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兎にも角にも

2023年の後ろのほうは、とにかくずっと働いていた記憶しかなく正直何度か飛びそうになったが飛ばなかった。なぜなら私に限っては自分で好きで選んだ仕事や環境でそうしてるのだから。愚痴の類、無駄なアピールなどといった悪しき行いを仮にもしているとしたら一思いにヤッてしまっめ欲しい。「私がやめないのは誰かをガッカリさせてしまうからだ」といったような質問に毎月答える。ごく限られた少数の天才については知らんけど、基本的に誰かが辞めてしまったとしても数ヶ月後には同等もしくはそれ以上の能力を持った人が同じような顔をして同じ仕事をするだけであるという事実を歳を重ねた今となっては流石にわかっているのでね、まったくあてはまらない、を真顔で選択するけれどももし万が一どうにかガッカリしてくれる人がひとりでもいたらいいなという気持ちでなんとかしがみついているのかもしれないね多分きっとそうね。「職場の人とも気軽に話せる」「上司はよく話を聞いてくれる」とてもあてはまる。まる。
大学生の頃、バンドサークルの後輩の人たちが免許合宿中に運転適性検査の文面を歌詞にして曲を作っておったことを聞きなんというか凡々たる自分の感性と比較して嫉妬してしまったことがあった。もう随分前のことだけれどその曲は、ずっと心に残っていて今でもふと口ずさんでしまったりなど。「誰かが僕を陥れようとしている」

無自覚に記憶に刻み込まれているものには怖さがあって、例えば『GIRLS』というドラマで主人公のハンナが浴槽で熱唱するWonderwallや、かつての課長が酔っぱらうとやってくれたドラッグをクレカで刻んで鼻から吸う真似とか、なんで今それやねんって感じのシーンが死に際走馬灯として頭に流れ込んでくる気がしてならない。まあそれはそれでいい人生だったと言えるかもしれないけれどもねうん多分きっとそうね。

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