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SEO評価はサイト単位?ページ単位?Page Experience Updateがロールアウト- Weekly SEO(2021年6月21日)

今週はSMXと呼ばれる、世界最大のSEOカンファレンスにオンライン参加しました。

一昨年はシアトルに実際に足を運んで現地でカンファレンスに参加してきたのですが、コロナでもうなかなか海外カンファレンスにも行けなくなってしまいましたよね・・・

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SMXの中でも皆さんの参考になりそうなSEO情報があればまたどこかで共有させていただきます。

それでは今週のSEO情報をお届けします。

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品質はサイトレベルのシグナルである

SEO業界には、次の2つの流派があります。

・Googleはページレベルのシグナルだけを利用している
・Googleはページレベルもサイトレベルもどちらも利用している

まあ、直近のアルゴリズム的に、ページレベルのシグナルだけってことはまずないですよね。

この記事でも、Googleのジョン・ミュラーが下記のように述べています。

「私たちはページごとにインデックスを作成し、ページごとにランキングを作成していますが、ページごとには確実に収集できないシグナルもあり、その場合はサイト全体をもう少しよく理解する必要があります。品質もその範疇に入ります」

ページごとには確実に収集できないシグナルも大量にありますよね。

最近、SEOをやる上で大事なのが評価のスコープを意識することだと思っています。

基本的には、

・ページ
・ドメイン(サイト)
・運営元

の3つくらいで考えたらいいと思っています(ペナルティだとキーワードレベルなどもあるらしいですが)

E-A-Tと聞いても、上記のどの粒度にかかる話なのか、何か施策を打つときに、上記のどの粒度を強化しようとしているのかを意識できると良いと思います。

Page Experience Updateがロールアウト

6月16日にページエクスペリエンスアップデートがロールアウトされました。

全世界で展開していき、2021年8月末までに完了するとのことです。

今回のアップデートがどの程度の影響度かはわかりませんので、特に現状何か手を打つ必要はないかと思いますが、様子だけは見ていきたいですね。

また、

・AMPでなくてもトップニュースに掲載されるようになる
・AMPページについている雷マークも廃止予定

とのことなので、トップニュースのラインナップの変更は少しウォッチしていきたいです。

site:コマンドでのランキングはコアアップデートに影響を受ける

これ興味深いですね。

site:ドメイン → 影響を受けない
site:ドメイン クエリ → 影響を受ける

カニバリをサクッと分析するときなどに、

site:ドメイン カニバリが気になるキーワード

で検索して最上部に対策ページが出てこない場合には疑うって技を結構使うのですが、割と使えそうな技だったんだなと今回のゲイリーの発言を踏まえて再確認しました。

FAQ構造化マークアップのSERP表示が2つに制限?

FAQ構造化マークアップが、これまでよりも表出する数が減ったそうです。

使い勝手が良いので非常に好きな構造化データですが、確かに乱用されてはいたので制限を加えたのでしょうか。

ただ、個人的には検索結果面からのCTRを向上させる目的よりも、ページ内部でより検索意図を満たせる(対ユーザー / 対bot)という点で優れていると思っています。

FAQ構造化マークアップすることが逆にネガティブに働くのであれば、JSONE形式ではなく普通にHTML形式で書けばいいのかなとか思っちゃいました。おそらくネガティブには働かないと思いますが。

まとめ

今週は結構いろんな情報が展開されていた気もしました。

取り上げませんでしたが、Search Console Insightsという新しい機能も提供し始めましたし、6/3のアプデのロールアウトも一旦終わりました。

最近頑張ってますね、Google。

一旦7月過ぎくらいまでは忙しい時期が続きそうですが、ぜひ落ち着いたタイミングで新たな戦略等を考えて、突き進んでいきましょう。

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