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❌鼻血で首とんとんは、やってはいけない。

鼻血には昔から「上を向く」「首の後ろ(うなじ)をトントンたたく」「背中をたたく」などよくいわれている対処法がありますが、こうした方法には医学的根拠がなく、誤った方法です。
叩いたり、上を向いたりなどはむしろ、おこなってはいけない行為です。

そもそも鼻血とは

鼻の入り口の穴「外鼻孔(がいびこう)」といい、それより奥は粘膜で覆われています。鼻血とは、その粘膜の中にある血管が損傷し、血液が血管外、さらに粘膜外に出て、それが外鼻孔や咽頭へ流れ出した状態のことで、医学的には『鼻出血』といいます。

やってはいけないこと

  1. 首の後ろをトントンたたく (医学的根拠なし)

  2. 鼻にティッシュを詰める (これも良くない)

  3. 上を向く (誤嚥(ごえん)する可能性がある)

では、何をすれば?

落ち着いて椅子に座り、顔を少しうつむけて出血している側の小鼻を人差し指で5分間ほど押さえ続けます。その後小鼻から指を離して出血が止まっているか確認します。ほとんどの鼻血はこれで止まります。
実は、これだけのようです。

最後に

まだまだ昔やっていた悪しき慣習は、根強いようです。
困ったことがあったら、ググって最新情報で対処しましょう。

シニアの達人



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