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ぼろぼろな駝鳥

今日は疲れたのです。

色々とあんまりで早く寝ようと思ったけれど、高ぶり眠れないので、noteを書きます。

私は怒ったり泣いたり喜んだり感動したり、その都度トランジットとのホロスコープで確認します。これはもうクセです。

自分でデータ取って投稿や鑑定に役立てたいのもあるけど、今や単なる条件反射。「うおおおおバッッカやろぉぉおお!!!。。。さてこの状況、2重円は如何ほど」冷静。

で、何を見るかというと当然「月の位置」です。一日の中で、月以外で動きの大きい天体は無いので。


みる順番としては

❶トランジット図を見て、月の状態をざっと見る

自分の出生図と合わせて
❷トランジット月が出生図のどのハウスにあるか
 ↓
❸出生図の天体とトランジット月のアスペクトはあるか

です。
今日の場合は

❶トランジットで、月と天王星が牡牛座で合
自分の価値観や感覚を塗り替えるような衝撃

❷出生図では12室
❸出生図のドラゴンテイルと合
表沙汰にできない問題を、なんとか上手く辻褄合わせている(12室)
自分のいつものパターン(ドラゴンテイル)

これを読みますと

長らく抱えている表沙汰には出来ない問題を帳尻合わせしてやり過ごしていたが、予期せぬ問題が起こり、感情が掻き乱される。

しかしこの出来事によって将来(未来)に対して抜本的な対策を立てていかなければならない事を知る。

という塩梅です。

ちなみにトランジットで、みずがめ座土星が90度で入っていますので「今までの枠組み(ルール・恒常性)を変えていく事に尽力致します!」という改善死守労働組合が動き出しています。

その外部からの圧力に対してワンマン社長つちのとは、出生図からてんびん座冥王星が150度で入るので「実績統計データが無いなら話しにならんよ」という攻防をかけています。

アクシデントは家庭内のことなので、ここに書けないのですが

出生図冥王星は
「自分(私つちのと)を武装するために強さを出す」

トランジット土星は
「そこを変えないと現実的に厳しいよ」

と言っている感じですね。

よく「冥王星は破壊と再生の星」と言われますが、今回のように、自分を死守することに力を尽くしてもくれます。

が、結局はエゴもろとも吹き飛ばされると思います。冥王星は呼び水なんですね。もののけ姫ラスト破壊と再生のような、ぶおおおお

出生図はあくまで自分の範囲の動きで、トランジットが刺してくる凸凹で運命?は動いていくのかな、と思うております。

ここまで書いたら、だいぶ脳内整理されて落ち着いてきました。そうそう、これがホロスコープ解読の良いところ。

思考と感情と感覚が混沌となっているものを、引っぺがしては整え、ちぎっては投げ、使えそうなものは漬物石に。

ホロスコープを感情で読んでしまったら元も子もないのですよね。おかしなもので自分の事となると、冷静に読んでも「こうありたい」に寄せてしまいがちなので、気をつけないとと思っています。

ちなみに脱線ですが
「感覚で読む」とというのは少しおかしいのですね。感覚とは身体感覚にダイレクトに繋がっている「味覚・触覚・聴覚・嗅覚・視覚」五感のことです。なので「感覚で読む♪」の方は素直に「自分の感覚を感情で読んでます」と書いたほうが宜しいのではないかと思います。

さて、

タイトル「ぼろぼろな駝鳥」は詩人 高村光太郎のもの。教科書にも載っていたのでご存知の方も多いと思います。

詩人・彫刻家の高村光太郎は、第二次世界大戦中は国策プロパガンダと化した時期があり、彼の詩に鼓舞され多くの若者は正義の使者として戦場に旅立って行きました。

戦後高村は「この特殊国の特殊な雰囲気の中にあつて、いかに自己が埋没され、いかに自己の魂がへし折られてゐたか」と深い自責の念に囚われます。

ぼろぼろな駝鳥
 
何が面白くて駝鳥を飼うのだ。
動物園の四坪半のぬかるみのなかでは、
脚が大股すぎるぢゃないか。
頚(くび)があんまり長すぎるぢゃないか。
雪の降る国にこれでは羽がぼろぼろ過ぎるぢゃないか。
腹がへるから堅パンも喰らふだらうが、
駝鳥の眼は遠くばかりみてゐるぢゃないか。
身も世もない様に燃えてゐるぢゃないか。
瑠璃色の風が今にも吹いて来るのを待ちかまへてゐるぢゃないか。
あの小さな素朴な頭が無辺大の夢で逆まいてゐるじゃないか。
これはもう駝鳥ぢゃないぢゃないか。
人間よ、
もう止せ、こんな事は。

高村光太郎、晩年の作品です。

それでは、また。

つちのと

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