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SEOの神話。これって意味あるの? - Weekly SEO(2021/1/24)

SEOおたくです(@seootaku

せっかくWeeklyで書いているので、Googleのアルゴリズム変動やSERPの変化も週次で伝えてみようの第一弾を実施してみます。

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●SERP volatility

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・参考:SEMRush Sensor
・Database: Janan
・Category: All

変動があった方も多そうな印象でしたが、ツール上はそこまで大きな変動はなさそうですね。

●Domain Diversity

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・参考:Moz Cast
・データ期間:1/23から過去90日間

1/7あたりから、Domain Diversityのスコアが上がっていますね。少しずつ検索結果の多様性が戻ってきているようです。

検索結果に多様性が出るということは、これまで強いドメインがダブルリスティング(検索結果で1位、2位など連続して並ぶやつ)をしていたのがなくなって、弱ドメインなども検索結果に入ってきた離してるのかもしれませんね。

この辺りも工夫しながら今後発信していくようにしますー!

それでは、今週のSEO情報をお届けします。

SEOの神話。これって意味あるの?

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SEOは都市伝説的な要素を持つ話も多いですよね。

この記事では、下記の5つが「あまり意識しなくても良い話」として紹介されていました。

・Googleに向けて記事を書く
・LSIキーワードを意識する
・文字数は多い方が良い
・重複ページはペナルティになる
・SEOはテクニカルなことが全て

読んだ感想としては「割と意識した方がよくない???」って感じだったので、それぞれちょっとずつ解説してみます。

Googleに向けて記事を書く

記事に書かれていたように「特定のキーワードフレーズをn回は記事中に書きましょう」は、確かに違う気がします。

ずっと昔は、キーワードの完全一致にて検索クエリとページの関連度を測っていたかと思いますが、現在では自然言語処理などを利用してもっと上手に関連度を特定しています。

Word2VecBERTなども、この辺りの進化に貢献していますよね。

なので、「Googleに向けて記事を書く」の意味するところによりますが、キーワードを詰め込むなどのハックは確かに不要です。

ただ、Googleも機械なので評価しやすい状態にしてあげるのは重要だと思います。というかそれがSEO(検索エンジン最適化)だと思います。

LSIキーワードを意識する

LSI = Latent Semantic Indexing

LSIは、ざっくり共起語とかって思ってもらえたらOKです。

先ほどのキーワード詰め込み系と関わりますが、Googleは完全一致のキーワード数や頻出率でクエリとページの関連度は測っていません。

検索クエリの検索意図(トピック)に対して適切なアンサーがあるページを返そうとしています。

その時に重要になるのが、ページのトピック(テーマ性)です。

そのトピック性を伝える(高める)のが、LSI(共起語)になっていると僕は考えています。

絶対に伝わらない自信がありますが、下記の図を参考に、僕のクエリとページの関連度をGoogleが測る方法に対する考えを超ざっくり書いてみます。

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参考:https://webtan.impress.co.jp/e/2017/02/27/25107

これはLSIの説明というよりかは、セマンティック検索(検索意図や文脈としての検索くらいの意味)の説明になりますが、例えば、「Homer Simpson(黄色いファミリーの父)の職場はどこか?」とGoogleで検索すると下記のような結果が出ます。

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Googleは、アンサーを知っているのでアンサーをピンポイントで返してきますね。

つまり、検索クエリに対するアンサーをGoogleが一度解釈した上でそのアンサーを持っているページを返す作業をしているのです。

これに寄与しているのがLSIキーワードで、特定のクエリに関連するキーワードをページ内に散りばめておいてあげることで、トピックをGoogleが理解しやすくなり、検索順位が上がりやすくなる場合が多いってことになるかと思います。

ここまで絶対に伝わっていない自信がありますが、結論として僕はLSIキーワードは割と重要だと思っていますって伝えたかったです。

文字数は多い方が良い

「文字数が多いとSEOが上がる」に直接的な因果はおそらくないのですが、文字数が増えることで、XXXXXになり、SEOが上がる、は確実にあると思います。

XXXXXの中間因子を見つけることができれば何よりですが、SEOの目的はアルゴリズムを解き明かすことではなく、自然検索経由での事業貢献の最大化だと思います。

であれば、僕のようなインハウスSEO担当者やコンサルのようにひたすらアルゴリズムと向き合うような職種でない限りは、中間因子を解き明かそうとするのではなく、相関が強い指標を狙い撃ちするで全然いいでしょう。

重複ページはペナルティになる

これはペナルティの定義による気がします。

ペナルティにも手動ペナルティと、自動ペナルティがあると言われていますし、自動ペナルティの中には、そのページ単体での評価を落とすものとサイト全体での評価を落とすものの2種類があると言われています(ファクトではない)

重複は「手動ペナルティの対象である」に対しては偽だと思いますが、「自動ペナルティの対象である」に対しては、もしかしたらそうかも?と思っています。

これも文字数のところと同じですが、「重複がペナルティかどうか」を解き明かすのではなく、重複はネガティブに働く可能性があるからケアすると結果指標だけ見ていたらいいと思います。

SEOはテクニカルなことが全て

これは確かに違う気がしました。

次のようなGooglebotのプロセスで、ディスカバーからインデックスまでのテクニカルな箇所を重点的に実施するのは大規模サイトでは重要です。

・ディスカバー
・クロール
・レンダリング
・インデックス
・ランキング

ただし、コンテンツサイトなどではそのプロセスはほぼ論点なしでできているので、ランキング部分に注力すべきです。

ランキング部分は、

・E-A-T
・クエリとページの関連性

の2要素が大枠で、それぞれはテクニカルなことではないことが大半です。

なので、テクニカルが全てではないのは間違いないと思います。

まとめ

一つの記事で文量が多くなったので、一記事のみの紹介で終わります。

SEOは、施策を実行してなんぼの世界なので、何がランキングに効くのかの分析は専門家に任せて、サイト運営者はそれを自サイトだったらどのように実現していくかを考えた方が生産的だと思います。

ぜひ施策をどんどん打っていってください。


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