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#君の横顔

僕たちのファーストデートの思い出。

僕たちのファーストデートはもう4年も前に遡る。
いつしかメールを送り合う仲になっていた僕たちは、恋人ではないけど友達よりも深い関係だった。よく言う「友達以上恋人未満」ってやつだ。

いつものように君にメールを返そうとしたある日、
「君をデートに誘ってみよう」となぜか僕は思った。
なぜかはわからないけど、あの日誘いたくなったんだ。

「来週の日曜日、映画行かん??」
たしかそんな文面だったと思う。
気恥ずかしさからちょっとぶっきらぼうに誘ってしまった。

君からの返信は、
「行く!!」
小さくガッツポーズをしたのを覚えている。

デート当日、初めて見る私服姿の君にドキドキしながら映画館まで歩いて行った。
映画が始まる。
観た映画は・・・なんだっけかな?覚えてないや。
でも、チラ見した君の横顔だけは鮮明に覚えている。

チラ見してるのがバレて、
「なに??」
って耳打ちされた。
「なんでもないよ。」
って僕は答えた。
このドキドキが君に伝わるのが恥ずかしかった。

そんな君と、いまでは隣にいるのが当り前になって、
デートに誘うのにも慣れてきたけれど、
今でも君の横顔にドキドキしてるんだよ。

(この話はノンフィクションです・・・。)


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