マガジンのカバー画像

個人的に好きなやつら

12
詩みたいなものたち
運営しているクリエイター

#書くこと

人生で一つだけ、やりたいこと

やりたいことがずっと分からなかった。 だけど最近、はっきりとやりたいと言えることが一つだけ言葉にできた話。 やりたいことがある人からすると、やりたいことがないのは不思議だろうし、 かなり棘のある言葉を使うけど、やりたいことがない人は生きている価値がないと私は本気で思っている。誰かに思うってより、自分自身によくそう感じる。やりたいことに溢れている人たちといると、私はいつもそれくらいの劣等感を抱いてきた。 好きなことを語る人に対峙した時の、好きなことのない私の心境は、明確に、激

1君は、文章からしか私を知れない 私の実態は絶えず揺らいでいて 言葉で掬おうとすると全て零れる それが私 でも私が書いた言葉の中にはたしかに私は閉じ込められていて それは私の全てではないけど、私の一部であるし、本物の私 だから私って文の中にしかいないんだよね 文章が本体で、君が見ようとしているのは影だよ ごめんね 2書く度に自分が一つずつ分かっていって、 昨日の自分に縛られていく感じがする時がある だけど 形を留めているものは私の一部でしかない 私は何者でもあって