私だけ元気

職場で、新型ウイルスが猛威を振るっている。このところ多いパターンは、子どもがかかり、濃厚接触者なので五日間来られません→自分もかかりました…というパターン。
僕らは病をリレーするのだ。
しかし残念、
寂しい一人暮らしの私は誰からもバトンを受け取らず、ひとりぼっちで元気いっぱいである。
そしてその分、他の人たちより他の人の仕事をたくさんしている。
くそぅ。まぁ、別にいいけど。

世の中は持ちつ持たれつ、というけれど、それは本当のことだろうか。
絶対、どこかにしわ寄せは行っていると思う。
それは、いつも優しい人や、いつも笑っている人や、いつも健康な人なんかに。
くそぅ。まぁ、別にいいけど。

元気なのは良いことだ。
損をしているような気持ちは消えないが、だからといって病気になりたいかと言われると絶対に嫌だ。
私は苦痛に弱いタイプなのだ。ささくれとかもずっと一人で痛い、痛いと言っている。毎朝お腹も痛いのだ。もう苦痛は十分だ。

そんなわけで、私はこの3年間の間、新型ウイルスの毒牙にかかることもなく、人助けをして過ごしてきた。
そろそろ神様、ご褒美をくれてもいいんじゃないのかなぁ。

今帰り道だ。
昨日、ご飯を食べて帰ったんだけど、お店がとにかくめちゃくちゃ寒くて、もう少し食べるなら家で食べようと思っておかずをテイクアウトした。けど、全然食べなかった。
我が家の冷蔵庫には、ブロッコリーの炒めのと、中華風の豚しゃぶサラダが待っている。
お腹が空いたぞ、早く走れよ電車!

…おや…?
なんか…喉が痛いような気が…

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