昨日、過去の自分から手紙が届いた。
20さいの自分へ━━━━━━━━━━。
先日、小学6年生の自分から手紙が届いた。
未来の私に対する明るい予測、期待に満ち溢れたあどけない文章に申し訳なくなってしまった。
こんな大人になってごめん。
「タイムカプセル郵便」
小学6年生の時、未来の自分に向けて手紙を書き、将来、その手紙が再び自分の元へ戻ってくるというタイムカプセル郵便というものを学校で行った。
何を書いたか、なんてもう分からない。
そもそも、そんな手紙自体とっくに忘れてしまっていた。
そんなタイムカプセル郵便が昨日届いた。
20さいの自分へ
ー青春ENJOYしてる?まさか○○高校にいったよね?
モテ期はJKの時だろっ!!絶対に月収50万円以上の職業になってね!
今とは違う、丸みを帯びた幼さが残る字で明るく綴られていたのは、未来への自分の期待だった。
あの頃の私は、とても快活で外向的な少女だった。
男子に混ざってサッカーをしたり、家に男女関係なく友達をたくさん呼んで遊んだり、とにかく今とは真反対の人間だった。
そんな毎日が楽しい脳内お花畑の当時の私の、無邪気な文章が、今のどうしようもない私を傷つけた。
こんな大人になってごめんね。
たったの数年で、こうも人間は変わってしまうのか、ということを学んだ。
この小学校を卒業し、中学校に入学するとすぐいじめられ、数日不登校になり、人間不信になり、性格がとことん暗くなった。
それからは、人と関わるのが苦痛で仕方なくて、生きづらい。
そんなことを知る由もない当時の私は、なんてアホらしくて、馬鹿で、そして、、うらやましいんだろう。
性格の違いが文章に表れる
当時の私は、!!や♪や☆を多用し、語尾は大体伸ばし、自分をウチと呼び、全体的にテンションが高い。
それに対し、今の私はどうだろう。
今、ご覧の通り、真面目くさったというと語弊があるが、テンションが一定で無機質な感じがする。
むしろ、ネガティヴなオーラさえ出ている気がする。
人は、成長していく過程で、性格も変われば、それにより文章の雰囲気も変わるのだ。
当時「は」仲良かった人達
手紙には、他に当時仲良かった人達の話がたくさん書かれていた。
それを読んでも心が痛んだ。
今も仲が良かったら微笑ましいだけなのだが、今その全員の連絡先を知らないし、そのうちの1人とは絶交までしている。
ちなみに、この絶交した人は、私のことをいじめていた人達と仲良くなったことで私を裏切って、集団になって、いいがかりを作って私を責めるという遊びをした。
こんな人を友達だと思ってしまっていた当時の私が可哀想。
人生の幸福度グラフ↓
成人式に行けないし行きたくもない
地元の中学入学直後にいじめられ、孤立し、転校した私に居場所なんてない。
小学ー中学の友達はいない。
私をいじめた人達、裏切った人達、さよならした人達、そんな人しかいない集まりに行けないし、行きたくもない。
振袖に憧れはもちろんあった。
「普通」の人はすることを、できない自分がいつも悔しかった。
それでも唯一叶えていたこと
ー無事に生きてる?
うん。無事だよ。
ここまで生きてそして、この手紙をちゃんと受け取れたよ。
事故もなかったし、重い病気にもかからなかった。
あなたが思い描いていた私には全然なれなかった。
ごめんね。
でも、私はまだ生きているから。
無事に生きているから。
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