民衆党の青年候補として、外勢の干渉を排除しわが民族同士力を合わせて統一を実現するため、最も先頭で闘います。
分断体制が維持される限り恒久的平和ははるか遠く、真の平和は自主的統一でのみ実現することができます。
分断の悲劇と自主統一の熱望で散り散りになっていたかつての歴史を乗り越え、民族の誇りを回復する時が来ました。国家の自主権を確立し、この地に恒久的な平和と安全を成し遂げます。
今の時代を生きていく大韓民国の青年として約束します。堂々たる自主統一独立国家建設に私たち青年が立ち上がります。これが戦いであるならば、団結した力で闘争し必ず勝ち取ります。
誇らしい私たち国民、たくましいわが民族の力を信じ、屈することなく前進し必ずや勝利します。
2020年2月3日 ソウル拘置所にて
民衆党青年比例候補出馬決意者 キム・ユジン
青年の律動公演も行われた
「積弊清算を成し遂げるために、キム・ユジンと共に進む」
この日の記者会見ではソウル大学生進歩連合チェ・イェジン代表、青年党クォン・オミン代表、韓国進歩連帯アン・ジジュン執行委員長、民衆党キム・ウンジン共同代表、イ・サンギュ常任代表などによる支持発言もあった。
21代総選挙には民衆党から比例代表予備候補としてキム・ユジンさんのほか、ユン・フィスク朴槿恵退陣緊急国民行動集会企画前チーム長、キム・ヨンホ全国農民会総連盟前会長、ソン・ソル梨花女子大総学生会前会長、キム・ギワン小売業労働組合委員長、イ・サンギュ民衆党常任代表が登録されている。(2月5日時点)
元記事URL:http://www.ohmynews.com/NWS_Web/View/at_pg.aspx?CNTN_CD=A0002610166(OhmyNews)
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