見出し画像

本当に凄いのはウェイトでもクロウリーでもなくパメラさんじゃね?

おはようございます。

昨日と今日のインスタ投稿でも色々書いてましたが、タロットと黄金の夜明け団の歴史を知ったら、必要なことが整然となった気がします。

Instagramも宜しくね〜。

ウェイト版に馴染みある人からしてみると、一見トートタロットの方が浮世離れしているように思えますが、むしろ「方向を変える」ことに意味を求めないウェイトの方が空想家だったのかもしれません。

ウェイトは「占いなんて」とタロットを占いに使うことを軽んじていたと言われますが、それはタロットに対してだけではなく彼自身のグノーシス主義(日本でいう禅のようなもの)から来るもので「形あるものに意味は無い」という考えからの視点。

じゃあウェイトは現世にこだわりなく禅僧のように生きたのか、というとそうでもなく、偽名でめちゃくちゃ占いの色が強い本を出して、更に自身の本の中で偽名で出したソノ本を賞賛したり、と中々欲深い所もあります。

黄金の夜明け団の問題児クロウリーが門外不出の内容を自身の機関紙で口外した時も、めっちゃクロウリーが槍玉に挙げられてるスキに、自分はもっと大きい出版社でその門外不出を書いた本を売り出したり。

一生懸命ド真剣に魔術を行っていたクロウリー(本人スタンド使いみたいなことを真剣にやっていたと思っている)の方が、無垢でキャワイイ❤︎気もします。

まあ、どんな道具を作るのも人間ということですね。

ほんで、私が出した結論というのは
タロットは意味を持っているというよりも
パーツを組み合わせて出来た「絵」ということです。

その「パーツ」からどう読み取るかは、その人次第ですし、自分の価値観をタロットの基準(あるんかいな)に合わせる必要も無い。

直感で読む人はタロットにインスパイアされて、自分の真ん中にダイレクトに繋がれる人なんだろうな~と思います。正直うらやましい。

私にはそういう力は無いので、その絵を構成している成分を組み立てて読んでいこうと思います。西洋占星術で勉強していたエッセンシャルディグニティがこんなにタロットで活きるとは!嬉しいです。


ウェイトは小アルカナにあまり関わらなかったようですが、それは小アルカナがすでに「型」が決まっているもので自由枠がなく、自分の色をあまり出せなかったからのようです。

小アルカナは、星座・天体・セフィロト、そしてセフィロトと天体を繋ぐパス、など、読む材料はかなりキッチリ固められています。

大アルカナは「概念(思想家大好きワード)」小アルカナは「現実生きる指針」のようなもの。

トートタロットにはダイレクトに天体や星座が書き込まれているので複雑に思えるのですが、この意味を全て読んだところで内包し結論を出し上手く描き表しているのがウェイト版の小アルカナなんですよね。

なのでトートもウェイトも、結局同じことを言ってると思います。

「感じるエネルギーが違います!!」とかの抗議はスルーします。私から見えないものを私の視点で言うことは出来ないので。


また、ウェイト版の小アルカナは、画家のパメラさんが自由に創作したと言われますが、ウェイトから提示された15世紀イタリア・ルネサンス期のタロットが原型になっています。酷似している絵も多いです。

原物は戦争で燃えたのでフイルムのみ。

しかし、そこに星座・天体・生命の木全てを包括して、背景や衣類、登場人物の表情で全てを表現しきったのはパメラさんの知性と画力に他なりません。


本当にすごいのは
クロウリーでもウェイトでもなく

黄金の夜明け団の権威にも無欲で
星座や天体のディグニティを理解し
生命の木のパスを含めたセフィロトを考察し
かつそれを高尚な知識とせず
私たち一般人にとても解りやすく
「ニンゲンの生きざま」として描き表した
画家のパメラさんなんじゃないかなーと思います。

美女、、、!

そいではまた!!!
エリ

★★★

伊泉龍一先生のYouTubeも是非😊
とても勉強になりますよ〜!
ちょうど今パメラさんのターンのようです。
配信は重鎮テレーマさんが行っています

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?