トピッククラスターとはなんぞや?

■トピッククラスターとは?

少し前に住さんのブログで見かけた「トピッククラスター」について。

参考:https://www.bodhi.co.jp/topic-clusters

24年1月とかで見つけた記事だったと思うのですが、そのタイミングでちょっと話題になったもので。

そもそもこの「トピッククラスター」っていうのは新しくできたものでもなく、この概念自体はSEOにおいては別に昔からそういうものでしたし、トピッククラスターという言い方も遡ってみたら20年3月ぐらいからネット上で散見できました。

住さんの記事が注目されたのは改まって「トピッククラスター」という名称を、技術的に定義してまとめたから、なにやら新しいテクニカルなもののように映ったからではないかなあと思います。まあ、そこがコンサルとしての力量というかすごいなと思うんですけど。

なので、概念としては昔からありますし新しいものではないです。

トピッククラスターは、ある特定のトピックについて包括的に扱う「ピラーページ」と、そのトピックに関連する詳細な情報を扱う「クラスターページ」群を合わせてひとまとまりのグループとして扱います。このグループは内部リンクで結びつけられ、検索エンジンが各ページの関連性を正しく把握できるようにすることで、ウェブサイトが特定のトピックについて包括的かつ詳細に情報を提供していることを検索エンジンに効率よく伝えます。

と、文章で書くと固くなりますが、

[ピラーページ]
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|---[クラスターページ1]
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|---[クラスターページ2]
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|---[クラスターページ3]
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|---[クラスターページ4]
|
|---[クラスターページn]

こう考えると何でもないことだと分かりますよね。

大事なことは、だからなんなんだ?の部分で、コンサルって要はここをいかに相手の腑に落ちるような内容を理詰めで説明できるかなのかなと思います。

【ユーザー目線のメリット】
・訪問者のコンテンツ理解促進:ピラーページでトピックの概要を把握した後、興味のあるクラスターページで詳細情報を得ることができる

【ユーザービリティ向上の結果】
・トピッククラスター全体が訪問者にとって興味深ければ、直帰率の低下や滞在時間の延長など良好なユーザー行動を示し、検索エンジンにプラス評価のシグナルを送ります

【HTML的なメリット】
ピラーページとクラスターページを相互リンクで結び、必要に応じて、クラスターページ間にもリンクを設定するため内部での循環リンクが設定しやすい

つまり、SEO的に効果を発揮するというわけです。

連鎖関係でシナジーを生み出すというのがすごくロジカルで分かりやすいですよね。

まあ、これは別に「トピッククラスター」とかいう用語に執着せず、真理を突き詰めれば自然とそうなることなので、本質だけ理解しておけば問題ないでしょう。


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