見出し画像

便秘や腹痛が継続するなら虚血性大腸炎かも? その特徴と診断法

虚血性大腸炎の概要

虚血性大腸炎は、大腸の粘膜への血液供給が不足し、虚血状態となることにより発症します。発症の背景には、糖尿病や高血圧による動脈硬化、脱水からの血流低下や、便秘や浣腸が原因の腸圧上昇など、多様な要因が絡み合います。特に、高齢者や便秘傾向のある人、そして女性に多い疾患として知られています。


主な症状


典型的な症状としては、突如としての腹痛とそれに続く下痢、そして血便の出現があります。痛みは大腸の左部分、特に下行結腸やS状結腸に集中する傾向があります。また、吐き気や冷や汗を伴う場合もあるでしょう。

診断方法


血液検査では炎症マーカーの上昇が確認されることが多いですが、特定の疾患を特定するには画像検査が必須となります。腹部のCTや超音波検査で、虚血状態の大腸壁が腫れていることが視認できます。また、大腸内視鏡では縦走する潰瘍や赤い粘膜が確認されることも。注腸造影検査は現在少なくなっていますが、特徴的な狭窄像が見られる場合があります。




治療法


治療は、腸を休めることを中心とした保存的な方法が主流となります。重症の場合、絶食を伴う入院治療が考慮され、点滴での水分や栄養の補給が行われます。症状の和らぎとともに食事の再開が図られ、徐々に食事内容を変化させていきます。大部分のケースでは後遺症はないものの、時折腸の狭窄が起きることがあり、これが重篤な状態を引き起こす場合は、手術の選択も検討されます。


介護や病気の相談、老人ホームを紹介して欲しい、転職先を探している方などは以下の当社サービス一覧からご相談を受け付けていますのでお気軽にご相談ください。
●当社サービス一覧
https://bit.ly/3UOdZdd

●介護施設をお探しの方は電話相談受付中
08098023747

シニアnet介護

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?