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地域と医療をつなぐ にはいろんな手段があるわけで

第2弾 東北電力コラボ企画(弊社も企画サポート協力しています)
「電化厨房で嚥下食セミナー~おもてなしの嚥下食で満足度&集客力UP」が行われます。

医療者の関わりがないままに開発し、実際は使えなかったり、ちょっとニーズに合わないんだよなぁとかになったら、せっかくの専門技術がもったいないし、開発資金ももったいないし、なにより 利用される方のためになりにくいんじゃないかと、妄想しておりました。

もちろん、医療者と共に開発された素晴らしい商品は世の中に沢山ありますが、小さな取り組みであってもそういった商品やサービスが生まれて欲しいなぁと。

なので、医療業界以外の企業と医療者が同じ目的を持って一緒にチームが組めたらいいよなぁというもの、「連携コワーキングスペースみどりまち文庫」の事業を始めた一つの理由です。

私の周りにいる医療介護関係者で話題になりやすいのが「高齢者の食事」「嚥下対応食と外食問題」でした。日本各地の先進地域では随分前から、異業種の方々と取り組んでおられ、また地域で実現されていて「いいなぁ。すごいなあ」って思ってました。

私達も、2018年に地域の管理栄養士や料理人や産直社員と共に「鶴岡食材を使った嚥下食を考える研究会」を立ち上げて模索しながら活動を開始しました。

そんな中つながったのが、東北電力山形支店と日本料理人と温泉旅館の料理人の皆さんです。やりたいことがあるなら、小さくても行動し、そして発信するコトの必要性はこの経験で確信しましたよ。

言語聴覚士の講座で料理人さんたちに、摂食嚥下障害について理解しもらいつつ、料理人から調理実習(管理栄養士さんじゃないところがミソな気がする)していただく。

多分、料理人さんに医療介護分野での「食」の課題を知ってほしいならば、その分野の方々が興味をもって集まるセミナーに、医療者が混ざり込むほうが人が早い。

また、医療福祉施設の調理師さんにとっては、料理人の匠の技を知る機会にもなるし、双方にとってメリット。

そして、小さくやることw

企業にとっては電化厨房機器が社会の役に立てるきっかけになって、商品の宣伝(ビジネスと医療課題のコラボではここも重要)にもなる。

でも担当者の皆さんと話をしていると「自分たちの商品が社会の役に立てる」事をしってとても嬉しそうで、イキイキと打ち合わせをしてくれます。

連携構築をナリワイとする私にとって、このコラボで「社会連携に必要な事」について気づくことが沢山あります。

いただいたサポートは、医療と地域をつなぐ拠点連携コワーキングスペースみどりまち文庫の活動に使わせていただきます。