見出し画像

浜松の2つの東照宮

画像3


愛知県岡崎市の「滝山東照宮」は岡崎城から遠いが、

静岡県浜松市の「元城町東照宮」は、引馬城址にある。

画像2


西遠連合報徳社 浜松報徳館(大日本報徳社)の奥にある。

掛川城の横の大日本報徳社の建物よりは新しい。

画像1


「元城町東照宮」は、先に書いたように引馬城址にある。

「いつできたのだろう?」と由緒書を読むと、明治17年とある。

井上氏が建て、大日本報徳社が管理したという。


実は、名古屋城にも、岡崎城にも東照宮はあった。

「日本三大東照宮」は、久能山東照宮、日光東照宮と
https://www.toshogu.or.jp/
http://www.toshogu.jp/

滝山東照宮とも鳳来寺東照宮ともいう。
http://www.toshogu.net/

岡崎城内の東照宮は、明治9年、映世神社に合祀され、龍城神社となった。
http://home1.catvmics.ne.jp/~tatuki/

浜松城内の東照宮は・・・なかった。

城内にあったのは、八幡社と稲荷社である。

(築城時には五社神社もあったという。)

ところが、明治31年、浜松城の二の丸に東照宮が建てられた。

既に引馬城址に東照宮が建てられていたので、「元城神社」と改名した。

それで、元城の産土社が「元城町東照宮」と「元城神社」の2社になった。

金原明善の三方原用水により、三方原に茶畑ができ、

人が住むようになると「神社が欲しい」ということになり、

「一村一社。村に2社あると大変でしょ?」

と久能山東照宮に頼んで、「元城神社」をいただいた。

画像4

画像5


三方原神社
 旧、浜松城内にまつられていた「東照宮」を、大正十一年六月二十五日、ゆかりの地、三方原村へ迎えて、村民の信仰の中心となる村社とした。
 御祭神は、家康ですが、二代将軍、秀忠 三代将軍、家光のお二方も合祀されている。
 昭和二十九年、三方原村が浜松市へ併合により村社は解消となり、昭和三十一年九月七日、この東照宮は三方原神社と改めた。
 昭和四十八年、社殿老朽のため改築が行われた。そして社殿には三ツ葉葵紋付き茶釜と、勝海舟の「東照宮」の扁額などが納められている。祭典は毎年十月中旬に行はれ、神事、余興、投げ餅、屋台引き回しなどが催される。
                        三方原歴史文化保存会

画像6


2019年12月14日(土曜日)、「三方原開拓150周年記念式」が開催された。

あなたのサポートがあれば、未来は頑張れる!