天王星と土星の行き先を考える。
ホロスコープとは全く関係の無い分野でホロスコープ配置を感じる時、導きのヒントを貰える時があります。今回はこの事を強く感じた出来事についての記事です。
私は作業中によくSpotifyやラジオを聴いています。
その中でも、VOGUE(女性ライフスタイル雑誌)のPodcastは様々なゲストが読者や編集部(!リアル過ぎる)のお悩みに答えるという企画で、ゲスト(回答者)の個性が強くて面白いのです。
先週のゲストは精神科医の名越康文先生でした。
名越先生はロジカルな精神科医でありながら、「体癖論」で知られる野口晴哉氏の「野口整体」にも精通しており、またゲーマーでバンドマンで、、、とにかく引き出しが多い方です。
講演や講座開催などで物凄くお忙しいので、病院業務はもうされていないのかもしれませんが、お話しされる言葉遣いが、医者さんが患者を尊重して話してくれる時の語り口で聴いていてホッと安心します。病院もとい現実は、、、まあ色々な先生がいらっしゃいますよね。
さて、その名越先生のVOCE Podcast。
今回のお悩みと、その回答を聴いていたら「これは牡牛座天王星と水瓶座土星90度の話しでは?」と思いました。
先に内容を書くのもつまらないので、ぜひ聴いてみて下さい。12分ほどです。
外資系会社の「基本的人権として」の新しい規約を良しとせず辞めていく人に対して、前向きに働きかける事は出来るのか?というお悩み。
本来なら「善きこと」である規約を「同調圧力」と感じ、そこに馴染めない人に対して歯がゆさを感じてしまう。共に良き方向に向かっていく為には?という質問内容ですが、名越先生の解答は以下でした。
★「これが正義なのだ」という考え方が出てくる時は、自分自身が本当は自分の出した答えに納得できていない。
信じたいことを信じられていないと、人は言い難くなるのではなく、逆に強い言い方になる。
自分が不安なので自分に言い聞かせるために自己催眠的に「これは正しいんだ、何がおかしいんだ」と圧力的な考え方になる。
★「目的が一致しているか」ということが大事。
同じゴールを目指しているかどうかが大事。そのための技術が大事なのでは無い。意見が違うものなら何度も目的を繰り返し話し合う。納得できてないことをお互いに探り、最終的にゴールを一致させる。
このアドバイスを分解していくと、風エレメントの性質が見えてきます。
風は「熱・湿」の性質を持ちます。
熱は、未来に立ち向かっていく力。
湿は、周囲の状況を吸い上げていく力
技術が大事なのではなく
↓
いかに便利に動かすか(地)という
既存の考え方からの離脱
目的について繰り返し話し合い
すり合わせる
↓
周囲から様々な意見を聞くが(湿)
それは意志を固めるためでは無く
未来への方向を固めるため(熱)
納得できていないことをお互いに探り
↓
相反する意見を活発に取り入れようとする(風)
最終的にゴールを一致させる
↓
一度決めた目標を長期目線で行う
(不動宮)
牡牛座天王星と水瓶座土星の90度は、ちょうど一年前「風の時代」大フィーバー時から、現在まで続いている長期アスペクトです。
この流れは2022年2月頭で終わりを迎えます。
生きてるだけでそれぞれに抱えている問題が有りますよね。しかし方法やルールをケンケンガクガクと話し合ったところで、どんどん本軸からズレていくだけなんですよね。
この天王星土星90度は「最終的なゴールを一致させる」が幹が一番大事なことであって、枝葉なことに力を入れ過ぎないようにした方が良い時なのかもしれません。
名越先生はしいたけ占いで有名なしいたけ氏とも交流が深く、その接点は先にもお伝えした「野口整体」。
創始者 野口晴哉氏の本も、とても面白いです。専門的なものも多いですが、この2冊は初心者入り口向けかと。野口晴哉氏の文体が美しく、難無く読む事が出来ました。
初めて「体癖」を知ったのは20年前だったと思います。摂食障害バリバリの頃に知り「心と体がこんな風に繋がっているのか」と衝撃を受けました。自己診断では難しいので推測でしかないのですが、私は自分では「7種」かなと思っています。エネルギーが余り過ぎて鬱傾向になりやすい人、とありました。そうかな?そうかも。
こちらの本はまた別に紹介したいと思います。それでは、また~。
つちのと
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