自己紹介
こんにちは。背負いのテツです。
普段はバッグのOEM製造メーカーの企画営業をしています。 その傍ら、リュックの背負い心地や使いやすさを研究開発し製品化する自社企画プロジェクトに取り組んでいます。
このプロジェクトでやりたいことや普段の仕事と私個人のことを書いてみたいと思います。
私について
鹿児島生まれ、鹿児島育ち
大学卒業後 上京
バイトをやりつつ2年間手製靴の学校で靴作りを学ぶ
卒業後バッグ製造メーカーの営業(現職)
現在、41歳 既婚 娘(7歳と5歳)の父
靴を学んだのにバッグの会社に入ったのは、当時とにかく革製品のモノづくりに関わりたかったから.…深く考えずに飛び込んでみました。現在も変わらず靴もバッグも好きです。
営業に向いていると思ったことはないですが、16年続けられています。モノづくりに関われていることと、時間をかけて相手と関係を構築していくこの仕事のサイクル(一つのバッグは試作品から製品が世に出るまで半年くらいかかる)が自分に合っていると考えています。
大切にしていること
職人さんへの敬意
作り手になれなかったこともあり、モノづくりを生涯の仕事にしている職人さんや工場で働いている方々に対しては尊敬の念が尽きません。仕事への誠実さ
相手と良い信頼関係がつくれるような振る舞いを心掛けています。
2人の娘の父親でもあるので、彼女たちに説明できないようなことはしないようにしています。(たまにやってしまっているかも・・・)この仕事の価値を高める
日本で将来モノづくりを志す人達が安心して働けるような仕事・業界であってほしいので、自分の目に見える範囲ですが、適正な納期や加工費にしていけるよう日々取り組んでいます。
娘たちの工作やお絵かきをしている時にみせるワクワク感とか達成感みたいなものを休日に一緒に遊んでいると感じることも多く、モノづくりって良いなと改めて思ったりします。
彼女たちが大きくなった時に日本でのモノづくりの仕事が有望な選択肢の一つとして残っていてほしいと願っています。
普段の仕事について
会社のメイン事業はバッグの製造です。
様々な鞄問屋さんだったりアパレルやバッグのブランドの試作品作りから量産品の生産までを国内で一貫して行っています。
その中で私自身は企画営業を担当しています。
ブランド様の企画担当者のご依頼ご要望を伺い、職人さんや工場に作製の依頼をすることが主な業務です。
つくりたいものとつくれるもののギャップは結構多く、その折り合いをつけていくのが大切な役割だと考えています。
つくれるものだけつくると他と差別化も出来ず、価格競争に巻き込まれてしまいます。
一方でつくりたいもの(お客様の要望)ばかりに耳を傾けると、技術的に無理が生じる製品になってしまうこともあります。
要望を理解しつつ、自分たちの出来る技術(あるいは今後出来るようにしたい技術)で価値ある製品づくりが出来るよう日々心掛けています。
これまでも技術者の気持ちが乗っている時は良い出来栄えのものが多いと感じていますので、そういった流れを毎回つくるのが理想です。
また、
製品を作るのに必要な時間を確保したり調整したり、
使用する材料への理解を深め材料にあった使い方が出来るよう日々勉強したり、
平たく言うと、段取りのほとんど(実際の製造に係る作業以外)に関わっています。
背負いのテツ について
本業のOEMのお仕事とは別に、サンプル作りをしている開発課のメンバーと自社企画開発を行っています。不定期になってしまいますが、それぞれ自分たちのあったら良いなと思うものを出しあうスタイルです。
きっかけ
今回私は、自分のリュック好きを企画にしたいと思い、発案しました。デザインが本業ではないので 技術的なことで人の目に留まると良いなと考え、日常使いのリュックの背負心地を追求してみることにしました。
気に入っていたリュックの背負心地がとても良く、自分でも同じように出来ないかと思ったのが出発点です。
背負心地は 山と 街で求めていることが違うだろうし、体格やその人の感じ方でも違ってくる難しいテーマだと思います。まずは自分の使いたい用途で自分の好みの背負心地になるように取り組んでいます。
それが、他の誰かにも共感して広がっていったら良いなと思っています。
ネーミングについて
【背負い】はリュックのショルダーハーネスの別称から、
【テツ】は私の名前から取って その名も背負いのテツというプロジェクトにしました。
志が低いかもしれませんが、これまでにない背負心地とか荷物の重さを無効化する機能とか、世間がざわつく研究開発をしているわけではありません。(自分たちの持っている技術で頑張ったら出来ることを追求しています)
また、リュック専業でこの道何十年とやっていらっしゃる方が多くいる事も承知しています。
そんな中大げさな名前をつけましたが、名前に見合うよう成長できたらと思っています。
こだわり
本業で 出来ないことや制約も多かったり我慢もしている事もあり 普段やらない作りや素材も使ってみたいと思っています。
主にコストの関係で普段使えない素材を試したり、
スケジュールも先方がいるわけではないので納得いくまで試したり(といっても時間は有限なので短期間でスパッといきたいです…)自分たちが楽しんで出来るように取り組んでいます。
サンプル帳を取り寄せたり実際に見せてもらったり、色々探している時やアイデアを考えている時が一番楽しいです。
このようなプロジェクトをやってみて感じるのは
素材やつくりを一つの形にまとめていく難しさです。
普段は、出来ない旨伝えて、代案を出したり違うアプローチに変えたりしてもらっていますが、その判断はお客様任せです。即答で対案を出してもらったり異なるアプローチで素敵な案を出してもらったり、こういった判断ってスゴい事だなと、同じような立場に立って改めて感じています。
このような思いが、伝わるモノづくりを目指していますが、キチンと表現できるか.…これもひとつの挑戦です。製品そのものもそうですが、テキストでも自分たちの考えていることが分かりやすく伝えられるようになりたいです。
このnoteでの発信を通して色々実現できるよう取り組んでいきますのでよろしくお願いします。
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