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7月制限CS47勝5敗勝率87%・シンクロリンクで戦う勇者ティアラメンツの徹底解説


はじめましてセンテンススプリング@pikachujibanyanと申します。
この記事は勇者ティアラメンツについて構築論をまとめました。
勇者ティアラメンツは使用者も少なく大規模大会で入賞したことも無いですが従来のティアラメンツにない安定性と爆発力を兼ね備えていると思っています。無料部分だけでもデッキ構築の考え方は伝えられると思うので読んで最後まで貰えると嬉しいです。

使い始めたのは前期からですが環境序盤は沼地の魔神王を採用したティアラメンツを使っていました。構築がまとまらず結果を残すことができず迷走していましたが友人のkigremoに相談したところ事故率が低く安定して戦うことのできる勇者ギミック入りの構築を勧められました、実際に彼はYCSJ‐TOKYOでベスト64に入りデッキのポテンシャルの高さを見せつけてくれて勇者型を使おうと思いました。

この結果を経てエリア代表戦に持ち込むデッキを勇者ティアラメンツに決め構築を練りましたが残念ながらエリア代表戦は負けてしまいました。その後も構築にブラッシュアップをかけ前期環境終盤のCSで福福CS6-1で3位、太陽CS7-0で優勝と規模は小さめな大会ではありますが連続して高い勝率で入賞することができました。

そして7/1の制限改定後、クシャトリラフェンリルという準初動かつ強力な妨害カードを奪われることになりましたがCSでもサイヤCS5-1のベスト4、朝霞杯4-0-3で優勝と入賞することができ変わらない安定性で高い勝率を維持することができ制限改定を跨いで約一ヶ月の間で4度入賞することができました。

https://twitter.com/pikachujibanyan/status/1680934661864984576

7/1制限改定で上位のデッキが規制されたことによりティアラメンツが環境的に立ち位置がよくなったことで使用者が増え様々な構築が見受けられるようになりました。これからどの型のティアラメンツを使うか悩んでいる人は本記事を読んでいただきデッキ選択の参考にしていただければと思いますし勇者型に興味が無くても少しでも共感し自身の構築に活かしていただけると嬉しいです。
ここから勇者型を使用するに至ったティアラメンツの構築論を述べます、私の主観であったり一般的に皆が知っていることも多いため特に興味が無い方は目次から【勇者型構築のまとめ】まで飛ばしてもらってかまいません。

1.ティアラメンツを構築する上での考え方

私がティアラメンツデッキを構築する上で考えていることを説明します。
ティアラメンツデッキは、墓地でカードの効果を活用することでアドバンテージを取りながら勝利を目指すデッキで墓地に落ちるカードが多ければ多いほど安定した盤面の再現性につながります。
そのため少ない枚数を落とし強いカードが落ちることに祈るような構築だと運に左右されるため可能な限り多くのカードを落とせるように構築することが重要になります。
このデッキを構築するときには、『手札に引きたいカード』『墓地に落としたいカード』そして『墓地に落とすカード』という3つのカテゴリに分けそれらのカードをバランスよく採用することが重要になります。

では、それぞれのカテゴリが何を指すのか説明します。まず『手札に引きたいカード』とは具体的に何かというと主に汎用枠や手札誘発の枠になり『灰流うらら』や『レッド・リブート』『墓穴の指名者』などが該当します。
これらのカードは手札にあることで意味を成しますが墓地に落ちたときに効果を発動したり、墓地に落とす役割はありません。
引いたときにしか強く無くデッキを回転させる役割がないためこの種類のカードの割合が大きいとデッキからカードを落とすことができなくなり事故となる要因が高くなるります。そのため採用するときはカードパワーが見合ってるのかを考えることが大事になります。

次に『墓地に落としたいカード』について説明します。シャドールビースト、アギド、ケルベク、トリヴィカルマ、シラユキなどデッキまたは手札から墓地に送られることで効果が発動するカードになります。これらのカードは手札に引きたくないですがこの種類のカードの採用枚数がデッキパワーを上げることになるのでこの種類のカードを減らすのではなくこのカードの採用枚数を維持しながら落とせる手段をデッキ内に用意するようにするのがティアラメンツを構築する上で大事だと考えます。
特にアギドとケルベクについては破格の5枚落としをするので素引きしたとしても手札から安定して墓地に送る手段を用意するのがデッキ内のカードを最大枚数墓地に送るために必要だと考えます

では『墓地に落とすカード』何かというと各種ティアラメンツモンスター、そしてティアラメンツモンスターにアクセスすることのできるペルレイノ、テラフォーミング、おろかな副葬などになります。これらのカードを使用し『墓地に落としたいカード』を落とすことでアドバンテージを広げていきます。

しかし今のティアラメンツはレイノハート始め、ティアラメンツクシャトリラ以外のカードが制限になりました。4/1制限改定前のようなスクリームを3枚入れてティアラメンツに墓地肥しの役割を依存すると結果としてデッキからティアラメンツが墓地に落ちる確率が落ちてしまい安定して融合が出来なくなります。そこで『ティアラメンツ以外のカードでデッキ、手札から墓地に落とせるカードを増やす』ことと『妨害を融合に依存しない構築』にすることがデッキとして安定性を保つことにつながると考えました。
ティアラメンツ以外でカードを落とすことができるカードを探し2つのギミックに注目し採用したので紹介します。

■シンクロギミックの採用

まず一つ目はシンクロギミックです。
ティアラメンツを使用しているほとんどの人が採用しているギミックで珍しさは無いと思いますが私なりの解釈で改めて説明します。
シンクロギミックとは主にカオスルーラーを出すことを目的として☆1チューナーを採用し比較的盤面に出やすい☆7ティアラメンツクシャトリラを素材にカオスルーラーをシンクロ召喚することを狙うようにしたギミックです。
この動きで合計8枚のカードをデッキから墓地に送ることができこの動きにティアラメンツの融合効果持ちモンスターも絡まないため高い確率で墓地融合を誘発することができます。
さらにDUELIST NEXUSで登場したレボリューションシンクロンは☆4モンスターと合わせて☆7シンクロを経由しながらカオスルーラーを出す事ができます。この動きができるようになったことでティアラメンツモンスターに割いていた召喚権を手札に引いてしまって墓地に送りたい☆4モンスター(シラユキ、ムドラ、ケルドウ、沼地の魔獣王など)を場を経由しながら墓地に送ることができるのも非常に強力です。
☆4モンスターに召喚権を割くとメイルウを出すことが出来なくなりますが、エンシェントフェアリードラゴンの効果で特殊召喚することもできます。
無理にメイルウを場に出さなくても手札に持っておくことでデッキが回転していきシェイレーンやレイノハートの効果で手札から墓地に送ることで融合効果を使うことができるようになります。この動きを狙うことができるのがティアラメンツに墓地落としを依存しないことで結果として融合の安定性も高めることに繋がります。

また、ジェットシンクロン、グローアップ・バルブ、レボリューションシンクロンのチューナー達は墓地から蘇生することができ蘇生するときに手札またはデッキからカードを落とすことができができるため『墓地に落としたいカード』と『墓地に落とすカード』の2つの役割も持っているのもシンクロギミックがティアラメンツと相性がいいと言えます。

カオスルーラーの成立後に墓地に送られたチューナーを使用してレッド・デーモンアビスやナチュル・ビーストなどのシンクロモンスターによる妨害を出すこともできるため墓地落としが妨害へと無理なく繋げることができるのも強いギミックです。

シンクロギミックは手札にある☆4を墓地に送りながらカオスルーラーに繋げることができる『レボリューションシンクロン』を複数枚採用することが必須になります。

■勇者ギミックの採用

そして二つ目は勇者ギミックです。
採用してるカードは【アラメシアの儀】【聖殿の水遣い】【運命の旅路】【外法の騎士】になります。
勇者ギミック採用することにより得られるメリットを大きく2つで一つ目は運命の旅路による手札に引いてしまった『墓地に落としたいカード』を効果で墓地に送れることです。
手札のカードを墓地に送るカードは多く存在しますがカードの種類を問わず効果で送ることができ、運命の旅路が維持されれば毎ターン落とすことができるため次ターン以降に『墓地に落としたいカード』をドローしたとしても墓地に送ることができるため継戦能力も高いです。手札を墓地に送る効果を持つカードの中で比べて「運命の旅路」が一番強力だと判断し採用に至りました。これにより先行の安定性に加えて後手で浮きがちなティアラメンツサリークやトリヴィカルマを墓地に送ることで手数に変換することができるので後手捲りをする上で手札の質を高めることにも貢献できます。

二つ目が盤面に並ぶモンスターのステータスです。
それぞれモンスターのステータスが前述のシンクロギミックと相性がよくレベル4と7、地属性、闇属性、魔法使いと各種モンスターの素材となりやすい種族、属性を持っています。
レベル7の「外法の騎士」は素引きしたとしても単体で特殊召喚可能でき☆1のチューナーと合わせてカオスルーラーを出す事ができます。素材として墓地に送られたあともティアラメンツの融合素材としてドロゴンになることができてティアラメンツが先に落ちして墓地に融合素材が無く融合が不発になることを抑止できます、融合素材としてデッキに戻るのも次のターン以降に運命の旅路を起動できることになるので動きとして相性がいいです。
アラメシアの儀で特殊召喚される勇者トークンもレベル4地属性でナチュルビーストの素材になれ環境TOPのピュアリイに対して一番強いカードを容易に出す事ができるようになるのも強力です。

アラメシアの儀を発動することにより通常召喚したモンスターの効果を発動することができなくなるのがデメリットとして気になりますが前述した通り手札に来た墓地に送りたいレベル4モンスターであったりチューナーを召喚権に割くことが多いため召喚時に発動する効果を使用することはほとんどありません。
召喚して効果を使う可能性があるのはレイノハートやメイルウですがいずれも1枚でできることはランダムの2枚、3枚墓地落としのため不確定要素に頼るより勇者ギミックでできる「レベル4、7モンスターを供給し、手札のカードを墓地に送る」ことでデッキの安定感高めることを優先したいと考えました。

■【S:Pリトルナイト】の登場

ギミックではなく一つのカードに過ぎないですがこのカードが構築に大きく影響を与えることとなったのでここで紹介します。勇者型は先行の安定性を優先するために沼地の魔神王を採用しておらずルルカロスやグラファなどの融合による妨害が無いため沼地の魔神王を採用しているティアラメンツと比べてチューナーへアクセスできてるかが妨害の数と質に直結していました。このカードが登場したことにより『モンスターの数=リンクモンスターによる妨害』とすることができるようになったため不確定な融合やシンクロに妨害を依存せず安定した妨害へと繋がることになりました。

■勇者型構築のまとめ

当初はティアラメンツの融合効果を使う確率を上げるためにシンクロギミック、勇者ギミックを取り入れて手札、デッキからカードを安定して墓地に送れるように構築を考えましたが、勇者ギミックがシンクロモンスターを出すためのレベル、種族の相性がいいため融合に妨害を依存せずシンクロに妨害を寄せる構築にしました。その後【S:Pリトルナイト】が発表されリンク値が伸びやすい勇者ギミックがこのカードをより強く使えると考え、継続して勇者ギミックをベースにリンクモンスターを多く採用した構築にシフトすることとなりました。
その変化を踏まえた最新の構築はこちらになります、この構築をベースに各カードの採用理由について述べていきます。

2.採用カード解説

ティアラメンツを構成する上で必須枠である下記のカードについては一部を除き説明を省きます。このカード群が入ってればあとは好きなカード入ってればティアラメンツっぽい動きはできます。

【ティアラメンツ・クシャトリラ】

なぜか規制から逃れたカード、このデッキの核。デッキからカードを落とすカードでありデッキから落ちたときにカードを落とすことができます。①②の交換を両方発動すると5枚を落とすことができるためティアラメンツ群の中では破格のパワーを持つ。
ペルレイノなどの「ティアラメンツ・クシャトリラ」をサーチできるカードとデッキからカードを落とすカードを両持ちしていた場合は落とす方から使いこのカードが落ちる確率を高めるようにしましょう。
また、このカードは効果の処理で「特殊召喚」し「手札・墓地からティアラメンツカードを除外」します。なので墓地のティアラメンツをDDクロウで除外しようがムドラで戻して効果処理時にティアラメンツカードが手札、墓地に無くても特殊召喚までは行われます。レイノハートの方は知ってる人多いですがなぜかこっちは知らない人多かったです。

【古尖兵ケルベク】【古衛兵アギド】

デッキにいてもらい少ない墓地肥しからこれらのカードが連鎖するのが一番理想ですが素引きすることも多々あり手札から落とす方法を用意することがデッキを回転させることに繋がります。このカードを墓地に送る方法はムドラ、ケルドウ、ジェットシンクロン、シェイレーンと様々な方法で落とすことができますがその動きに増殖するGを貰うと綺麗に止まるのが難しくなります。運命の旅路で墓地に落とすとイリガルナイトをサーチし最低限1妨害で止まることができるのが勇者型の一つの強みと言えます。

■手札に引きたいカード

 【灰流うらら】【墓穴の指名者】

シンクロ、リンクに軸を置いたティアラメンツなので妨害を作るのに増殖するGで引かせるカードの枚数が多くなります。沼地型と違い墓地に沼地とティアラメンツが落ちて融合のような理不尽なG耐性を押しつけることもできません。先行を取ったとしても増殖するGを打たれて負けが許されないのでGを無効にできるカードを最大枚数投入するようにしました。後手の誘発としても来期環境トップのラビュリンス、R-ACE、ピュアリィに対して強く打てるため前期と違いGを止める以外でも妨害としても最低限機能するのも優秀です。
また灰流うららはチューナーであることも大きく意味があり、このデッキは盤面にチューナーが絡むかで妨害数が大きく変わっていきます。デッキから墓地に送られていくなかでレボリューションシンクロンが落ちたときに盤面にシンクロモンスターが存在しないと蘇生することができません。相手の手札に増殖するGが無いと判断した場合は灰流うららに召喚権を使用し☆7や☆4と合わせてシンクロモンスターを特殊召喚することでレボリューションシンクロンの蘇生条件を満たし更なるシンクロ展開に繋げることが可能になります。サイヤCSの試合ですが1本目と3本目で通常召喚しているのが見られますがこにようにかなりの頻度で召喚しています。

【レッド・リブート】

前期終盤からメインに採用、ピュアリィがスリーピーメモリーによるドローをした上でノアールになる動きを優先した構築にシフトしたためピュアリープを止めることに特化した方が誘発を複数枚採用するより少ないスロットの『引いて強いカード』の中で1枚で動きを止めることができるため採用しました、制限改定でスリーピーメモリーが規制され前期と構築が変わったもののピュアリープを3積みした構築が多いため前期と変わらず強く使えると判断し継続して採用しています。その他環境トップにラビュリンス、R-ACEがいるのもメインからの採用に後押ししています。

【簡易融合】

ムツミさんの構築から参考にして採用。後手から沼地のドロゴンを出しノアールやR-ACEの妨害を受けずに展開することができる。先行でもミドラーシュを出しレベル3チューナーとカオスルーラーになったり、ドロゴンを出しランク4やナチュルビーストの素材にすることもでき準初動としての役割もあります。このカードで出したモンスターは融合召喚扱いとなるためミドラーシュをセレーネで蘇生することができるのも無駄が無いです。「S:Pリトルナイト」の登場で先行でリンク値+1にでき後手でもリトルナイトの①条件を満たしやすくなるため後手捲りでも優秀な一枚です。

■墓地に落としたいカード

残りデッキ枚数が35枚として3枚落としをした場合26枚のうちの何かが1枚落ちる確率は98%、ほぼほぼ1枚落ちます。5枚落としの場合に2枚落ちる確率は98%これもほぼほぼ落ちます。ランダム墓地肥しを現実的に強く使えるようにこのカード群は25枚以上入れることが望ましいです。

【聖殿の水遣い】

墓地に落ちてもデッキまたは墓地から【アラメシアの儀】をサーチすることができるため『墓地に落としたいカード』の最有力候補です。そしてサーチ先であるアラメシアの儀は『墓地に落とすカード』である【運命の旅路】を発動することができるため1枚で2つの役割をこなすことができます。このカード自体は引いても手札から発動することができるため『墓地に落としたいカード』ながら増やすことで事故にならず逆に安定感に繋がります。
聖殿の水遣いから勇者ギミックを回すと実に3枚のデッキ圧縮につながりデッキ内のランダム墓地落としの期待値が上がるのも強いです。また2枚目を素引きしたとしても手札から特殊召喚する効果でリンク値を増やすこともできるためリンクでの妨害に繋げることもできます。
また2枚目以降が墓地に送られても魔法使いのため「神聖魔皇后セレーネ」の墓地から特殊召喚される役割もあるので重ねて引いたとしても強いです。

「聖殿の水遣い」と「アラメシアの儀」の枚数比について
最大枚数入れるのであれば関係ないですが私は枠の関係で2つのカードを合計4枚採用として3:1or2:2を環境に合わせて変えています。
まず水遣いを増やすメリットについて
・デッキテーマである墓地肥しと非常に相性がいい
・水遣い複数持ちしてもリンク値として使用できる
・サーチ先が残りやすくなり運命の旅路を2ターン目以降使えるようになる
続いてアラメシアの儀を増やすメリットが
・ドロール&ロックバードを受けずに旅路の効果を使用することができる
・アラメシアの儀チェーンアトラクターでアラメシアの儀が除外されても水遣いのサーチ先が残るなどです。環境的に(2023/07/31時点)ドロール&ロックバードの採用枚数が減少、アトラクターを唯一採用できる環境デッキのR-ACEもディアベルスターを採用したことでアトラクターが入らなくなったため「聖殿の水遣い」を3枚、「アラメシアの儀」を1枚にしました。

【壱世壊を劈く弦声】

勇者型の構築方針が「壱世壊を劈く弦声」を複数毎採用しティアラメンツに召喚権を使用し墓地に落としに行く動きを狙はないためカレイドハートの効果でこのカードを墓地に送りデッキからティアラメンツ罠をサーチする動きを担保するために最低限必要な1枚のみ採用。
もし2枚目を増やすなら墓地に落ちた時に同じく罠をサーチしつつペルレイノをサーチすることができるトリヴィカルマを入れることを優先したいです。

【亡龍の戦慄ーデストルドー】

召喚権を使わずに場にチューナーを供給することができるためレボリューションシンクロンが墓地にいて他のチューナーに触れていないときに☆7シンクロ経由してカオスルーラーへいくことができます、またレベルの調整をすることで容易にバロネスを出すことができるため重宝します。ただこのカードだけではレベル7シンクロを出すことしかできないため引きムラが発生し単体で初動に貢献せず事故の要因となるため採用を控えていましたが「S:Pリトルナイト」の登場でリンク値+1にできるだけでも役割として十分な働きができると判断し最低限の盤面形成と前述の複数カードとの噛合いによる最大値の確保ができるので採用しました。

【妖精伝姫‐シラユキ】

このデッキの強さを支える一枚。マスカレーナと相性が良く相手ターンにマスカレーナのリンク素材に巻き込むことで墓地に送り再度使うことができるようになります。後手から召喚し相手のモンスターを裏守備にする場合はアラメシアの儀を使えなくなるので注意しましょう。
相手の墓地に光、闇属性が無い場合はこのカードを墓地に置きながらライフを取りに行くとビーステッドを打たれたとしても対象のカードを除外することでワンキルを妨害されなくなるので無駄に場に出さないうようにしましょう。
除外するカードはよく状況に合わせてよく考える必要があります、効果使用済みのレボリューションシンクロンや相手のデッキに入ってそうな霊使いの属性のモンスター(ミラー、ピュアリィならダルク、アダマシアはアウス、R-ACEならヒータ)などを優先して除外しましょう。
残す必要があるのはは以下のカードですが時には除外が必要な場合もあるので状況に合わせて優先順位を決めて除外しましょう。
優先順位高
・光、闇属性モンスター(カオスルーラーの蘇生に必要なコスト)
・融合素材になるカード(ティアラメンツや闇属性モンスター)
・魔法カード、セレーネの魔力カウンターを貯めるために3or6枚を残す
・ティアラメンツネームを最低1枚残す(ティアラメンツクシャトリラで除外するカード)
・チューナー必要な☆、相手の霊使いに蘇生されない属性を残す(レッド・デーモンアビスでの蘇生先)
・グローアップ・バルブ(ブラック・ローズ・ドラゴンの効果用)
優先順位低

【トリヴィカルマ】

採用を一番悩んでいる枠、落ちたときの強さはデッキ内でも1、2を争うものの引いたときの弱さも1、2を争うので非常に悩ましい。ペルレイノがあるので無いのではデッキとしての強さが1つ変わるので仕方なく採用しています。墓地に落ちたらフリーチェーンで効果を使えるのでピュアリイやラビュリンスにチェーン切りとして使用することを忘れないようにしましょう。

■エクストラデッキについて

・「クロノダイバーリダン」「ティアラメンツ・カレイドハート」「沼地のドロゴン」「エルシャドール・ミドラーシュ」「暗影の闇霊使いダルク」「神聖魔皇后セレーネ」「混沌魔龍 カオス・ルーラー」「レベル7シンクロドラゴン枠」「S:Pリトルナイト」以上9枚のカードが必須枠になります。こちらも説明不要なものは省き必要なカードのみ説明します。

【暗影の闇霊使いダルク】【神聖魔皇后セレーネ】

リンク2の枠の採用は勇者ティアラにおいてはダルクが必須です。この枠はミドラーシュをリンク素材にできるカードかつセレーネの素材となれるカードである必要がありそれを満たすカードの中で一番優秀なのが理由です。ミドラーシュをリンク素材にするケースは多く発生し、先行で出してターンが返った後にワンキルしに行く場合と、先行展開でまだ展開が伸びる状況で融合がヒットしたときに1度ミドラーシュを特殊召喚しダルク→セレーネとつなぐことで展開が終わった後にミドラーシュを蘇生し蓋をすることができます。セレーネで蘇生したミドラーシュは守備力800のため戦闘破壊されやすいのでシラユキやペルレイノ、リトルナイトなどで守れるようにしておくか、カウンターを6個以上セレーネに貯め再度相手ターンで蘇生できるように備えます。セレーネの蘇生先はシャドールビースト、シャドールリザード、聖殿の水遣い、シラユキと豊富です、また勇者ギミックと相性がよく魔法が墓地に溜まりやすいため効果を使えないことはほぼないです。

リンク素材の条件でダルクを採用してましたがAGE OF OVERLORD発売後はリトルナイトがほぼ全てのデッキに採用され、ディアベルスターの出張も増えたため蘇生効果が使える対面も増えたため必須カードとなりました。

S:Pリトルナイト

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