彼の名はワイアット

割と悲しい知らせがあってひねもすぼんやりしているなか、まん延防止等重点措置の実施についてのお知らせがあり、方々に飲み会の予定をキャンセルするメールに明け暮れ、宇多田ヒカルの新しいアルバムを聴いていたら夜になる。

お正月明けからだらだらと進めていた『蜜蜂と遠雷』を読み終えた。めちゃくちゃに面白いとは聞いていたがめちゃくちゃに面白かった。音楽を文章で表現するのすごく上手いなあというアホみたいな感想しか出てこないのが悲しいな。

『クライ・マッチョ』をやっと観に行った。ひとつ前の『運び屋』もそうだったが、ハイパーかっこいいけれども言うておじいちゃんなのに当然のようにモテモテの役をやるのがむっちゃ最高。老いに対する恐怖を打ち消すにはやはりカッコいい先輩の姿を吸収していくほかない。健康や保険の話なんて一生したくない。

ジョン・カーペンター レトロスペクティブ2022で『ニューヨーク1997』も観る。話題のパンフを入手する。好きな映画なので初めて劇場で観られて嬉しかった。しかしカートラッセルの息子、若い頃のカートラッセルに似てるなというアホみたいな感想にまたしても占拠され、やっぱり私は悲しかった。

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