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プチminutes 「トースターとコーヒーメイカー」

を買った。

パンはフライパンで焼けばいいし、コーヒーは茶こしにフィルターでノンビリ淹れればいいや、そう思っていた。

でも心の奥底で「あればあったで便利だろう」という想いがあった。なんせ我が家はパンをよく焼きコーヒーも淹れる。

我が家にトースターとコーヒーメイカーがやってきた

キッチンの戸棚や壁が白いので色は白を選ぶ。抱えて帰る道のりが楽しくて楽しくて。わざと帰宅後も両方を箱から出さず一晩寝かせた。

早朝ぴごはんを終えるとキッチンで一人ニマニマする。まずはコーヒーから。手順を読みフィルターにコーヒーを入れ3カップほどの水を注入。

まだどこに置くか決めてないので取り急ぎ狭いシンクでコンセントに繋ぎスイッチオン。10秒も経つと「あ、懐かしい」音がする。長いこと原始的な淹れ方で30分かけて1杯作ってたのが、あれよあれよ「ぷうん」いい香りが漂よいコーヒーが出来た。

先日友人の家でいただいたコーヒーがあまりに美味しかったのでそれをいうと、「コーヒーメイカーを使いなさいよ。絶対美味しいんだから」と言われた。「本当かな?」その時も半信半疑。

慈しみながら1杯目を飲み干す。バランスがいい。これが本物の味だ。2杯目を注ぐ。ああ、もうまどろっこしい。3杯目も一気についで大船に乗って飲もう。

薄めにする 薄いながらバランスがいい これか

そしてさっさとコーヒーメイカー洗っちゃおう。手順をよく読んで割れ物に触るように。その場所が空いたので2、3杯目のコーヒーにほくそ笑みつつ、今度はトースターを取り出す。

これはもっと簡単。パンを置きガチャン。我が家の全粒粉のパンを早速ガチャンすると頭がはみ出る。今度は横に。ちょっと窮屈でギリギリな感じで、横を指で押し上から押さえ込みガチャンで下へ。

ユーロスターってブランド コーヒーメイカーと同じ

強度は6まで選べるが4にした。過ぎたるが及ばざるが如し。程なくポンと音がした。

ホテルの朝食コーナーでおなじみの

こんがりいい香りとともに真ん中が焼けたパンが頭を出した。指で補正したにも関わらず素直にポンって、なんて可愛いやつ。

この焼き方はフライパンでできなかった

早速バターを塗りサクリッ。

ヌリヌリ

はー、幸せだあ。

写真・文 大江千里  (c) Senri Oe, PND Records 2023

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