東京都議会議員選挙(大田区)補欠選挙を予想 AIも活用
東京都議会議員選挙(大田区)補欠選挙が6月4日に投票されます。先月の大田区議会議員選挙と比較して、今回の選挙で政党支持者の動向と候補者の個性がどのように選挙結果に影響するか予想してみました。政党支持者の投票動向や候補者のメッセージやキャッチフレーズが、有権者にどのような印象を与えるかにも注目しました。投票前に知っておくべき情報が満載です。
大田区議会議員選挙の結果を振り返る
今年4月にあった大田区議会議員選挙は、定数50に対して、82人も立候補しました。日本最大の選挙でした。
ちなみに、前回2019年の候補者数は70人でしたから、多くの候補者で盛り上がったことがわかります。
結果、投票率 45.65%(前回42.74%) 投票者274,015人(前回256,160)
実に、17,855人分の票が増えました。
大くくりに政党票でみますと、
自民、公明、共産という既存政党が高齢化の影響もあってか4千票程度ずつ票を減らしました。
維新が一人勝ちの2万4千票増加。
獲得議席は、自民公明あわせて24議席と半数を下回りました。
大田区議会が大きく変わるか?
つかの間の期待をもちましたが、無所属議員が2人自民会派に合流し、あっさりと過半数を確保。
その他の会派も区長与党に取り込んでしまう。
鈴木あきまさ新区長はあっという間に政権の安定を確保したようです。
政党支持者の動向は?
大勢立候補する区議会議員選挙は、候補者の個性で票をとる要素が強いと思います。
少数で争われる都議会議員選挙は、政党選択の要素が強いです。
そして、今回は補欠選挙。
東京都政全体へ与えるインパクトもありません。政党の代表を都議会に送り出そうという政党支持者の動向によって選挙結果が占われます。
今回は、2人の欠員補充
自民党、日本維新の会、共産党、都民ファーストの会がそれぞれ候補者を擁立しています。
自民党 鈴木あきひろ 元都議
日本維新の会 細田すみよ 地元製造業社長
共産党 もり愛 前都議(今回の欠員当事者)
都民ファーストの会 奥本ゆり 元区議
みぞぐち晃一、原忠信、のお2人も立候補していました。(告示日5月26日追記)
各政党の区議選の得票数は下図の通り。
それだけみれば、自民、維新のワンツーフィニッシュで終了。
とはいえ、政党として組織化された票とはいえない部分もあるので、掛け目調整をしてみます。
共産党支持者は必ず投票に行って、政党が推薦する候補者に票を投じるので掛け目100%
都民ファーストの会はもっとも組織化されていませんが、ここは小池百合子与党を増やそうという強い意思がある勢力なので、あえて掛け目100%
そうすると、共産党に応援される もり愛 が抜け出しそうです。
立憲民主党の票も少なからず、 もり愛 に向かうでしょう。
都民ファーストの会の都議選への執念も軽視できません。自民党との選挙協力が定まらない公明党票をおさえる可能性もあります。
維新は、いまや野党第一の期待値を背負う政治勢力として、4月の区議選で得た結果をどこまでブーストしてくるか。
候補者の個性は選挙結果にどのような影響を与えるか?
維新は野党第一の期待値を背負う政治勢力であるだけでなく、候補者の個性としては最強な、地元出身、製造業社長、女性、という要素を並べました。学歴も、慶応義塾大学法学部卒と、他の候補者(青学、専修、中央)より信頼感があります。
そして、政治遍歴がないのも強みでしょう。
セクハラヤジ、出戻り補欠選挙、といったバッドイメージは政治経験があるからこそ。
東京都議会議員選挙(大田区)補欠選挙の予想について
候補者の個性に注目が集まるのは、政党への支持が強くない、無党派層の関心が集まってこそだと思います。
世の中の関心がない状態では、それぞれが対立候補の批判をしているにすぎません。
今回の補欠選挙にメディアの報道量が集まるか?
有権者が関心を寄せる争点があるのか?
維新の共同代表である吉村大阪府知事が、小池都知事に対するスタンスを示すか?
そうしたことで、選挙の流れが変わってくるでしょう。
政党支持票のみの投票に向かうとなれば、投票率は25%程度にとどまってしまうでしょう。
オマケ
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