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会員歴4年のアートディレクターが、となりで維持する「人とゆるやかにつながるくらし」

杉並区・高円寺の老舗銭湯「小杉湯」のとなりに位置する、会員制シェアスペース「小杉湯となり(以下、となり)」。
今回のnoteでは、となりを利用する会員さんの多様性をお伝えすべく、会員さんへのインタビューをお届けします。

第1回の記事は、こちらからご覧ください。

第2回目の今回インタビューしたのは、フリーランスでアートディレクターのめぐろさん。
会員歴は4年!となりで会員制度がはじまった2020年4月からご利用いただいている、最長利用歴の会員さんです(長い間、本当にありがとうございます!)。

\このnoteは、こんな人におすすめです/

✅となりを知っているけれど、どんな使い方ができるのかわからない
✅フリーランスで仕事場を探している方

めぐろさんが普段小杉湯となりをどのように使っているのか、通い続ける理由は何か、お聞きしました!ぜひ最後までご覧くださいね。


「わたしにピッタリな場所じゃん!」と感じた、となりとの出会い

ーめぐろさんは、なぜ小杉湯となりに入会されたのですか?
 めぐろさん:となりを知ったきっかけは、私と小杉湯となりの運営の方の共通の知人から「今度オープンする施設(となり)が、銭湯好きなフリーランスの方に使ってほしいと考えていて、対象者にヒアリングしたい」とお声がけいただことでした。
ヒアリングを受けながらとなりのことを知っていくと「私にピッタリじゃん!」と思ったんです。
以前は下北沢に住んでいて、ちょうど高円寺に引っ越すタイミングだったので、会員募集が開始されたときにすぐ入会しました。

ー会員制でオープンする前から知ってくださっていたんですね!フリーランスのお仕事は、具体的にどのようなことをされているのでしょうか?
 めぐろさん:仕事は、デザイナーとアートディレクターをしています。
エンタメが好きで、イベントやドラマ、舞台のポスターやパンフレット、アーティストのグッズ、CDジャケットやパッケージゲームのデザインを作っています。となりでは、デザインの作成やオンラインでの打合せをしていて、パソコンと向き合う時間が多いです。となりでは、ほぼ100%パソコンを触っています(笑)

ー小杉湯となりの会員になって、仕事スタイルの変化はありましたか?
 めぐろさん:家だと集中できないタイプだったので、下北沢ではカフェを転々として作業していました。
となりに拠点を固定することで「今日は混んでいるからやめよう」「混んできたから出たほうがいいかな」と思うことはなくなり、気持ちは楽になりました。

ーポジティブな変化があったようでうれしいです。普段は、となりをどのように使っていますか?
めぐろさん:場所は2階も使いますが、1階で仕事をするのが好きですね。人が少ない方を選ぶかな。
3階の個室も使っています。春や秋の過ごしやすい時期に、3階の昼間のベランダでハンモックに揺られながら仕事をしたりしています。

ー2階の方がお仕事に集中できるのかなと思っていましたが、(お家で例えるとダイニングスペースのような)1階がお好きなんですね!
めぐろさん:2階の畳は寝転がってしまいがちなんです(笑)
1階は、パソコン越しに人が動く様子が見えるのがいいですね。少しざわざわしているほうが集中できます。

となりで維持できる「人とゆるやかにつながるくらし」

ーとなりの「ここがいい!」と思うところはありますか?
めぐろさん:仕事がどんなに立て込んでも、人間らしい生活が維持できるところですかね。
フリーランスの仕事が忙しくなると、人との関わりがなくなってしまうんです。
でも、たとえば一緒に住んでいる人がいたりする場所だと、そっちに気を配って仕事に集中しにくかったりする気もして。
となりに行けば、自分じゃない誰かが関係ない話をしていることがとなりのよさだと思います。職場ともちょっと違う。自分に集中していいけど、人と場を共有している感じ、個人的にはちょうどいいです。気を配ったりしなきゃいけないわけじゃなくて誰かいるみたいな。銭湯も近い感覚だなと思います。
そして、仕事のやる気が起きないときも、ほかの人が集中しているところを見ると「やるか!」となりますね。

ーめぐろさんの思う「人間らしい生活」って、例えばどんなことですか?
めぐろさん:人との関わりが必要だと思っていても、仕事が忙しいと人に気を配ることが難しいこともあるんですよね。何時間後に締切があると、お昼を食べ損ねたり、食べながら作業したりすることもあります。
誰とも関わらず、朝起きて、仕事して、寝て、を繰り返しているとしんどくなってしまうから、そんな中でも、各々が生活したり、頑張っていたり、暮らしているのを見る環境がとなりにあると「人間らしい生活」がギリギリ保てるかな、と思います。

ーなるほど。話さずとも人とのつながりで印象的だった出来事はありますか?
めぐろさん:すごく忙しいときに、誰かが差し入れしてくれたおやつをもらうのは嬉しいです。
最近だと、カツサンドをもらって嬉しかったな。そのとき、めっちゃ忙しかったから(笑)

小杉湯となりは、自分が使いたいように使える場所

ー最後に、まだとなりに訪れたことのない人へメッセージをお願いします!
めぐろさん:自分が望む使い方ができる場所なのかな。
私は人見知りだし、忙しくなると人とコミュケーションが取りにくくなるから、そっとしておいてもらう時間が長いと思うんです。
私が、忙しい時は人の温度感を感じつつ黙々と仕事をするように、いろんな使い方ができる場所だと思うので、それぞれがしっくりくる方法が見つかるといいんじゃないかなと思います。

ースタッフも、会員さんに合った接し方をしたいと思っているので、そう言っていただけてうれしいです!ありがとうございました!


フリーランスだからこそ、自分は話さなくとも、人の気配を感じられる場所があることに魅力を感じていただけていたことが発見でした。

そして、人の気配がある適度なざわざわ感は、ほかのコワーキングスペースにはない魅力のように思います。

となりには、約50名の会員さんが在籍していますが、平日や土日、日中や夜など、会員さんによって使う時間が分かれていて、となりに来たけど座れない…ということはほとんどありません。

最後に

仕事場として、小杉湯となりを試してみたいけれど1ヶ月の契約はリスクが大きいな…そう思っている方へ、うれしいお知らせです!

4月から、土日限定でドロップイン利用を開始し、最短1時間単位で、小杉湯となりでのくらしをお試しいただけるようになりました。

ドロップインの詳細はこちらからご覧ください。

人とゆるやかにつながりながら、お仕事をする時間をぜひ体験しに来てくださいね。

スタッフ一同、みなさんのご利用をお待ちしています!


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