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SimRacing-ブレーキングの落とし穴

皆さんこんにちは一郎です。ここでは日本、海外から集めたSim Racingで速く走るための情報を共有していきます。目指せ上位3%シムレーサー❕

今回はブレーキングの落とし穴についてお話していきます。
1.遅すぎるブレーキ、2.ABSの効きすぎ、3.ブレーキの甘さ、ブレーキ初動の弱さ、4.曲がりながらブレーキ

1.遅すぎるブレーキ
Simracingを始めた頃、まずブレーキはできるだけぎりぎりで踏むことで速く走る、と皆さん聞くと思います。ただしこれは車の挙動を不安定にさせたままコーナーに進入して曲がり始めてしまうと遅くなってしまうことが多々あります。例えばブレーキを踏んで全てのグリップを使っている状態で、曲がろうとしてもアンダーステアがでて曲がれくなってしまします。車が減速->安定->曲がるという順序なので、あまりにぎりぎりでブレーキを踏むと減速から安定を待たずに曲がろうとしてしまうので結果として車の荷重が不安定になり速く走れなくてなってしまうのです。

2.ABSの効きすぎ
ABSというのはAnti-lock Braking Systemの略で強くブレーキを踏んだ時にタイヤがロックしてスピンするのを防ぐためのシステムです。高速でブレーキをかける&リリースを繰り返すため下の様なブレーキングのテレメトリーを描きます。この線を描くとグリップを限界まで使い続けることができないため素早く止まれなくなってしまいます。

グリップを限界まで上手に使ったブレーキングのテレメトリーは下のようになります。ジグザグがないので安定してグリップを使えていますよね。

3.ブレーキの甘さ、ブレーキ初動の弱さ
ブレーキはするどく踏んで緩やかにはなしましょう。したの図のようにブレーキのプレッシャーは一気に最大までいくのが一番でここが緩やかに上がっていくようだとブレーキが遅いということになります。また見落としがちなのが、ブレーキも素早く踏むのですが、アクセルも素早く離す必要があります。ブレーキと同様にゆったりとアクセルを離していると荷重が後ろに残ったままになるのでブレーキに必要なグリップを最大限発揮しづらくなります。

グリップの詳しい話はこちらも読んでみてください:

4.曲がりながらブレーキ
限られたグリップを最大限活用してブレーキを踏んでいきます。この時にタイヤが真っすぐになっていないと必然と”曲がること”にグリップを少し使ってしまいます。これが起きると最大のブレーキで減速することができなくなってしまうのです。ブレーキの初動ではタイヤを真っすぐにしてグリップの無駄遣いをせずに車を減速に集中させてあげるほうがよいと思います。
ブレーキで一気に減速したら、次はエイペックスに向かって曲がっていきますよね。この段階では今度は”ブレーキ”と”曲がる”を混ぜていきます。これはトレイルブレイキングと言われる技術ですね。こちらの紹介はまた別の記事で。

さいごに
今回はブレーキングの落とし穴について話してきました。必然とグリップの話や荷重移動の話がでてきてしまうので良かったら他の記事も参考にしてくださいね。


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