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奈良の農家レストラン 農悠舎王隠堂(のうゆうしゃおういんどう)に行ってきました

奈良には、地元の食材を使ったそこでしか味わえないステキなカフェやレストランがたくさんあります。

コロナ禍の中、密を避けて食事できるところと言うことで、今回は、この五條市にある農悠舎王隠堂(のうゆうしゃおういんどう)さんをご紹介します。

王隠堂(おういんどう)なんて変わったお名前ですね。その名の通り、王様(南朝の天皇)が、この地域に逃れてこられた時にかくまわれたのです。そしてその功績から、天皇から姓名をいただいたそうです。今は、47代目。そしてそのお屋敷を改装されたお店です。

私たち夫婦が行ったのは、1月末。場所は、五條市の街中から、丹生川をさかのぼって西吉野方面へ。山の中を車でどんどん登っていき、狭い道に来たなーと思っていたら、着きました。

駐車場に車を置き、いよいよお食事に。

立派な門構のある農家です。

門を入ると立派なお庭。門から玄関までに手入れの行き届いたお庭を拝見できます。

玄関の土間も雰囲気があります。昔の庄屋さんってこんな感じかな。

お庭の見える広間に案内されました。

まずは、ウェルカムドリンクのゆずのりんご酒🍎

料理はコース料理のみで、前日のお電話でお伝えしていました。さて、何が出てくるのか楽しみです。
地元で取れた野菜が中心です。
一つ一つ味付けがされていて、ゆっくり味わっていただきました。一足早い菜の花のおひたしが美味しかった♪


続いて汁物。美味しいものを少しずつ。外のお庭の緑も味わいの一つです。旬のものは、ゆっくりひとつひとつ味わいました。

料理を載せるお盆を見るとこんな文字が。箸置きが季節の花というのもこころにくいですね。

お次は、お鍋。寒い季節には嬉しい一品。新鮮で甘い野菜も肉厚の椎茸も特別感がありました。

3種類のタレは、さくら塩、手作りの味噌、醤油。それを薬味に添えていただきました。

ふきのとうの天ぷらがあり、春を先取りした気分でした。また、こんにゃくも柔らかく美味しかったです。


この後の一品は、鮎、アマゴ、お肉から、好きなものを選べました。私はお肉をチョイス。柔らかくて口の中でとろけました。
他にも茶碗蒸しや、ごはん、お吸い物など。私はもう、お腹いっぱい。一緒に来ていたよく食べる夫も満足していました。

最後は、お抹茶とお茶請けのゆず巻き柿と、生姜、ゆずの砂糖漬け。
ゆったりする時間を満喫し、お腹も心も満タンになりました。

お会計を済ませる間、このお店の中にある調度品を見せていただきました。蔵に納められていた調度品や古物がこのお屋敷の歴史を物語っています。

壁にかけてあるのは刀?鉄砲?なかなかの年代物です!

ここは、前日までに電話で☎️予約して、行きます。コース料理のみで、私が行った時は、2000円、3000円、5000円コースがありました。その時に採れる食材を工夫して提供されているようでした。また、フリーズドライの食材や干し柿やお土産物など、お取り寄せもできるようで、この地域ならではのものがありました。
奈良の歴史に想いを馳せて、お昼のひと時を過ごしました。

場所  奈良県五條市西吉野町湯塩154
☎️ 0747-32-0073
インターネットショップ
http://www.nouyusha.com/

私はこの後、近くの西吉野桜温泉♨️という日帰り温泉にも行きました。
ここも、人は少なく、のんびりできるところです。

http://sakuraonsen.net/

誰もいなくて、独り占め❣️
きっと桜の季節は、その名の通り、露天風呂から見える桜の木が綺麗だと思いました。


五條市の西吉野でお腹も心も身体も温かくなって家路につきました。

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