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旅の途中(Vol.8)

長井市を訪れるきっかけ

私は2022年9月12日〜9月20日にかけてバイクで東北一周の旅に出かけていました(青森県弘前市を出発し、観光地を巡りながら太平洋側を南下し、福島県で折り返し、日本海側を北上して帰宅)。その話を聞いた、高校の級友である内村君に「長井市に行ってみない?」と長井市を紹介され、私は興味本位で旅の道中で寄ることに決めました。話を聞くまでは、長井市については何も知らず、紹介されていなければ寄ることもなかったかもしれません。

先に述べておくと、私は大学で地域経済を学んだり、目的を持って訪れた訳ではなく、旅の通過点の1つとして長井市を訪れたにすぎません。そんな旅人の感想だと思って見ていただけたら幸いです。

観光スタイル

SENNに到着して初めて山崎さんとお会いし、はぎ乃湯に向かう道中にこれまでの研究内容や、SENNで行っている事についてお聞きしました。特に印象に残っている言葉は「消費する観光」「関係人口」についてです。これは私の旅のスタイルにとても関係している事だと思いました。私は今までバイクでキャンプをしながら主要な観光スポットを巡り、写真を撮り、それをSNSにアップして終わりのまさしく「消費する観光」をしていました。それにどこかで物足りなさを感じていた部分もありました。
そこで長井市では、人と関わる事をテーマに街を歩いて回りました。今までの旅を振り返り、もう一度訪れたい場所はどこかと考えた時に、に依る部分が多かったのでこのテーマにしました(当初は1泊で帰るつもりが、2泊に増えました)。

街歩きから見た長井市

とてもボリューミーで美味しい朝食
日向ぼっこしている猫
気持ちよさそう…
カフェ山の下
とてもおしゃれな内観
カフェセカイスケッチコーヒー
とてもリラックスできる空間
子供達の新たな交流スペース
バイク神社
バイクで行くとコーヒーを出していただけるかも
長井市を流れる水路
気持ちの良い水の音で癒される

新たな発見

今回長井市に滞在して感じたことは2つあります。1つめは居心地の良さです。街を散歩していると、地域の方が挨拶してくれたり、話しかけるととても優しく対応してくれました(顔が見える関係)。また、水路を流れる水の音や夜には街中でも星が見えるぐらい自然豊かな環境にとてもリラックスできました(都会で育った私からすると、とても新鮮でした)。

もう1つは人と交流することで見える新たな発見です。今回長井市を訪れて、山崎さんや地域の方と言葉を交わしたことで、今まで知らなかった考え方や価値観、情報に触れたり、人と交流することの楽しさを再確認できました。特に私の今までの観光スタイルを見つめ直す良い機会になりました。消費する観光にプラスして積極的に人と交流したり、街を歩いて自分の住む街と比較してみたりして、「旅」が持っている魅力をこれから探しにいきたいと感じました(今回の出来事がなかったらずっと消費する観光だけをしていたかもしれない…)。

最後に

今回の2泊3日の滞在だけではまだ「観光客」と変わりないと思っています。今回関わってくれた方々とのご縁を大切にして、次は「関係者」としてSENNを活用して自分に出来ることを見つけていきたです(山形のお米を使ったお米屋さんのおにぎりを食べ損ねたので、次こそは食べに行きます)。

弘前大学 地球環境防災学科 4年 井元 士穏
(2022年9月16日〜9月18日訪問)

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