旋律雛印

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ツイッターラーです。初心者です。(*・ω・)ノ宜しくです。 小説 「陽は沈み、陽はまた昇る」完結しました。 お読み頂き感謝いたします!

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  • 小説「陽は沈み、陽はまた昇る」

    「鬼退治」 「カエルポエム」を次々と生んだ 新進気鋭の作家による新小説が、今世界を揺るがす! この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは一切関係ありません。

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物語の『あらすじ』 と 『登場人物』

小説 「陽は沈み、陽はまた昇る」 作・ぼくもう疲れたよ 旋律雛印 +++++++++++++++++++++ 物語のあらすじこの物語は、 ある平和な村に起きる 騒動に巻き込まれた 二人の女『花』と『雅』。 小さな集落には『善と悪』の思惑が交錯し 絡み合う。その中で二人は翻弄されていく。 千里眼の能力を持つ 占い師『琥珀』の協力のもと、 囚われの友『雅』を助けるべく 仲間を集める。 仲間たちの力強い助けを得て 騒動の解決へと突き進む『花』。 ++++++++++

    • ポエム 『 池の畔 』🐸🐸

      作・ぼくもう疲れたよ 旋律雛印 ++++++++++++++++++++++++ ポエム 『 池の畔 』 池の畔に🐸さん 水の中から飛び出た🐸にびっくり尻餅 「イタタ!あなたが悪い!」 飛び出た🐸は言いました 「居るなんて知らなかった!アナタが悪い!」 🐸私悪くない! 🐸私も悪くない! 騒動を聞きつけ大人🐸がけしかけます やれ!もっとやれ! 🐸🐸2匹は可愛い出会いをしただけなのにね? おしまい 🐸🐸 +++++++++++++++++++

      • 『 第 零 章 』

        小説 「陽は沈み、陽はまた昇る」 作・ぼくもう疲れたよ 旋律雛印 ++++++++++++++++++++++++ 『 第 零 章 』 大きな木の下の一軒屋、 子供達の楽しそうな、笑い声が聞こえます。 「なんでなんで?」  「え〜〜!」 「どうなるの?」 家の中では子供達に 読み聞かせをしている様子です。 —— 興味津々な、 子供達の話し声がします。 —— 「楽しかった! どうもありがとう!」 「ぼくもすごく楽しかったよ!」 「あたしも! あ

        • 第二十六章 『 嘘 』

          小説 「陽は沈み、陽はまた昇る」 作・ぼくもう疲れたよ 旋律雛印 ++++++++++++++++++++++++ 第二十六章 『 嘘 』 花たち一行は、安珍の家を後にし、 帰って行きます。 その道すがら・・・ — 雷は騒動の最中、 疑問がいくつかあり、 雅にこう言いました。 「雅さん、なんで【霧の里】では、  男装してたんですか?」 雅はしばらく黙って、 「そんな事どーでもいいよ・・・  あんたには関係ないよっ」 怪訝な顔をして 突き放す様に応えます。

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        • 小説「陽は沈み、陽はまた昇る」
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          第二十五章 『 光 』

          小説 「陽は沈み、陽はまた昇る」 作・ぼくもう疲れたよ 旋律雛印 ++++++++++++++++++++++++ 第二十五章 『 光 』 もうすぐ夜明けです。 安珍の住処での騒動も終わり 四人は捕らえられ 役人が連れていきました。 家の中には 安珍の額から吹き出た血だけが、 生々しく散っています。 いつの間にか 陣・芋虫・源五郎の三人の姿は そこにはありません。 —— 「うおーーー!これでやっと終わったんだな!」 武蔵が背伸びをしながら 大きな声で叫びます

          第二十五章 『 光 』

          第二十四章  『 木 刀 』

          小説 「陽は沈み、陽はまた昇る」 作・ぼくもう疲れたよ 旋律雛印 ++++++++++++++++++++++++ 第二十四章  『 木 刀 』 花たちが安珍の家に向かうのと同時刻、 大蜈蚣の陣(おおむかでのじん)達も、 芋虫の仇討ちを果たすため、 安珍の元へ向かっていました。 「陣の兄貴、ほんとうに大丈夫なんですか?」 この期に及んで不安になる芋虫。 「お前はよ? あの安珍にハメられたんだぜ?  いいか? 仲間が皆捕まったんだぞ!」 弱気になる芋虫を 鼓舞する

          第二十四章  『 木 刀 』

          第二十三章   『 人 質 』

          小説 「陽は沈み、陽はまた昇る」 作・ぼくもう疲れたよ 旋律雛印 ++++++++++++++++++++++++ 第二十三章   『 人質 』 磯の香りが漂う此処は、安珍の住む 海岸沿いの元旅の宿。 古びれてはいますが、その佇まいは 大きく宿屋として営んでいたのが解るくらい 立派な建物です。 「うぅう・・うぅう・・・」 口を布で塞がれ、手脚を縄で縛られた雅が目を覚まします。 目が覚めた事に気づくと、 安珍は、口の布を解くよう 手下に指示をします。 「お、お前

          第二十三章   『 人 質 』

          第二十二章  『 窮地 』

          小説 「陽は沈み、陽はまた昇る」 作・ぼくもう疲れたよ 旋律雛印 ++++++++++++++++++++++++ 第二十二章  『 窮地 』 「カーン! ガッツ カーン! ガッツ 」 庭では、呼虎が薪を割っています。 昨夜遅くに父親が家を出て行き、 モヤモヤした気持ちを晴らす様に、 呼虎は一心不乱に汗を流しています。 「呼虎ーーー! 朝飯だよー!」 雅が呼虎を呼びます。 三人、囲炉裏を囲み、黙々と朝食を取り 誰も何も話しません。 皆それぞれ、父を思い、考え、

          第二十二章  『 窮地 』

          第二十一章 『 百人力 』

          小説 「陽は沈み、陽はまた昇る」 作・ぼくもう疲れたよ 旋律雛印 ++++++++++++++++++++++++ 第二十一章 『 百人力 』 「あれ? もう終わったの?」 裏手へ廻った花たちは、 結局何もする事もなく、 少し期待していた花ががっかりしています。 武蔵は頬を擦りながら歩いてきます。 「あんにゃろぉ、思い切り殴りやがったぜ・・・」 頬が少し赤らんできてた武蔵に、 井戸で濡らした手ぬぐいをそっと渡す雷。 「おめぇ!優しいなぁ!」 また、グリグリ

          第二十一章 『 百人力 』

          第二十章  『 御用だ! 御用だ! 』

          小説 「陽は沈み、陽はまた昇る」 作・ぼくもう疲れたよ 旋律雛印 ++++++++++++++++++++++++ 第二十章  『 御用だ!御用だ! 』 ザザザザザッ・・・・ 十数名の黒い装束に身を包んだ 捕り方役人が集まってきます。 料亭『喜代』を四方から取り囲んでます。 煌(こう)が耳打ちをした、 二人の御付きの手筈が整ったのです。 奥座敷、安珍配下の一味宴会の席、 襖を開けた武蔵がこう叫びます。 「おぅおぅおぅおぅ!  おめえら、いい加減にしやがれ!」

          第二十章  『 御用だ! 御用だ! 』

          第十九章  『 奥の間 』

          小説 「陽は沈み、陽はまた昇る」作・ぼくもう疲れたよ 旋律雛印 ++++++++++++++++++++++++ 第十九章  『 奥の間 』 『喜代の店』に向かう道中、 煌(こう)と琥珀(こはく)は、 皆より少し後ろを歩きながら 「琥珀様。 日頃、当家のお世話をして頂き、 有り難うございます。」 『煌の家』とはこの國の 國長の家の事を指す。 「ええんじゃよ・・・なんもしとらんよ」 琥珀は素っ気なく答えます。 「花様は不思議なお方ですよね。 人を動かす力をお持ちの

          第十九章  『 奥の間 』

          第十八章  『 小坊主 』

          小説 「陽は沈み、陽はまた昇る」 作・ぼくもう疲れたよ 旋律雛印 第十八章  『 小坊主 』 「さぁさぁ、遠慮なさらずに、お入りなさいな」 そう女性を本堂へと上げる 神宮寺和尚の姿がありました。 この寺では、 悩み事を打ち明けにくる人がやってきます。 薄暗く冷たい空気の漂う本堂内の一角には、 板の間に座布団が置いてあります。 「すみません・・私なんかの為に・・・」 ゆっくりと座布団に正座をし そうか弱く声を発する 女の名は『喜代(きよ)』 隣村からやってきた

          第十八章  『 小坊主 』

          第十七章 『 家紋 』

          小説 「陽は沈み、陽はまた昇る」 作・ぼくもう疲れたよ 旋律雛印 ++++++++++++++++++++++++ 第十七章 『 家 紋 』 花たちが村へ戻る途中、 一軒の家に立ち寄りました。 「おばさーーん!お久しぶり!」 「花じゃないか! 元気にしてたかい?」 そう声を掛けたのは、 名を『結(ゆい)』 花の遠縁にあたる女性です。 此処は、両親の居ない花が育った親戚の家です。 「うん!元気 元気!」 明るく笑う花のその後ろで、琥珀と雷が会釈します。 「そ

          第十七章 『 家紋 』

          第十六章 『夜明け』

          小説 「陽は沈み、陽はまた昇る」 作・ぼくもう疲れたよ 旋律雛印 ++++++++++++++++++++++++++++ 第十六章  『夜明け』 ニャーーー!ニャーーー! 猫が人の気配を感じ、 暗闇に目だけ光らせ鳴いています。 「ゆき! ゆき〜〜!」 ニャーニャー 甘え声になる猫の声。 「元気だった? 雪」 抱き抱えられた猫は、 ゴロゴロと喉を鳴らしながら甘えてきます。 「誰だい? 誰かいるのかい?」 猫の鳴き声で起きた香が、 寝床から身を乗り出し、

          第十六章 『夜明け』

          第十五章 『 素性と正義と 』

          小説 「陽は沈み、陽はまた昇る」 作・ぼくもう疲れたよ 旋律雛印 第十五章 『 素性と正義と 』 -------------------------------------------- 『霧の里』へ向かう旅路の最中、 二人は時間とともに打ち解けていきます。 「武蔵様は、その『花様』とは どの様なご関係なのでしょう? もしや、恋仲なご関係で?」 煌(こう)の丁寧な口調、立ち居振る舞いを 到底庶民とは思えない武蔵だったが 『素性の詮索はしない』と決めていた以上、

          第十五章 『 素性と正義と 』

          第十四章 『 母 と 父 』

          小説 「陽は沈み、陽はまた昇る」 作・ぼくもう疲れたよ 旋律雛印 第十四章 『 母 と 父 』 -------------------------------------------- 雅と呼虎が、安珍の追っ手から逃れ 山奥へと身を潜めて数日が経ちます。 猟師の見習いをしている呼虎は、 山での過ごし方を師匠から習っていたので、 二人共、衰弱する事無く隠れている様子。 「どうすんの?姉ちゃん」 呼虎がこの先の不安を吐露します。 雅を心配させまいと、 逃げはじめて

          第十四章 『 母 と 父 』