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2021年7月 今月の食の本


『日曜日はプーレ・ロティ
ちょっと不便で豊かなフランスの食暮らし』
川上朋子/著 CCCメディアハウス


この本は、エッセイで写真は決して多くないのだけど
フランスでの暮らしや情景が
体温をもって感じられるのがすごく好き。

副題にある
「ちょっと不便で豊かな フランスの食暮らし」
まさにここにテーマが集約されていて 

よく言うコスパ・費用対効果なんてケセラセラとでもいうような
フランス人の価値観や暮らしの流儀と
その中で変わっていった
著者の感覚を読んでいくのが楽しい。

ちょっとした不便の中に潜む
豊かさと自由を見つけるヒントがたくさん隠れてる。

無中になって
寝るのも惜しんで読む本の楽しさもあれば
ゆっくりゆっくり
寝る前にちびちび読むように楽しむ本もあっていい。
たとえすぐに全部読まなくとも
「ここに、その本がある」という気配が幸せをくれる本がある。

そんな感じで好きな本って
結局ずっと手元に置いて大切にしている本なんです。

この本も、私にとってのそんな一冊です。

―時間をかけることで、逆に、自由を生む余白を得られることがある―

天気のいい夏の夕暮れ時。
キンと冷やした花束茶やレモンスカッシュをお供に。
時には白ワインなんて飲みながら。
ゆっくり時間をかけながら少しずつ。

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