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音楽

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音楽に関するさまざまな記事をまとめています。
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#音大

洗足公式note「学生ライター」を募集します

インタビュー以外で洗足公式noteに寄稿するのは久しぶりなのですが、今回お知らせがありサクッと1本書いてみました! 僕はピアニスト・音楽ライターの門岡 明弥(カドオカハルヒサ)と申します。洗足公式noteには立ち上げから携わっており、現在は記事の編集やインタビュー記事の執筆、洗足公式noteの運用に関する企画提案・監修などを行っております。 洗足公式noteが始動したのは2021年2月。開設から約3年が経ち、記事本数は55本にまで増えました。note公式マガジンの「記事ま

教職課程は履修すべき? 音大で教員免許を取った私が苦労したこと

大学で「教職」を履修するかしないか問題。多くの大学生、特に音大生が最初に抱える悩みのひとつではないでしょうか。私自身、音大入学時にとても悩みました。 「免許だけは持っておきなさい!」と両親に言われていましたが、私は教員の道を全く考えていなかったので、教職を履修する必要性がわからなかったし、せっかく音大に入学したのに音楽と向き合う時間が教職によって削られていくこともすごく嫌だったんです。しかし、音楽で生きていける人なんて本当に一握りだという現実に、大きな不安を覚えていたことも

学内の「握りたておにぎり」を毎日食べたい

こんにちは。ミュージカルコースのみずたまです。洗足学園音楽大学にいらしたことのある方で、「MUSE DINING」(いわゆる学食)にてご飯を食べたことのある方はいらっしゃるかもしれません。 しかし、実は学食以外でもご飯を食べられる場所があるのです! 今回はそのうちのひとつの場所をご紹介します。 中庭にある「おにぎり屋」さん本学には「MUSE DINING」の他にも「Café bonjour! 」、「スパイスカレー輪風」を始めとした軽食を買えるスポットがあります。中でも、中

<2023年度卒業生の皆さまへ>各コース代表教員からのメッセージ

洗足学園音楽大学大学院、洗足学園音楽大学の2023年度卒業式が3月18日(月)、前田ホールにおいて挙行されました。卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます。ご家族の皆様にも心よりお祝いを申し上げます。 今回は、2023年度卒業生に向けて、各コース代表教員のメッセージをお届けいたします。 🌸 作曲を学んだ人は、目標に向かって努力を続け、目標に到達することをたくさん経験していると思います。作曲を通して学んだ経験をもとに、さまざまな分野で活躍できる人材になられたことと思いますが

西洋音楽史に輝く9つの宝 ベートーヴェンの交響曲全曲解説

今年も残すところわずか。この時期になると、日本各地でよく演奏されるのがベートーヴェン作曲、“第九”こと《交響曲第9番ニ短調作品125「歓喜に寄す」》です。“第九”は、俳句における冬の季語になるほど日本では年末の風物詩となっています。第九は「人類最高の芸術作品」と呼ばれるほどの作品ですが、第九だけでなくベートーヴェンの交響曲は、そのどれもがそれに匹敵する歴史的価値を持っています。そのすべてが、その後枝分かれする西洋音楽のあらゆる路線に影響を与えている、パイオニア的作品なのです。

『諸井三郎展』からつながる絆。音楽評論家・那須田務先生と辿る、同窓会の足あと

洗足学園音楽大学同窓会コラムより転載: 洗足学園音楽大学を卒業した後に幅広い領域で活躍する同窓生や、現在洗足学園にて教鞭を執る先生方にお話を伺う、洗足学園音楽大学同窓会コラム。 今回お話を伺ったのは、音楽評論家・那須田務(なすだつとむ)先生です。洗足学園音楽大学大学院では論文の授業を担当されており、筆者が大学院に通っていた頃は那須田先生の授業を受講していました。そのため、直接お話させていただくのは実に約4年ぶり! 個人的にお聴きしたい内容は盛りだくさんですが……。那須田

メディアアーツコースってどんなコース?

みなさん、こんにちは。 洗足学園は、2024年に創立100周年を迎えます。こうした節目に、洗足学園は新しいコースを設立します。それは「メディアアーツコース」。いったいどんなコースなの?何が学べるの?どんなメリットがあるの? 今回は、新しく開設されるメディアアーツコースについてご紹介します。 メディアアーツコースって?メディアアーツコースっていったいどんなコースなの? 結論から申し上げましょう。「音楽大学に開設される映像制作のコース」です。映像と音楽は常に密接に関わり合ってい

チャレンジし続ける大人になってほしい。教職センター長・吉田真理子先生に訊く、教員への道しるべ

洗足学園音楽大学同窓会コラムより転載: 洗足学園音楽大学を卒業した後に幅広い領域で活躍する同窓生や、現在洗足学園にて教鞭を執る先生方にお話を伺う、洗足学園音楽大学同窓会コラム。 今回お話を伺ったのは、教職センター長を務める吉田真理子(よしだまりこ)先生。 洗足学園音楽大学の「教職センター」は、教職課程を履修したことがない方にはなじみのない場所かもしれません。かく言う筆者も教職課程は履修していなかったため、教職センターがどんな取り組みを行っているのか、詳しくは知りませんでし

音大生の物件選びって難しい? 意外と知られていない“5つのコト”を知って、音楽ライフを楽しもう!

大学・専門学校への入学や新社会人となるタイミングをきっかけにひとり暮らしを始める方は多いのではないでしょうか。 物件選び、できるだけこだわりたいですよね。私たち音大生は「大学生」だけど「音大生」なので、音大生向けマンションや楽器の練習が可能な物件などに住む人が多いです。(私自身も音大入学を機にひとり暮らしを始めて、気づけば約5年!) 現在私は防音物件に住んでいますが、今の物件に決まるまでさまざまな苦悩がありました。楽器を演奏できる物件だから万事OK……ではなく、実際に住ん

クリぼっちのクラシック♪

もうすぐ、みんな楽しみクリスマスのシーズンですね! 近所の商店街でもスーパーマーケットでもテレビでも、楽しそうなクリスマスソングが鳴り響きます。 それらを聴いて、胸を躍らせる人は多いでしょう。しかし中には、逆に寂しさを感じる人もいるかもしれません。かく言う筆者は、クリスマスは特に予定がなく、独りで寂しく過ごす一人です。 クリスマスに独りで過ごすことを、クリスマスと独りぼっちを合わせて“クリぼっち”と言うそうです。クリぼっちも気楽で悪くないですが、皆が恋人や家族と楽しそうに過ご

音大生がiPadを使ってみたら、勉強・練習の質が圧倒的に上がりました

くえぇぇえ!!! 大学2年、初夏。部屋の片付けを始めた私は、カエルのようなうめき声をあげていました。 多い、多いのです。楽譜という楽譜が、私の視界を埋め尽くしています。ここはもはや図書館なのでしょうか……。 「壁一面に並べられた楽譜は、もはや壁である」 よく分からないひとりごとを言って自分を落ち着かせようと試みるも、あえなく惨敗。そこで私は、iPadに頼ることを決意したのです。 はじめに私は洗足学園音楽大学ミュージカルコース3年のAと申します。どうぞよろしくお願いい

“恩送り”の精神が繋がり続ける大学へ。声優アニメソングコース・江原陽子教授が思う、人間性の大切さ

洗足学園音楽大学同窓会コラムより転載: 洗足学園音楽大学を卒業した後に幅広い領域で活躍する同窓生や、現在洗足学園にて教鞭を執る先生方にお話を伺う、洗足学園音楽大学同窓会コラム。 今回は声優アニメソングコースの設立時から現在に至るまで学生の指導にあたり、洗足学園音楽大学・大学院にて教授を務める江原陽子(えばらようこ)先生にお話を伺いました。 江原先生が思う、洗足学園の魅力とは―― 洗足学園をどんな学校だと感じられますか。 私が洗足学園に勤め始めたのは声優アニメソングコー

打楽器で自然の音を再現してみたら、思った以上にジャングルだった

みなさんはじめまして。洗足公式note学生ライターとして記事を書くことになりました、打楽器コースのあずです。よろしくお願いします! 突然ですが、雨の音や海の音をはじめとした自然の音は好きですか? 私は好きです。しかし、自然の音は"そこ"に行かないと聴くことができません。スマホでも音自体は聴けるけど、やっぱり生の音を味わいたい……。 ん、待てよ? ピッタリな楽器があったじゃん! ① 雨の音自然の音を味わうために今回私が選んだのは、4種類の打楽器たち。動画とあわせてご紹介

音楽の仕事をしながら大学院に通う“音大生ワーカー”の1週間って?

みなさんは、「音大生の1週間」と聞いて、どのような1週間をイメージしますか? ・とにかく練習や課題に追われる日々 ・プライベートも音楽にどっぷり浸かった生活 大半の方が、このようなイメージを持つのではないでしょうか。 私自身も音楽大学に入学する前まで、このようなイメージをもっていましたし、入学後も音大生ではない周りの友達から「音大生ってどんな感じ?」「やっぱり大変なの?」とよく聞かれました。 今回は、「音楽の仕事をしながら音大大学院に通う私の1週間」を包み隠さず公開しま