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やらなくていいと自分に許可を出す

絨毛癌に対するEMACO抗がん剤治療を始めて

5クール目に入っています。

抗がん剤開発をされている抗がん剤のよしわるしを知り尽くした先生が

患者さんの負担を少しでも減らしたい、体力た免疫力を維持しながら治療が続けられるようにと考案された野菜スープを始めて3週間。

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それまでの食事が明らかにたんぱく質が足りてなかったことにも気づき、

毎食、魚やお肉、豆乳ヨーグルト、納豆、チーズ、卵などをローテンションして食べるようにしました。

たんぱく質は、血液、筋肉、髪の毛や肌、粘膜、免疫を司る抗体など生命活動に不可欠な体の細胞の元なのです。

それを骨髄抑制を通じて痛感しました。


ただ、抗がん剤をしているので胃腸の働きも弱くなって消化吸収も落ちているので

負担がかからないように、30回よく噛んで。

野菜を食べ、たんぱく質を食べて、お腹に余裕があれば炭水化物を食べる。

腹八分目。

そんな食事に切り替えました。

そう、この食べ方は、糖尿病の方に指導している食べ方そのもの。

勉強になります。

糖尿病でない、見た目痩せていて普通の方でも、

血糖の乱高下で、低血糖だったり食後高血糖だったりってあるそうです。

それを繰り返すうちに血管が傷つき、膵臓も弱って糖尿病になる可能性がある。

糖尿病は暴飲暴食、外食が多くて太っている人がなるものというイメージですが、

実は痩せている糖尿病の方も多いのです。

鬱の方とか、気分のムラがある方とか、健康志向で食事量を抑えていたり、朝ごはん食べない女性とか。麺類が好きな方とか。

実はHbA1c(1〜3ヶ月の血糖の平均をみる数値)が高めだったり。

私も抗がん剤していると吐き気どめとしてステロイド剤を点滴したり内服するので

実は今高めなのです。

普段の食も、朝食べないことや、食事量全体が少なかったり、たんぱく質がなくて野菜とご飯、味噌汁だけだったりしてました。当てはまってますねー。汗

見直す機会をいただいて本当に感謝しています。

それもあって、食べ方に気をつけています。

そうしたら毎週の採血のたび、2クール目まで起きていた白血球減少がなくなったのです。

おかげさまで、10日間入院し、退院2日後に外来に行き、白血球下がっていたら3日間連続外来で白血球をあげるノイトロジンを注射しに病院に通いその翌日にはまた入院という、病院がうちみたいな生活から解放されています。

体力も落ちて副作用で疲れやすい中、毎日外来に通うのがきつかったのです。


休薬期間なく毎週抗がん剤を投与するEMACOは、

必ず骨髄抑制が起こる、起きなかった人はいない。

と見て下さっている絨毛癌に詳しい腫瘍専門の先生も言ってみえたのですが。

途中から起こらなくなって、先生たちもなぜだ、、、と頭をかしげびっくりされています。(^▽^)

多少の貧血はありますが。血球はちゃんと作られている様子。たんぱく質が働いて血液を作ってくれている証拠。と思いたい♪

変えてから1週間。白血球維持している。しかも上がっている。

食事変えたんですよー!といっても、

それは、、、汗。

もう少し様子見たらそういえますね。

と言われて3週間。下がらない。

自然治癒力ってあるんですね〜と笑顔の私♪ 

そんなこともあるんですかねえ。って先生。

ちょっと先生の受け取り方が変わってきたの、分かりますか(^^)


ただ、気づくとそれが義務みたいになって、やらなきゃになってしまうのが

私の悪い癖で。

やりすぎてしまうところ。

体や心の負担を顧みずに、目の前のことに突っ走ってしまうんですよね。

ちょっとくらいの無理、平気平気と思って

この10年やってきた気がします。

でも、気づけば30代半ば、

20代とは違いますよね。

体は正直。

食べてきたもの、やってきたこと。

全て出るんですねえ。

体と心を酷使し続けた結果が今なのかなあと

内省しています。

体にごめん、て。

心にもごめん、て。

そして、そんな私に付き合ってくださっている先生や看護師さんたちに感謝だなあって思います。


8月半ばから、食事も生活も元気な時は歩くようにして体力維持に取り組んでいました。

そして、4クール目途中から、なんだか疲れが。

家よりも病院にいる期間のが長いので、野菜スープを病院に持参して、朝晩飲んで

病院食(野菜、たんぱく質配分考えてあるのはさすがです)もなるべくいただくようにして。

って続けてきたけど。

早くも疲れが。。。

食べたい気がしないのに、体のためと思い無理して食べる、

今は野菜スープ飲みたくないな、と思うのに体のため、

と何回かやっていたら。

心を病みますね。

抗がん剤も生きるためだと決めてやっているけれど

こんないろんな辛い症状と付き合いながらやるのに嫌気がさしてきて。

悶々。


点滴のルートを取るのが研修医の先生がとってくださるのですが。

私の血管が細いのか、毎回失敗して2回は刺すんですよね。

毎週毎週。プラス採血毎週2回。

1クールで6回は刺す。

失敗したところは青あざになり、痛みもあって1週間は消えない。

プラス治療の一環で筋肉注射が4回。

1クールで10回刺す!!!

書いていて気づいた。そんなに刺しているんだ。。。(;_;)


限界だったんですね、失敗された瞬間。

もうやめてもらっていいですか。と口が勝手に。

看護師さん呼んでください。と私。


号泣しました。もう嫌だーって。

誰が悪いわけでもない。

ただ、もう体が拒否反応で失敗した瞬間、震えだしたので。

自分でもどうしようもなかった。

いろんな疲れが溜まってた。発散したかったんですよね。

8月は家族もいなくて、一人で治療していたのもあり、

子どもたちにも会えずで。孤独だった。


人前で泣いたの1年ぶり。

3回目の手術をしないといけない、でも、毎回出血多くて体がフラフラだったから

もう嫌だーってその時も、友達の胸で泣いた。

その時以来だった。


おかげさまでスッキリしました。

そんな機会をいただいた研修医の先生には申し訳なかったけど、感謝しています。

先生がトラウマになっていませんように祈るばかりです汗

その後、看護師さんや先生が配慮してくださり、研修医でない先生がとって下さるようになりました。

これまで何回か、業務上の諸事情などあって主治医の先生が直々に点滴の針を入れてくださったんですが、すっと1回で痛みもなく入れてくださり。それを経験しているからでしょうか。医療者側にも関わる身としては、どちらの立場もわかるし、お互い勉強なので、多少の我慢はしますが。患者心としては、うまい先生にやってほしいと思うのが正直なところです。

裏でどんな話が繰り広げられているか気になりますがー。汗

相変わらず、わがままな患者です。

でも伝えてよかったかなと思っています。

限界だったら、我慢すること、ないと思うもの。


で、食事もまたやらなきゃになってきていたことに気づいた今。


やらなくていいよ と自分に許可を出そうと今朝感じました。


体にいいとわかっていても、それは頭で考えていること。

大事なのは 感じる心。

そちらの方がとーっても大事。

心が満たされることが何よりも治療効果も上がる気がする。


何より、


楽しい!笑ってる!幸せ〜!


それが一番の薬。


疲れた時は、心にしたがい、食べたいものを食べよう!

美味しいもの食べよう!やりたいことやろう!

そして、心が満たされたら、また治療に戻ろう。


ヨガは朝の日課ですが、今朝はなんだかヨガはしたくなかったのでしなかった。

でも呼吸と瞑想はしたかったからしました。

それよりラジオ体操で体動かしたい!と思ったので

病室で点滴しながら、朝日浴びながらラジオ体操しました。

スッキリ気持ちいいー!

おかげさまで、この記事を書く元気が湧きました。


しなくてもいいと 自分に許可を出すこと。


心がしたいこと思うことをしよう!


心はどこにあるのか?


私は、心は腹にあります。と思っています。


丹田に聞く。


メリハリ って大事だなあと感じる今日この頃です。


ついつい、夢中になって走りがちな私なので


これからは、

走らずに 穏やかに 生きようと 思います。


そんなことを学んでいます。

今日も読んでいただきありがとうございました。

  


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