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性病検査②女風ユーザーが受けるなら

風俗を利用している既婚者が家庭に持すち込めないもの、その一つが性病だと思います。

ゴムを使用しているのに?
本番(挿入)してないのに?
セラピストさんの検査結果は陰性だったのに?
利用ルールを守っていれば感染するリスクは低そうに見えますが、性風俗ですから感染することはあります。

ツイッターの界隈では何度も話題になっている検査項目、検査頻度、検査の場所等について、わたしの思う「みんなの性病検査はこんな感じみたい」という感覚的なユーザーさんの中央値をまとめました。

また長くなってしまったのですが、気になることをひとつの記事にまとめたので読んでいただけたら嬉しいです。
目次がありますので、必要な情報を読み返すこともできます。あなたの安心安全に役立つ情報が見つかりますように。


1.検査項目


感染のしやすさ、病気を発症して進行したときの恐さ、採集した同じサンプルで検査できる性病の組み合わせが多いようです。

▼スタンダードな検査項目▼
淋病(喉、性器)
クラミジア(喉、性器)
梅毒(血液)
HIV(血液)
B型肝炎(血液)

▼次に多い項目▼
トリコモナス(おりもの(性器))
カンジダ(おりもの(性器))

▼検査可能なその他の項目▼
尖圭コンジローマ
性器ヘルペス
マイコプラズマ・ジェニタリウム
マイコプラズマ・ホミニス
ウレアプラズマ・パルバム
ウレアプラズマ・ウレアリチカム
HPV(ヒトパピローマウイルス)
C型肝炎

 

検査項目や部位は、
①性病の種類
・国内の感染者数が多い、あるいは急増している性病
・発見が遅れ発症や進行すると手遅れになりやすい性病。
・治療しても再発することがある性病
②検査する部位
・風俗業界で増えている感染部位(オーラルセックスによる喉等)
で考えて組み合わせを選択してみてください。迷ったら、スタンダードな検査項目か女性用のセットを選ぶ。まずは検査することが大事です。

2.検査の頻度


何もなければ年に一回と聞きます。あとはパートナーが変わったとき、症状の自覚やパートナーが陽性だったとき、不特定多数との性的接触があったときが検査の機会になります。女風は不特定多数が利用するサービスなので検査する機会に該当します。
性病感染からの潜伏期間、検査での検出可能なタイミングなどを考慮すると、月1回から3ヶ月に1回の定期検査がスタンダードのようです。
ご自身の女風の利用状況に合わせて、利用前と後になるよう検査の間隔を調整したり、検査項目を毎回や間隔を空けて実施してもいいかもしれません。お店の性病検査割を利用するなら、適用条件に合わせて検査のタイミングや項目数を決めてくださいね。

3.検査の方法


早期に発見して治療を受けること、感染源にならないことを考えると、自費での性病検査を選択する方が多いと思います。自費の場合は次の2つの方法があります。

①医療機関での自費での検査
自覚症状や診察がなくても検査を受けられます。必要最低限な項目をはじめ多種多様な項目がセットになっているので、選びやすくなっています。
セット化による割引や風俗従事者・利用者向けの割引、医療機関への紹介割などを利用することで、自費の検査費用も多少抑えることができます。
医療機関ですので、採血や一部の採取をやってもらえるので負担感も少ないです。陽性結果の場合、そのまま治療を受けられるのもメリットだと思います。

②検査キットを自分で購入する検査
性病検査機関のサイトやAmazon、楽天のような通販サイトで検査キットを購入します。こちらも検査項目がセットになっているので選びやすいと思います。提携サイトからの購入で割引価格になることも。
キットに同封された説明書を見ながら、喉や性器からおりものや血液などを採取して検査機関に郵送します。サイトに動画の説明などがありますので、手軽にできるようになっています。
使用期限や保管方法、採取から返送までの期間を守るようにしてください。正しく分析できず正しい検査結果を得られない恐れがあります。
陽性の場合、オンライン診療や連携医療機関等を紹介しているところも多く、治療に結びつけやすくなっています。


そして、どうしても費用が気になる場合は保険診療や保健所の方法があります。

③病院やクリニックでの保険診療
自覚症状があれば病院の婦人科やクリニックで受診して、医師が必要と認めた性病検査を受けられます。検査結果が陽性であれば治療も受けられます。保険により費用は自費より安く抑えられます。
一方で保険適用ならではの制約がありますのでこんなはずではなかったとならないようにご注意ください。保険診療での検査が月1回までのようなこともありうるのです。

④保健所
無料で匿名で受けることができるのが保健所です。お住まいにより異なるので調べる必要があります。
検査項目が限られること、検査日や検査場所が限られること、検査結果を証明する書類が発行されないなど、不便さや制限があります。また、陽性だった場合、病院で診察を受けて再度の検査をしてのように、すぐに治療に繋げられないこともあります。
検査項目はHIVや梅毒、一部で淋病やクラミジアがあります。参考までに東京都のリンクを載せます。

4.検査の費用

「3.検査の方法」で書いたように、保健所の無料検査、保険診療の検査、自費でキットを購入しての検査、自費で医療機関の検査の順で費用があがります。
コラボレーション企画や集客施策の割引があったり、風俗従事者・利用者向けお得セット、啓発キャンペーンのワンコイン検査などもあります。不定期開催や期間限定のものも多いですが、性病検査に関心の高いセラピストさんやユーザーさんのアカウントで情報が発信されていますのでチェックするとよいかも。

費用については、コスパ(検査項目数と金額)とタイパ(結果が得られるまでの時間)、検査結果の発行の有無、検査可能な曜日や時間といった利用しやすさで考えている方が多いようです。

5.ばれる?ばれない?匿名性について

①検査を受けた事実
保険診療の場合、健康保険組合からのお知らせのような通知で家族に病院を利用したことがわかる場合があります。
医療機関の自費検査の場合も、診察券や領収書・明細書の管理に注意が必要です。
検査キットは、家族で通販サイトのIDを共用していると購入履歴から知られる可能性はあります。キット自体は外装、個人名や品名に表示に配慮がありますので、開封しなければわからないように思います。郵便局留めや配送センター留めを選択できるところもあります。

②検査結果の表示
検査結果をセラピストさんに見せる場合、検査結果の氏名部分を塗りつぶした画像を作るのが一般的かもしれません。
自費検査のうち、オンラインで検査結果を表示する場合、本名と源氏名の併記や、本名の代わりに源氏名を表示できる医療機関があります。

6.参考(クリニック、キット等のご紹介)

クリニック

一覧(保険適用、自費あり)

このような比較記事もありました(PDFについては自己責任でダウンロード願います)

東京プレイヤーズクリニック(4/27更新)
予約でき検査の流れがスムーズ。自動受付後は番号呼び。検査項目の組み合わせがよく費用は抑えつつ、検査結果がでるまでが早め(よくある検査項目は翌日昼。一部の検査項目は日数が必要)。検査結果の源氏名表記可能。保険診療と自己負担の選択可能。治療可能。
セラピストさんもユーザーさんも利用している印象。診察券による自動受付、自動精算機が導入されています。また、受付とは別のフロアに検査のみの女性専用フロアができ、待ち合いが男性ばかりというのを避けられるようになりました。

予防会
診察券がない(交通系ICカードに紐付け)、受付後は番号呼び。看護師さんが採取してくれる項目あり安心、わたしが利用しているところはお風呂屋さん他の女性利用者が多いせいか今のところ待合いの雰囲気がよいです。検査結果の源氏名表記可能。治療も可能。

https://twitter.com/yoboukai/status/1790185260216447271?t=pD3iojy3SQ1812XjqjSqBA&s=19

▼検査キット
GME医学検査研究所
初めて利用した郵送性病検査サービス。サイトが比較的見やすく、サンプル受領から検査までの日数の明示など結果への信頼性を感じた。検査結果の源氏名表記可能。


まりこクリニック(公式サイトか要確認)
わたしはアマゾンで購入しています。欠品の時は公式サイトで購入可能なことも。現在のところ、郵送性病検査キットで一番「安くて早い」ところ。お勧めです。
細かいことを言うと、採血が難しい。わたしは必ず失敗して量が足りず再検査のオファーをいただく。そのサポートは丁寧。検査結果は検査ID表示。紐づけが弱いのでセラピストさんには勧めない。性別、生年月日、都道府県が表示されるので提示するとき加工が必要。

ふじメディカル
検査用の採血がランセット+ろ紙タイプでそれを支持している人が多い。(出血量はいるが、採血管やチューブに比べて採取がしやすい)

STD CHECKER
未利用です。
自社ラボ検査、匿名で受けられる、郵送検査認定業者あたりに信頼性を感じています。

比較記事
土日発送やプライバシーへの配慮など気になる観点で比較表や使用レビュー
https://www.yoshida-mh.jp/


▼HIV検査のサイト
研究が進み、現在では薬で発症を抑制できるようになってきています。社会生活やQOLへの影響は大きいので注意が必要な性病だと思います。

▼割引の事例紹介
紹介割

提携サイトからの購入割(サイトの会員登録が必要)

風俗従事者・利用者向けのセット割引


▼ランセット(穿刺針)について
微量採血用の器具で、指を傷つける痛みや飛び出す針の衝撃から苦手な人が多い器具です。比較的痛くないと噂のランセットはこちらです(アフィリエイトしてません)。

検査キットの場合、採取サンプルと同梱して使用済みランセットを返送することができます。もし送り損ねた場合は、お住まいの地域のルールを調べて廃棄してください。
https://www.nittokyo.or.jp/uploads/files/waste_leaf_single_page.pdf


ご注意ください

・記事を書いた時点と現在とで、実態が異なる場合があります。予めご了承ください。
・性的接触、粘膜接触で感染しうる病気を性病としています。
・性病検査を受けることをおすすめしていますが、その方法についてはご自身で判断してください。
・性病検査項目の考え方は、ポイントを絞っていますので、全てでも正解でもありません。
・同じ性病でも検査方法がいくつかあり、結果の正確性や結果判定にかかる時間が異なることについては触れていません。また偽陽性や偽陰性についても書いていません。

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