高齢化する世界をデザインで考え直す ーIDEO6つのコンセプト

「IDEO」が「エイジング」について取り組んだ、という記事が目を引いた。
http://wired.jp/2014/12/14/6-design-concepts-from-ideo/

「IDEO」はとっても素晴らしいデザインアプローチを持つ会社で、
「発想する会社」という本を通して初めて「IDEO」を知った時には、
「こんな素晴らしいデザインチームがあるんだ!」と興奮した(笑)。

アップルの初代マウスをデザインした会社ですから、
ご存知の方も多いかもしれませんね。

発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法/早川書房

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建築計画・建築デザインをそれなりに学んできたので、
デザインの威力というのは理解しているつもりで、
そのデザインを生み出すプロセスの難しさも、楽しさも、苦しみも、
理解しているつもり。

このデザインプロセスが実はイノベーションプロセスとなっているところがミソ。

商品開発やビジネスプロセスなどのイノベーションでも、
取り組み方としてとても参考になるチーム。

「徹底的な観察」を通して、「創造的飛躍」。

とってもとってもリアリスティックなアプローチをとっているところが、
重要だと思っています。
この非常に手間暇かかるところをすっ飛ばしてしまう企業が多いのが残念です。

そしてもっとも大事なのは、IDEO自身が自分たちのことを
「人間を中心に据えた企業」
と位置づけていること。
これは忘れがちですが、とても重要なことです。

でも今回のアウトプットは、ちょっとリアル感に欠けて残念です。
まぁ、記事でも「コンセプチュアル」と書いてあるので、
それは承知の上かもしれません。

IDEOのビジネスアプローチはとても参考になると思いますので、
ぜひご一読を。

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