Yeah!めっちゃホリディに係る考察

 どうも皆さんお疲れ様です。仙崎千弥と申します。ここ数年色々と忙しかった僕の人生も今年に入ってやっと落ち着いてきまして、それと同時に執筆欲が高まってきたのでこのようにnoteを始めさせてもらった次第です。

今回のテーマ

 初回のテーマは、ずばり松浦亜弥さん最大のヒットナンバーである「Yeah!めっちゃホリディ」を英訳したらどうなるのか?ということです。

っぱつんくさんは天才だなぁ…ちなみに僕は去年の色々と大変だった時期にこの曲をよく聞いていたんで割と思い入れがあります。

 ちなみに今回話すことは「英訳したらどうなるの?」ってことだけです。本当にそれだけ。しかしこのことがなかなかどうして僕の頭を悩ませるここ数日です。一度考え始めると止まることを知らないのが仙崎です。以下で詳しく説明していくのですがこれがなかなかに奥が深いテーマなんですよ。突き詰めれば卒論のテーマにできそうなレヴェルです。


ステップ1:適当な英単語を探してみる


まず「Yeah!めっちゃホリディ」を英訳するとなると、まず、まぁ「Yeah!」は据え置きで問題ないでしょう。で、「ホリディ」「holiday」でいいよなってことになりますね。つまりここで議論の中心になるのは「めっちゃ」をどう訳すかです。

 自分は「めっちゃ」のニュアンスを出せそうな単語として「very」「great」を思いつきました。そして個人的には前者のほうが「めっちゃ」に近いニュアンスを持っていると感じました。まぁ、ここに関してはほかにも候補はたくさんありそうなもんですが今回はこの2つに的を絞って話を進めていこうと思います。


ステップ2:文法面の処理


 では早速ステップ1で挙げた単語を使って「Yeah!めっちゃホリディ」を訳していきましょう。まぁまずは月並みに…

Yeah!Great Holiday

 うーん、確かに間違ってはない気がするけど自分としては「very」を使ってやりたいというのが本音ですね…

さぁ、ここからが重要なポイントです

 皆さんはもうお気づきかと思いますが日本語表記の「Yeah!めっちゃホリディ」自体には文法的欠陥があります。「めっちゃ」は本来副詞、つまり形容詞や形容動詞を修飾する言葉であり(間違ったこと言ってないよね?)名詞である「ホリディ」を修飾することはできません。「めっちゃ熱い」「めっちゃ静かだ」はOKでも「めっちゃ寿司」とか「めっちゃ税金」はNGなわけです(まぁ、「あいつはめっちゃケチ」などは意味が通ってしまいますがそれは口語表現として例外とさせていただきます)。

 となればこの文法的破綻をそのまま英訳に反映させればいいモノが出来上がるのではないか、と考えるのが自然ですね。やってみましょう。

Yeah!Very Holiday

 おお!さっきよりしっくりくる!何より「Very」と「めっちゃ」の親和性が高い!これが一番良い訳ってことで問題はなさそうです。

しかし(‼)、上の訳はどこまで行っても所詮名詞を副詞で修飾している「間違った英語」なわけで、いざ期末試験で「Yeah!めっちゃホリディを英訳せよ」と問われた際にこれを書くとなると結構勇気がいると思います。減点対象になる可能性が否めません。つまりYeah!Very Holidayは僕にとっては最適解でも、勉強に打ち込む高校生諸君にとってはかなりアブない選択肢ということになります。

 それでは高校生諸君は「なんかちげぇんだよなぁコレ…」と思いながらYeah!Great Holidayを書くしかないのでしょうか??


ステップ3:折衷案を考える


 仙崎はここで高校生諸君を置き去りにしていくような男ではありません(高校生諸君ってワード気に入ってますね僕)。ここで仙崎は「Very」を使ってなおかつ英語の文法的にも間違っていない訳出方法を一人部屋の片隅で考えます。そうしているとステップ1に登場した一文が気にかかり始めます。



「ホリディ」「holiday」でいいよなってことになりますね…

「ホリディ」「holiday」でいいよなってことになりますね…

「ホリディ」「holiday」でいいよなってことになりますね…

 


そうなのか?いや、そんなことはない。だって「holiday」の語源は「Holy Day(神聖なる日)」なんだからこちらで訳してもそこまでおかしくはないはずです(ここ豆知識)。当然楽曲中において「ホリディ」は「休日」の意で用いられていることは明白ですが、「holiday」の源流にあたる「Holy Day」に「休日」の意を見出してもよいのではないかと僕は感じました。つまり以下のような訳が可能になります。

Yeah!Very Holy Day

 ナイス僕。上の訳であれば「めっちゃ」に最も適応する「very」を用いつつ文法的にも誤りがない英語になります。ここでは「very」が「holy」を修飾していますね。こうして僕はまた多くの悩める高校生を救うことができました。偉い。


結論


 以上をまとめると、「Yeah!めっちゃホリディ」を英訳する場合には

平時であればYeah!Very Holidayを用いる

テストや面接、その他フォーマルな場面ではYeah!Very Holy Dayを用いる

ということになります。

 ある程度の偏差値以上の高校英語、または大学・社会人の英語学習において和文英訳を求められることは全く珍しいことではないですし、文中に「Yeah!めっちゃホリディ」が登場することも珍しいことではないでしょう。このnoteが皆さんの英語学習の一助になることを仙崎は心より願っております。

 最後になりますが、これまでの文中に日本語・英語の文法知識の面で大きく間違っている点があればこっそり僕に伝えてください。

 最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?