ハウスは連想ゲームではない。

連想ゲーム！

赤い
赤いはりんご
りんごは甘い
甘いは砂糖
砂糖は白い
白いは赤い

まてまてまてまて
白は白だ！

そもそも
赤くないりんごもあるし
白くない砂糖もあるし

と思ったあなたイェエエッス！！！

ハウスから星座を連想しないこと。

ハウスにはハウスのルーラーがある。
星座には星座のルーラーがある。

ルーラーは「管轄地域をルールする」もの。
ルールを決めているのは天体。

つまり
ハウスにはハウスを意味づける天体がある。
星座には星座を色づける天体がある。

5ハウスを支配するのが金星だからといって
5ハウス＝おうし座
にはならない。

10ハウスを支配するのが火星だからといって
10ハウス＝おひつじ座
にはならない。

３ハウスを支配するのが月だからといって
３ハウス＝かに座
にはならない。

1ハウスを支配するのが土星だからといって
１ハウス＝やぎ座
にはならない。

ちょっとしつこく書いたけど
コレはわかるよね。

ハウスを管轄しているのは星座ではない。

それなのに

1ハウスは一番目の星座の
おひつじ座が支配しています。
なので、１ハウスを支配しているのは火星です。

に納得するのはなぜなんだ、、、。

ハウスが縦軸としたら星座は横軸。
縦かける横から生じる立体の中に
天体というもう一つの軸があり
ホロスコープは形成されている。
と考えてみてほしい。

ハウスと星座、支配天体が同じ軸方向だとしたら
そこに立体は生まれない。
全てが同じ線上にあるだけになる。

どういうことか？
というと

全てを同じ軸方向で考えることになるので
ホロスコープが１×１になってしまう。

おやつタイム。

例）３ハウスしし座　太陽てんびん座

ハウスと星座を連動させるということは
読みがそこで終結してしまうことに繋がる。

★ハウスと星座を連動して考える場合

３ハウスがしし座なので
コミュニケーションで周囲をまとめていく
リーダー性がありますね！！！
太陽は５ハウスのてんびん座ですか
ご自分の趣味や特技を生かしたお仕事をされた方が！
はあ、そういうのは無い
いや絶対ありますよ！

読みが立体的にならず
お客様の話す言葉から
連想ゲームが始まっていく。

そして冒頭のように
「白いは赤い」で着地しようとなる。

では、星座とハウスを切り離して考えてみよう。

★ハウスと星座を連動して考えない場合。

太陽はてんびん座で
3ハウスがしし座なんですね。

周囲に対して警戒心が強いので
気軽に誰かと話すというよりは
じっくり相手の話しをきいて
良いところや尊敬できるところを
見つけて心を開いていくタイプでしょうね。

でも、ご自分の好きなことに関しては
俄然おしゃべりになれますね。
それで「やりすぎた～」ってコトが
あったかもしれませんが、どうですか？

今でもつい、ぐいぐい強く出過ぎて
ドン引きされることが、、ほお、、、ふむふむ

でもご自分が思うほど失敗というか
同じことは繰り返していないと思いますよ。


その「アツすぎて失敗したぁ」が〇〇さんの
キャラクター一面でも(以下続く)

というように

・ハウスの意味
・星座の意味
・天体の意味

この３つの軸を掛け合わせることで
読みは本来の意味に忠実に広がっていく。

わかりづらい？
めんどくさい？

では、、、

星座は洋服
ハウスは場所

と考えてみてほしい。

喪服を着たら
その場が葬式になるか？

いやならねーーーーーべ！！！！

コレ
『3ハウスは双子座が支配しているので』
と同じだって気がついたかな？

これからは現代（モダン）の方も
星座とハウスを切り離していくのではないかな。

不変のものと思われがちな占星術だけど
モダンは流行りに敏感になるし
古典も新しい事実は積極的に取り入れている。
どちらも変動し続けているのだよね。

私は現代占星術で学び始めてすぐ
ハウスで読んでいくことにハマったので
わりと早い時期に
「星座とハウスが同じっておかしくね？」
と違和感を感じて軌道修正したのね。
そしたら読みの世界がグンと広がった。

星座とハウスを連動している人は
今までの鑑定で話したことや
かけた時間を考えると恐ろしいかもだけど
「ハウスと星座は別」の方向に
一刻も早く切り替えた方がいい。

あなたのため、
なにより
あなたを信じて来て下さった
お客様のために。

ワイルドな栗饅頭だった。

そいではまた～
エリ

紅玉は赤い。