まだうらこうさく使ってるんですか?〜前歯のすゝめ〜
こんにちは。せんです。今回は新弾スターバースで登場したビーダル(はたらくまえば)のダイレクトマーケティングです。
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皆さんはビーダルをご存知でしょうか?
前歯がデカくて目がぱちっとしててなんか全体的にふわっとキモさのあるアレです。キモ可愛いの可愛いを取ったやつです。
これです。
スターバースが発売してビーダルが登場してから早2週間、まだこいつが注目されてる気配がありません。はたらくまえばがどう考えても強いのに。この強さ、革命的です。だから私がその強さを説明します。
まずテキストを確認しましょう。
特性:はたらくまえば 自分の番に1回使える。自分の手札が5枚になるように、山札を引く。
書いてあることやばくね??実質フュージョンシステムです。
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???「じゃあなんでシルヴァティGXはそんなに使われてなかったんだ!」
実ははたらくまえばは新出の特性ではありません。ご存知の方も多いとは思いますが過去に同じ特性を持ったポケモンがいました。
シルヴァティGX、特性ディスクリロードです。ついこないだ過去レギュの奈落へ落ちたのでもうスタンダードレギュレーションでは使えません。
ビーダルはシルヴァティGXと3つの点で差別化をはかれます。
1, 頂への雪道(無人発電所)への耐性
シルヴァティGXはルールを持つポケモンであるため特定のスタジアムにより特性を無くされます。ドローするために置いたポケモンの特性が消えてドローできなくなったら本末転倒です。頂への雪道(無人発電所)は常に環境の中に存在するカードです。デッキを回すためのメインパーツが止まると何もできずに負けます。大事なところです。
2, 取られるサイドの枚数
シルヴァティGXはGXルールを持つポケモンのため、きぜつしたときに相手に2枚のサイドを取られます。進化して特性を使わないといけない上に2枚も取られると大変キツイです。相手の残りサイド枚数が2枚のときに良い標的にされます。ボス、シルヴァティ、アザシター。
3, かっこよさ
シルヴァティGXはちょっとカッコ良すぎます。こんなのでドローされまくって負けたら嫉妬心からリアルファイトになるかもしれません。ビーダルくらいがヘイトを集めなくてちょうど良いです。
お分かりでしょうか?(←言ってみたかった)
ビーダルは雪道下で動けて、狙われてもサイドを1枚しか取られないディスクリロード(またはフュージョンシステム)です。
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次にうらこうさくラインとの相違点です。良い点、悪い点どちらもあります。
良い点
1, デッキの枠を消費しないため余分なカードを入れやすい。
2, 必然的にボールの多い構築になるので展開が速い。
3, ドローサポートに頼らなくて良い。
4, ビーダルラインは1進化のため、つまらない手札事故が減る。
悪い点
1, クイックシューターによる細かなダメージ調整ができない。
2, 特定のカードをサーチできない。
3, たきのぼり、アクアバレットをプランに組み込めない。
この悪い点に関してはメインアタッカーによってはほぼ関係なくなるのでデッキによって使い分けたら良いと思います。うらこうさくの方が向いてるデッキ(連撃ウーラオス、連撃テンタクル等)もあるしはたらくまえばの方が向いてるデッキもあります。私はピン刺しのカードの少ないデッキならビーダルの方が合うデッキが多いと思ってます。
良い点に関して、2の展開が速い。これが大事なんです。今のミュウは後攻1ターン目からメロディアスエコー(210~270くらいまで)を平気で飛ばしてきます。後攻1ターン目の終わりにポケモンが6体、エネルギーが3枚、サイドが残り4枚の状況を作れます。展開の遅いデッキだとミュウのスピードに追いつけず、後1メロディアスエコーからボスの指令2回で負けます。ミュウのスピードに追いつくにはこっちもスピードを上げないといけません。例を出せば、うらこうさくアルセウスのデッキで先行1ターン目にアルセウスV1体、メッソン2体並ぶくらいのスピードじゃ対戦はプラン通りに進まず、勝てるもんも勝てません。いつまでメロディアスエコー失敗するお祈りしてるんですか?
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やりくり軸との相違点。
良い点
1, 引ける枚数が段違いです。1面で最大5枚引けます。切るリソースに悩まなくて良いです。
2, イラストが(ry
悪い点
1, チラチーノはチラチーノ、チラーミィのどちらもレベルボールでサーチ可能です。ビーダルはレベルボールでサーチできないのでデッキの根本が違います。
2, マグマの滝壺、メロン、ポケモンVUNION等、トラッシュをリソースにするカードとの相性。しかしこれはビーダルラインでも構築を工夫することにより攻略可能です。
やりくりが良いデッキとはたらくまえばが良いデッキについてはまだ思考と試行が足りていません。ハッキリしてきたら追記します。(忘れてなければ)
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サンプルデッキ
ビーダルの良い点悪い点が分かったところで、サンプルデッキの紹介です。
アルセウスギャラドス
デッキコード[4xxx4c-q6h8CU-88ca48]
1/21に参加した新弾バトル15人で優勝した構築に少し手を加えたものです。
優勝時の構築は↓
ビーダルを2面たててアルセウスVSTARからギャラドスVMAXに水エネを加速。あとは殴っていくだけのシンプルデッキです。うらこうさくラインを使うデッキに対してはじんらいのめざめで特性を止めていきます。
フウロが実質的なサーチカードになるためあらゆる場面で重宝します。はたらくまえばで引いていけるのでドローサポートは要りません。
決勝を見ていたギャラリーから「こんなに展開されたら流石に勝てんやろ」と聞こえてきました。上振れなくても1ターン目からしっかり展開、2ターン目には全体的に進化させてトリニティノヴァで盤面を完成させる。うらこうさくにはできなくてビーダルにしかできない強みです。
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ビーダルラインとバトルVIPパスで一気に展開して畳み込むデッキタイプを[ビッパビッパシステム]と名付けました。バトルVIPパスってビッパって呼ばれてるじゃん?
デッキコード[fVbFVk-4NwpeP-5vVVkk]
ビッパビッパシステムスターターセットです。活用してください。
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最後にもう一度ビーダルの強みを確認しましょう。
1, 雪道で止まらない。(むしろ貼れる)
2, サイドが1枚のポケモンのため狙われにくい。
3, 枠がたくさん空くから構築の自由度が上がる。
4, 1ターン目から全力で展開できるスピードがある。
5, ドローサポートが必要無いから強いサポートカードだけ使える。
6, キモい。
以上です!
うらこうさくのジメレオンは多くの人が強さに気づいてから一気に高騰しました。ビーダルも買っておくなら今です。まだみんな気づいていません。
質問等あればTwitter(@Flameor_b)にDMください。
それでは、良き前歯ライフを!!!
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