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2章:お湯シャン

やり方

ボウズ〜ソフトモヒカン
30秒しっかり流せばOK

ショート〜ロング
まずはブラッシング
軽く全体をお湯で濡らし
毛先にコンディショナーorトリートメント
湯シャン(3分間、シリコンブラシを使うと楽)
正中線→耳裏→襟足→側頭部
ベタつきが取れるまで
お湯の温度は40度でOK
乾燥肌の人は37度でもいいが低すぎると油が落ちづらい

メリット

  • 抜け毛が減った

  • 毛が太くなりハリ・コシが出た

  • 艶が戻った

  • 頭皮の乾燥フケががなくなった

  • 加齢臭、男子大学生臭が無くなった

  • 枕の臭いが無くなった

  • 顔のキメが整った

  • デコニキビが無くなった

  • カラーの色持ちが良くなった

デメリット

  • ベタつく

  • 床のものを取った時など頭が臭う

  • ブラシが汚れる

黒い制服が白いフケまみれだった人生

私自身が小さい頃から酷いアトピーで乾癬といわれる難病でした
ひっかくと血が出るから白い服はきれない、黒い服を着ても頭から
永遠にフケが出るので完全デッドロック状態でした笑
美容師という仕事柄頭皮を良くする為、何よりハゲげないため
勉強をし続け100種類以上のシャンプーを試しましたが、
まさか湯シャンにたどり着くとは思いませんでした笑

どんな高級シャンプーを使おうと改善しないお客様

そこそこいい値段の美容室で働いてきましたお客様の髪や頭皮のトラブルはシャンプーで解決です、シャンプー5000円トリートメント6000円頭皮の頭皮美容液8000円を使っても良くなったかわからない、メーカーに問い合わせれば「現状維持だけでもすごいんですよ、老化を止められてるだけ素晴らしい効果です!」と、なかなかつらい回答、、、笑ではなぜ改善しないのかお話しましょう。

70%の人の頭皮は乾燥し炎症している

とある美容メーカーの研究で日本人の7〜8割は頭皮が乾燥もしくは炎症しています、ちなみに人間の痒いという感覚は存在しなく
ちょっと痛いという状態ですそれは主に乾燥してるときにおきます。
大正時代のシャンプーの広告は『せめて月二回は!』昭和になると『御洗髪は、週一度!』昭和後期になると『毎日シャンプーしたっていいんです』平成ではヘアスプレーが流行ったこともあり『2シャン』それと同時に『朝シャン』も流行り始めます。令和後期にははたして1日何回シャンプーすることになるのでしょう洗いすぎて炎症してしているのにメーカーが行ったことは頭皮のかゆみ止めを発売しました儲かってしょうがないことでしょう、物にもよりますがシャンプーの80%は水、界面活性剤が15%残りが美容成分や香料です。儲かってしょうがないです。これこそ本当の水商売です。
ちなみにシャンプーを毎日する国は珍しく以前フランスで美容師をしていた時お客さんの殆どが週1回でした、美容室に来る前は2週間開けるなんてよくありました「どうせ美容室で洗うから」これが理由です毎日洗う人もいますが洗わないほうが一般的です。


お客様の頭皮は恐ろしく薄くなっている

ヘッドスパのお客様には頭皮をマイクロスコープで見ているのですが、トラブルを抱えているみなさんはだいたいこのような頭皮です

この頭皮は美容業界では素晴らしいとされています
表面がパールのように輝きツルツルで毛穴の周りは大きく広がっている、毛穴が呼吸しやすく栄養が吸収しやすい頭皮とされています。これはなんの根拠もないなんとなくそうだよね、という理論のもと業界で良しとされています。美容室では1年目にメーカーからこのように習うため全国の美容師が同じ認識です。

これがどのような頭皮かというと度重なるシャンプーに角質が剥がされつくされ実際表面に出てくるには早い弱い皮膚が表面に出てきています、毛穴の周りも削り取られ大きくクレーターのように広がってしまっているのです、頭皮が薄くなりすぎてしまっているため図のような頭皮になっています、出来上がっていない皮膚の表面は乾燥や紫外線ドライヤーの熱などに弱くすぐに頭皮を守れないためすぐに炎症し頭皮自体が薄いためしっかりと髪が毛根を張れず細い髪しか育たなくなっていきます。加齢によってけが細くもなりますがまいにちの度重なるシャンプーでそれを加速させている状況です。いま業界では「減シャン」という言葉が流行っています、湯シャンが難しくともシャンプーを使わない日をぜひ作ってください、髪や頭皮の悩みはたいてい解決します。

ベタつきの話

湯シャンをしているとぶち当たる壁がベタつきです、正直オイリー肌の人は毎日シャンプーしてもトラブルはないのではないでしょうか?そのような人は毎日シャンプーしてもいいと思います、乾燥肌、混合肌のひとは続けることでベタつきが無くなって行くことが多いです毛穴には皮脂腺という油を出す線が存在します、頭皮の乾燥が続くと潤わすため油を出そうとします乾燥が続けば油をより多く出すためこの皮脂腺がどんどんと大きくなって行きます。

これが混合肌の正体です通常よりも油がいっぱいでてしまうのです、なので夕方になったらベタついたりするのです、ベタつきを止める方法は頭皮を乾燥させないことシャンプーする回数を減らしてください、
ただ最初は皮脂腺も大きい為一日置きに湯シャン→シャンプー→湯シャンを繰り返しお風呂入る前に今日ベタついてないなと思ったら徐々に湯シャンを続ける日数を増やしてください。
また汗をかくことも重要です、皮脂は汗と混ざって保護膜になります運動後意外とサラサラしますよね、暑い日に外でじっとしていたりストレスをうけると脂汗のようにベタベタします、半身浴、サウナ、軽い運動なんでもいいので汗をかくようにしましょう。

臭い

最初にお伝えしますが頭皮だけが臭い人はいません
全身の体臭が臭いのです電車で頭皮だけが臭い人を見たことがありますでしょうか?全身から臭って来ていると思います。
ただ湯シャンを始めたてのときは臭いがします。
(いきない前言撤回かよ!!笑)
それは先程お話した皮脂腺が大きくなってることに関係します
本来皮膚はそんなに乾燥しないため少量の皮脂で十分です
しかし極度に乾燥してる場合大量の皮脂を急速に作る必要があります、この皮脂は通常の皮脂にたいして酸化しやすいため油が酸化した臭いがしやすいです、また頭皮に鼻をつけて嗅いだりドライヤーの時など温めると臭いはしますこれも徐々になくなりますが、シャンプーやコンディショナーにはマスキング効果と言って体臭を隠してくれる香料を使用します今までシャンプーの香りで隠れていただけで実は臭いは誰でもします、ただ乾いているとき臭いませんので安心してください、香りを楽しみたい人は香水やコンディショナーを使うと良いと思います。乾いた状態でも香りが気になる場合はまだ皮脂が多く出ている可能性がありますので湯シャンの時間を増やすかシャンプーする日数を増やしてみてください。
また食事が大抵体臭の原因になります肉類、にんにく、乳製品、辛いもの、アルコール、ファーストフードや冷凍食品を多く食べてる人は体臭、加齢臭が出やすいです、野菜や果物多めの食生活を心がけましょう。血液もサラサラになると髪にも栄養が行きやすくなりいい事づくしです。

白髪について

白髪の原因はわかっていないというのがリアルなところで、
酸化が原因だろうというのが各業界の今たどり着いている答えで
遺伝の作用で早い人全く出ない人などさまざ、湯シャンをすることで頭皮へのダメージは減るのである程度効果はあるかもしれないが、湯シャンを研究する機関はないので(儲からないから)永遠に立証されることはない、ただ頭皮マッサージをはじめて白髪が減ったという人や抗酸化力の高い食べ物 野菜やごま、ミックスベリーなどを意識してから変わったという人は多いので試してみてほしい。白髪の20%はまだ色素細胞が休止状態なのでまだ復活の可能性がある。

AGA(男性型脱毛症)湯シャンについて

残念ながら湯シャンをしててもハゲるときはハゲます涙
これは男性ホルモンの中にハゲろ!!と司令を出すものがあるからです。発症して5年で20%ほど無くなるそうなので、
妊活中以外の方はAGA治療をすることをおすすめします。
しかし湯シャンも同時進行もおすすめします。
AGA治療を始めてもワックスを使い続けシャンプーで毎日洗い続けた方がいらっしゃいます、最初は良かったのですが頭皮が薄くなるごとに毛は細くなり毛は多いが細く長くならない毛、寂しい頭頂部になってしまっています。量は薬で増やせても頭皮の厚みによる太さは回復できませんので、並行して湯シャンをしてください。
AGAは悪魔との取引で辞めると始める前よりハゲます。
湯シャンや食生活を気をつけて少しでも薬に頼るまで延命しましょう。

アトピーとの向き合い方

湯シャンをすることで頭皮の状態は良くなり、私はフケが減り痒みもかなり無くなった、しかし食事が荒れたり花粉の飛び始めなど非常に荒れることもあるその時は皮膚科の薬を、使う理由はそのまま待っていても治らなかったからだ、そこで渋々薬をつけて「なぜもっと早く使わなかったのか」と毎年2回は後悔している、アトピー・アレルギーは食事やストレス生活習慣など様々理由の複合で悪化する、全てをクリアできれば脱ステロイドも可能だが、途中経過での非常に辛い時期など私には接客業ということもあるが耐えられなかった。脱ステロイドを目指してもいいが私は体に悪い食べ物もたまに食べたくなるので、荒れたら薬を使ってまた荒れないように気をつけるという方法で気楽に付き合って行こうと考えている。

ブラッシングの必要性

人間には元々根本の油分を毛先に運ぶ能力があります、しかし
人生で1回でもカラーやパーマなどのケミカル処理をすると
その機能はボウズにしても戻らないとされています。
なので中学生までのあのツヤツヤな髪は帰ってこないのです、
しかしブラッシングをすることで根本に溜まった油分を毛先に運ぶことができます。お風呂に入る前だと根本ベタつきが浮くので湯シャンがしやすくなり、寝てる間に皮脂はよく出るので朝起きたらブラッシングをすることで寝癖もなおるし、毛先もうるおいます
髪がショート以上の人はブラッシングをしましょう。

ダメージヘア

カラー、パーマ、縮毛、ストレート、エイジングダメージなど
髪が傷んでいる方はトリートメントをおすすめします
湯シャンにはクエン酸リンスがよくおすすめされますが、
ダメージ毛の場合それではぱさつくと思います、
湯シャンの前に軽く髪を濡らし毛先にトリートメントをなじませ
それを流しながら湯シャンをするのがオススメです。
トリートメントは担当の美容師さんと相談してお好みのものを使ってください、気をつける点はしっかり流すこととベタついてきた場合は湯シャンだけにするか、軽くシャンプーするのがオススメです。使うシャンプー剤は石鹸シャンプーですが、頭皮に異常がなければお好みのものでいいと思います、なにで洗うかより洗う日数が重要ですので、あまり湯シャンに囚われすぎないことが重要です。

ヘアカラー

ヘアカラーは最初の1週間で半分ほど退色すると言われています
なので美容室では濃い目にそめます、ピッタリの色で仕上げるとすぐ明るくなってしまうからです。この理由は毎日シャンプーするからです。洗えば洗うほどカラーやトリートメントは落ちていきます、メーカーが言う1ヶ月持ちますは(週1のシャンプーで)が隠れています、退色を抑えたい場合湯シャンする日を増やすか、家でも色味を補給できるカラーシャンプー、トリートメントがオススメです。

ブラシの手入れ

ブラッシングにはKOIZUMIのリセットブラシをオススメしています。ピン先が細く丸くクッション性があるものならどれでもいいです。湯シャンをしてるとどうしても皮脂がブラシに付いて白く汚くなります、水洗いするとクッションの中に水が入ってカビるので、アルコールティッシュで拭き取るのがオススメです。

スタイリング剤

質問で多いのがスタイリング剤、基本的に使用可能なのは
ジェル、バーム、オイルのみだと思いますそれ以外は試してみないとわかりませんがシャンプーが必要です。
ジェルは水溶性なのでお湯で流せますバームは35度以上で溶け出します、オイルはつけすぎなければ
ワックスやムース、スプレーはお湯だけでは難しいのでシャンプーをしましょう、頭皮につけたくない場合泡で出るタイプのシャンプーを毛先になじませてスタイリング剤だけを落とすといいと思います。

ヘアダメージとオススメグッツ

髪の毛は
乾かさないで寝る→アイロン→ドライヤー→シャンプー
の順番で痛みます。
乾かさない人は最悪髪や頭皮にカビが繁殖しますこの臭いはどんなにシャンプーしても落ちません、カビキラーなら落ちるのかも、
濡れた髪はバラの茎のようにキューティクルが広がって棘のようになりお互いの髪を傷つけます必ず乾かしましょう、5分タオルで拭くのと5分ドライヤーするのではタオルのほうが倍乾きます、タオルを二枚使ったり、ドライヤーのときにマイクロファイバー手袋をつけて乾かすと早く乾きますので百均の髪の毛コーナーに行ってみてください。アイロン、ドライヤーは髪が傷まないどころか髪質が良くなるまで進化していますリュミエリーナのものかホリスティックキュアのものがオススメですメルカリなら1万円以下で手に入ることもあります、現在は2万円以上のものであれば各社大差ないのでお好みの物を使ってください。
シャンプーは洗えば洗うほど痛みますので湯シャンしてください。

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さらなる相談は是非お店に来て下さい‼️

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