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2021衆議院議員選挙ふりかえり~候補者のSNS運用

選挙ジャパン代表・コンサルタントおかたかしです。

今回の衆議院議員選挙は初の裏方デビューです。選挙期間中に忙殺されるのは、候補者時代と変わらないですが、中立的で視野が広くなるのがいいところです。

2021衆議院議員選挙ふりかえり

勝者は自民党

今回の衆院選は、野党共闘をした立憲民主党が勢力を拡大するとの事前報道が大勢でした。しかし、結果は、自民党は議席を減らすものの、単独過半数を維持。立憲民主が議席100を下回る13議席減の96議席と、1人負けの様相に。

事前調査では、野党共闘した多くの選挙区で見かけの数字は競っていたのでしょうけど、追いつくところまでの勢いではなかったのでしょう。

結局は、現職中心に地力のある自民党の勝利と言えましょう。

維新の躍進

代わりに、維新が30議席増の41議席と大躍進。立憲民主が左によって、ぽっかり空いた真ん中の改革野党ポジションに維新が陣取ったといえましょう。

もちろん、野党一本化されたはずなのに維新が入ることで政権批判票が割れて、自民党が漁夫の利を得た選挙区もあるでしょう。

立憲民主党のアピールポイント

政党の政策が魅力的であれば、その基礎票を上回る結果を勝ち得ることもできます。だけれども、野党第一党である立憲民主党の政策が響かない。2009年に失敗したはずの「子ども手当・所得制限なし」が公約に入っていたぐらいの財源無きバラマキ一辺倒。

それでも、若い世代にアピールするようにYouTubeを配信してもいた。にもかかわらず、世代が若くなるほど、立憲民主党支持が低下する体たらく。立憲民主党はなぜ若者の支持を得られなかったのか?というYahoo!を室橋祐貴さんが書かれていて話題になっていた。

「立憲民主党はツイッター上にいるコア支持者を見過ぎだ。」

とのこと。
そこまでツイッターを重視している政党とも思わないが、視野の狭さ、頑迷さを立憲民主党から私も感じました。

その最たるアピールポイントが同姓婚の主張。

セクシャルマイノリティに目を向けたものだ。だけど、セクシャルマイノリティの中でも、法律婚を希望するのはどれほどのものか?マイノリティの一部のための政策を、ドヤ顔でど真ん中においてしまってはマジョリティーをつかめないでしょう。

候補者SNSの運用

さて、私の衆院選での裏方仕事は、候補者SNSの運用でした。

SNSくらい候補者本人がやればいいと思われるかもしれませんが、早朝から駅に立って有権者へ訴えなければならない候補者本人がSNSのゴールデンタイムである夜中までSNSにはりつけるはずもありません。
もちろん、候補者の傍で盛り立てる事務所の正規スタッフにもSNS運用は手につかないものです。

そこで、2011年の議員デビュー以来、若者ばりにSNSネイティブである私おかたかしので出番です。

SNSは若者に擦り寄って

SNSをやるからには、若者にアピールせねばとなります。

今は、TikTok的な動画コンテンツが大切。

参考になったのが、衆院選の前哨戦、参院静岡補選の勝者・山崎しんのすけ参議院議員。

これすごいです。
Instagramのリール動画。
若手候補者のセンスに好感を持ちました。

私もリール動画あげてみました。

これで再生回数が8,000回いきます。
誰が見てるかはわかりませんけどね。

長い動画は編集するのに時間がかかってしまいます。

短い動画中心にSNSで出していると、普通のYouTubeよりも再生回数が稼げる傾向にあります。短期決戦の選挙ですから、短い動画に候補者の雰囲気をうまく乗せていきましょう。

SNSの運用といいつつ、簡単な動画は撮影・編集・投稿とひとあたりこなします。

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