エキスパートによる2021年のSEO予想 - SEOおたくのWeekly SEO（2021/2/1）

SEOおたくです（@seootaku）

クラブハウスのお祭り騒ぎですが、今週も落ち着いてSEOの情報を発信していきたいと思います。

Weekly SEOも、クラブハウスでそこらへんのSEO担当者と議論しながらできると面白そうだなとは思いましたが、根暗なので難しそうです。

それでは今週のSEO情報をお届けします。

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2021年1月25日週のSEO状況

特に動きがないですね。

Smaller Google Search Ranking Algorithm Update On January 27th

1/27に動きがあったような記事が出ていたので少し警戒していましたが、特にツール上での動きは見受けられませんでした。

SEO専門家による2021年のSEO予想

5 SEO Experts Share Predictions for 20215 SEO Experts Share Predictions for 2021 - Siege Media

英語のポッドキャストですが、ざっくり次のことが2021年のSEOでは注目だよねーって話がされていました。

・Core Web Vitals
・Passage indexing
・エンゲージメントシグナル
　└ タスク完了率
　└ ページ滞在時間
・MFI
・画像検索
・ブランドシグナル

Core Web VitalsとMFIは、避けては通れない話題だとは思っています。

CWV：2020年5月から順位決定要因に入る
MFI：2020年3月から全サイトがMFIに移行

上記のイベントがあるので、多くの大規模サイト担当者の直近のメインアジェンダはMFIとCWVになっていますよね。

僕自身も、コンサルに入っているいくつかのサイト群で上記の2つはアジェンダ化してゴリゴリ進めている最中です。

大規模サイトでMFI来てないけど対応してないとこ割と多い気がしてるので、大丈夫かなって心配の気持ちと3月で順位変わりそうで面白そうだなって気持ちが鬩ぎ合ってる。自分が見てるところは頑張って対応始めてる。 https://t.co/Z8hXuhISEH

— SEOおたく (@seootaku) January 28, 2021

今回のポッドキャストを聞いて、個人的にちゃんと向き合った方が良いと思ったのが下記の2つでした。

・エンゲージメントシグナル
・ブランドシグナル

いつしかの時代はSXOなどと呼ばれていましたが、最近だとエンゲージメントシグナルがかなりSEOに影響を与えるようになってきていますよね。

SXO：サーチ・エクスペリエンス・オプティマイゼーション

2021年5月には、CWVも順位決定要因に入ってきますし、より一層ユーザー体験がSEOに与える影響は大きくなっていきそうですね。

ちなみに、Yahoo!ニュースの事例で CWVのCLSのスコアを改善したら下記のようにエンゲージメントシグナルが改善したという記事もありました。

ユーザー体験を向上！Yahoo!ニュースにおけるCore Web Vitals対応事例

CWVの指標改善は、直接的にも順位に跳ね返ってくるようになりますが、個人的には上記のようなエンゲージメントシグナルの改善による改善効果の方が大きいのではないかと予想しています。

なかなか改善が難しいものが多いですが、ぜひ可能な箇所から改善をしていってみてください。

ちなみに下記のnoteでは、UX指標とSEOの関係について割とちゃんと書いていますので、もし興味がある方がいればぜひ読んでみてください（宣伝）

ブランドシグナルについては、今後より一層大事になっていくのかなと思っています。

スマホ時代になって、被リンクからサイテーションに舵を切ったと言われていましたが、個人的にはまだ被リンク効果が絶大すぎてサイテーション評価を大きく感じることはありませんでした。

ただ、直近の2021年12月のアプデから指名検索の効果を感じ始めるようになったり、これまた間接的にではありますが、ブランドシグナルがついている方の方が被リンクがもらいやすかったりして結果的にSEOに強くなるって構図が出来上がっている気がします。

それこそ、今話題のクラブハウスなどでもリスナーが多くて信頼が獲得できていれば、指名検索の獲得に使えたりもするんじゃないかなと思ったりします。

クラブハウスはコメント欄がなくURLを送ることができないので「〇〇で検索してください」っていうTVやYTのようなPR施策できるんじゃないかな。指名検索数の増加にかなり寄与すると思うので、ブランドリフト施策に割と向いているかもしれんな。

— SEOおたく (@seootaku) January 31, 2021

そのうち、SEOトーークをやってみたいと思っているのでクラブハウスやってる方いたらぜひそのタイミングでお話ししましょう。

まとめ

今回のnoteを書いていて思ったのが、SEOが割と「間接効果」を狙うゲームになっているんじゃないかってことでした。

昔は中古ドメインや被リンクスパムなど、直接的に速攻で上がる施策もあったかと思いますが、それらのハックが少しずつ使えなくなってきている現在だと、ソーシャルをがんばったり、もしくは愚直にサイトパフォーマンスを改善してUX指標を改善したりと、直接の因果が何にあるのかはわからないけど、間接的になぜか上がる系の施策が多くなってきている気がします。

SEOが総合格闘技になったと言われていますが、本当にその通りだなと。

総合格闘技としてのSEOを楽しみながら、2021年のSEOも頑張りましょう！