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蓮華王院本堂(三十三間堂)は私の中の中学二年生が爆発しっぱなしだった

新潟県のとある地域に住んでいる35歳おじさんが、2024年3月の末に京都へ行ってきました。
訪れた観光地やご飯やさん、カフェなど、私がその時どう感じたかという心境も交えつつご紹介・まとめていきたいと思います。

後白河上皇と平清盛が創建

 私は最も好きな大河ドラマはなにかと問われた時、きっと平清盛とこたえると思います。
 平家物語が好きなわけでもなかったですし、現行でも別に好きではないです。あ、アニメの平家物語は大河のおかげで割と上手く見れました。
 何が好きかと問われると難しいのですが、大河ドラマって戦争よりも政争の方が面白いと思いません?
 合戦の映像って、昨今の予算不足ではどうしたって迫力なんて出せるわけがないんです。そういうのは映画作品やハリウッド、NETFLIXに任せるとして(ネトフリで金かけた時代劇は受けるだと思う)、平清盛はそういう意味で会話劇が楽しい作品だったと思っています。

 そのように楽しんだ作品のおかげで、後白河上皇と平清盛は好きな人物です。一番好きなのは窪田正孝演じた平重盛ですけどね。物凄い役者が出てきたもんだと感動したものです。

 逸れに逸れまくりましたが、そんな建物でかつ、仏像が1001体安置されている場所と聞き、行きたくて仕方がなくなった。
 私の中のイメージで京都といえば三十三間堂か平等院鳳凰堂だった。宇治市は、次か次の次で堪能したい街だ。

撮影禁止が功を奏す

説明文

 三十三間堂にお邪魔したのは、滞在最終日となった4日目。朝食に井上製パンの美味しいパンをモグモグした後、最初に訪れたのがこちらだった。

 拝観料をお支払いし、スリッパを履いたのだったかな?忘れましたね。何にせよ靴は脱いだんです。

紛失防止の為にパシャっただけな靴。
無意識に置いたんですけど、凄い縁起悪そうな数字のところに置いてますね。
国によっては6が悪魔の数字だったりするじゃないですか。
数字ごときで良い悪いって結局決めようがないんですよね(なげえよ)

 でですよ、これより本堂は撮影禁止ですとアナウンスが為され、写真は撮っておりません!
 なので記憶も定かではないんですけど、こういうのって脳裏には焼き付いているじゃないですか。

 具体的にこの仏像がね・・・とか語れるほど覚えてないんですよ。なにせもうすぐ2ヶ月前の記憶ですからね。そうでなくても漢字だらけで覚えられっ個ないものばかりです。鬼子母神にあたる神母女だけ、凄い異形感が溢れ出ていて強烈なインパクトがあったので覚えてますけども、他は全く。
 強いてあげれば風神雷神と、帝釈天とか阿修羅とか、有名どころは覚えてます。覚えているというか、前から知ってるから記憶に残っているだけとも言えるかな・・・。

 でも二十八部衆とか、四天王とか、八部衆筆頭とか、とにかく厨二病ワードが連発なんですよ!!!これが最高に私の中の少年心とオタク心のくすぐりまくってきやがりまして、本当に最高でした。
 やっぱり男の子は漢数字好きだよね!
 ・四天王
 ・五芒星
 ・六大将軍
 ・七星剣
 ・八王子

新たな夢

お庭も凄い綺麗に整えられていました。雨じゃなければもう少し散策したかったですね。

 具体的に何が書かれていたのかは忘れたんですけど、像1体1体に全て説明文が載っていたんですね。撮影可能なら全て撮ってきたかったんですけど、私展示物そのものよりも、博物館や美術館とかいっても、文章読むのが好きなんですよ。

 どういうタイミングで学芸員さんがあれを書き換えるのか分かりませんけど、少なくとも50年前と一緒という事は無いと思うんですよね。
 研究が進むだろうし、文章も体系をかえるものじゃないですか。

 そう思うと、このフレーバーテキストを読めるのは今この瞬間だけと捉える事ができるわけで。今の学芸員さんのお力によって、書かれていると。
 三十三間堂で一番記憶に残っているのは、

・天龍八部衆の筆頭
・天龍八部衆の一体の数えられることもある
・天龍八部ともされる
・天龍八部かもね・・・・?(これは流石にありません)

 と、研究の真っ只中である事が窺い知れる曖昧さに凄く惹かれたんです。世界遺産や国宝の説明文を書くには相当な勉強が必要でしょうし、そもそも私は学芸員なんて目指さないですけれども、いずれああいった説明文、書いてみたいなあと思った次第です。


 新しい夢を授けてくれた三十三間堂に感謝です。

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